【感想・ネタバレ】墓じまいラプソディのレビュー

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Posted by ブクログ

いろいろな考え方があっておもしろかったです。ちなみにうちのダンナに本のことを話したら、松尾壱郎と同じ意見でした。

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2024年05月15日

Posted by ブクログ

さすが、女性を軸にした社会問題を書かせるなら垣谷さん!

主人公と同世代の為、
しみじみと考えさせられた。

火葬は法律で決められているが、
関西と関東で、骨壺の大きさが違うなんて、びっくり。
葬儀屋のパンフレットで、たくさんのランクがあり、
○○焼きだの、お金をかければいいという問題でもない。
もそも、葬式自体、必要に思わない。
戒名もいらないし、お墓もいらない。

今では粉骨サービスがあり、コンパクトに保管できるし、山や海に散骨もできる。
以前は樹木葬を望んでいたが、年数が過ぎると合祀になるなら、最初から合祀で土に帰るのだっていい。
永代供養も決められた年数で、永久ではない。
骨はただのカルシウム。

ただ、ご先祖様や亡くなった両親、我が子にいつもそばにいて守られている感覚があり、朝晩手を合わせることは忘れていない。
自分が亡くなっても、ふと思い出してくれればそれでいい。
子供達に余計な負担はかけたくない。
そして、○○家としてでなく、○○子、個人として葬ってほしい。
死後離婚、いいかも。

夫婦別姓、
名前を変えるほうは、ほんとに、それまでの人生をまるっきり変更させられるような、大変な作業。
その辛さをたいがいは女性が味合わなければならなかった。
国は夫婦に子供という標準の物差しで制度を作っている。
一人一人、考え方、働き方、生き方が違う。
時代に全然追いついてない。
国や自治体の方に、この本をぜひ、参考にしてほしい。

早くに両親を亡くし、DVがもとで辛い思いをした五月が、明るくたくましくて、元気をもらえた。
しきたりや常識にとらわれない、それでいて、きちんと人を見、人情も深く、とてもよかった。

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2024年05月14日

Posted by ブクログ

これからも生きていく人の気持ちが1番大事。
全ての人が次の世代のことを考えることができれば、上の世代から思いやりが連鎖して、みんな幸せになれるのにな。

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2024年05月13日

Posted by ブクログ

言いたいことを全部言ってくれた!感。一気に読んでしまった。
結婚問題にからめて、墓守りや跡取り問題に右往左往する松尾家と中林家の物語。発端は松尾家の高齢の母親が、「お父さんと一緒のお墓には、絶対入れないで」と遺言したこと。ここで、「気持ちわかるわー」となった60代以上(女性)は多いはず。
これから、お墓や仏壇の問題は大きくなってくると思うし、核家族化(今やもっと小さな単位になっているが、、、)したことで、避けられない問題だった。今や、お寺の存続にも、、、、。
故人を偲ぶ気持ちはあるし、先祖あっての自分との思いもあるので、粗末にする気はないが、生きてる人が1番大事。無理してお墓を守ったり仏壇を構えたりするのには賛成できない派。
若い庵主さんが言った「変わらないものはない」は、全くその通りだと思う。自由でいい、お墓も姓も。時代が変われば常識だって変わっていくのだから。

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2024年05月06日

Posted by ブクログ

「もう別れてもいいですか」が面白かったので最新作を購入。期待を裏切らず面白い!誰もがいつかは経験するお墓問題。見たくない、知りたくない、関わりたくない、大切な事ほど面倒くさい。登場人物それぞれ周りにいそうでまたまた共感。終わり方もスッキリよい。勉強にもなった!

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2024年04月27日

Posted by ブクログ

田舎に実家がある自分にとって、お墓の問題は他人事ではないため、興味深く読ませてもらった。

テンポの良さやストーリーの面白さはさすがの垣谷美雨さんだと思った。

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2024年04月23日

Posted by ブクログ

墓じまいがテーマだけれど、そこに繋がる選択的夫婦別姓の話や、男尊女卑のような根深い課題が取り上げられている。分かりやすく読みやすい作品。
少子化が進み、地元を出ていく人が増え、墓守の役割を担えなくなる人はこれからどんどん増えていく一方。お寺さんも後継者不足、資金不足で大変。この問題、リアルな日本ではどう解決していくのだろう?

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2024年04月20日

Posted by ブクログ

冒頭から最後まで、男たちにムキーーー!!!
嫁や妻や娘など立場の違いはあれど、ほぼ全ての女たちの気持ちに共感。
一緒にむっとしたり、はあ?と言いたくなったりと、感情が上がりっぱなし。
これよこれ、垣谷美雨さんの世界。

夫婦や親子で名字が異なると家族の絆が...という言い分は、
無痛分娩だと子どもに対する愛情が薄くなるのでは?というくっだらない言い分と同じと感じる。

墓についても、死んでから暗くて狭いところに入れられるのは嫌だし、
さらに死んでからも見ず知らずの人と一緒に入れられるのは嫌だ。
義理家の墓はもちろん、実家の墓にも入りたくない。
申し訳ないけど、墓守よりも他のことに時間を使いたい。
死後家族を悩ませたくはないので、そろそろ遺言に残しておくか。
「宇宙葬を手配するので、どの墓にも入れないでください。万が一宇宙葬ができなかった場合は、適当に処分してもらって構いません。戒名も仏壇も不要です。絶対に恨んでデタりしません。」

日本はいつまで女たちの我慢と犠牲でやっていくのだろう。
ああ明るい未来が見えない。

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2024年03月23日

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すごい!めちゃくちゃ参考になった!
お墓を作ってもいつかは無縁仏になる。
考えることを先延ばしにしていたけれど、親や自分のお墓のこと、真剣に向き合わないといけない時がすぐそこまできている。親戚との関係もあるし、お金も絡むし、、、問題山積。

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2024年03月18日

Posted by ブクログ

主要登場人物たちそれぞれの視点からストーリーが展開されていく。
墓問題、夫婦別姓など、さまざまな現代社会問題が取り上げられていた。
喜子が、夫と同じお墓に入りたくないという願いを遺し、そのことから、家族や親戚を巻き込み、様々な問題が引き起こされていく。
墓の必要性や、生きている人間の大切さを問いかけながら、現代の墓事情がリアルに描かれていた。
登場人物たちの人間関係のひずみや、彼らの思いに共感を覚えるところも…
特に、嫁の立場の苦悩が丁寧に描かれていて、現代の女性の価値観の変化を考えさせられた。

五月の遠慮のない率直な物言いは、過去の信念や考えに執着している人たちの曖昧な感情を、一刀両断してくれる。
その鮮やかな切り口に引き込まれた。
家族の墓問題を通して、現代社会問題を今一度考えるきっかけを提供してくれる作品。




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2024年03月13日

Posted by ブクログ

お墓問題と夫婦別姓問題にまつわる話。

垣谷さんの描く女性たちは、ほんとうに気持ちがいい!
『男は言われなきゃわからないと言うけれど、だったら言えばわかるのかというと、言ってもわからないのだ。』そのとおり!

でも、男性の中にも素敵に変わっていく人もたくさん。

自分の名前や、いつかはやってくるお墓問題についてもわかりやすく学び考えることができた。

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2024年02月10日

Posted by ブクログ

むちゃくちゃ面白かった。自分も近い将来直面する墓問題。自分も産まれた時から墓守と決めつけられており、子供の頃から婿養子を取って、地元で墓を守るよう決められていたことの窮屈さ。他人が常識を振り翳して、他人の生き方を決めつけてきたことが、今の時代に合わなくなってきたよね。墓然り、苗字→跡取り問題然り、PTA然り、自治会然り。女が犠牲になって我慢して成り立っていたけど、おかしいよねってなり、古き良きいいものって言うのは大抵何もしてない男。墓も維持に嘘みたいな額のお金がかかったり、PTAも共働きが増え、男ゾーンにも実害が及んできて、やっと問題だと思われ、変動期に至っているんだと思う。不要なものは省いて、今生きてる人が楽になり、人生楽しめますように。

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2024年05月19日

Posted by ブクログ

面白かった。垣谷さんの本はどれでも面白いけど、今回は墓にまつわる話で、親族関係、親子関係、男尊女卑、夫婦同姓問題などを取りそろえて問題提起をしてくれていて面白かった。松尾家の光代は長女。次男の嫁の五月は他人事の婚家のもめ事を楽しんでいる。でもこの五月がカラッとしているので読んでいても笑ってしまう場面が多い。墓の事よりいま生きてる人間の方が大事だ、という真実を提示してくれる小説だ。でもうちはお墓を両親が亡くなった時に作ったけどな?子供たちが困らないように用意したつもりだけど、将来は重荷になるのかな?

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2024年05月16日

Posted by ブクログ

ベストセラー”老後の資金がありません”の著者の老後の先の物語。
登場人物を通して、墓じまい・夫婦別姓婚についての物語が展開されていく。10名以上登場人物がいるが、全員がお墓の問題を抱えてる事に驚き。冷静に考えるとなるほとと思わされる。自称フェミニストだが、本当は別姓になるのを死ぬほど嫌がる男とそれで熱が冷めて、結婚を破断にした女性など。95%が男性性を名乗るデータが有る現在の結婚の形態にも変化が出て来る事は容易に想像出来る。

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2024年05月02日

Posted by ブクログ

核家族、少子化、都市部一極集中で地方の衰退、夫婦別姓、等々さまざまな問題が交錯し、最終的には墓じまい問題へと繋がっていく。
墓についての考えもそれぞれで、死んで骨になったら魚の骨と同じでカルシウムだ、という考えに賛成した。
日本に墓石が出来て何年たつのだろう?
長い人類の歴史のなかでつい最近ではないか?
死は皆平等に訪れる。形あるものは、未来永劫などあり得ない。ただ、それだけのこと。

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2024年04月19日

Posted by ブクログ

とても読みやすい。
アップデートできる人とアップデートできない人もいる。
諸行無常、色即是空を心に留めてアップデートして残りの人生を穏やかに過ごしたい。

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2024年04月12日

Posted by ブクログ

墓じまい、自分も考えなきゃいけない。
でも親戚が文句言うだろうなあ。とほとんど同じような悩みを持つので、のめり込んで読んでしまった。

垣谷さんはいつも題材の選び方がすごくうまい。

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2024年04月08日

Posted by ブクログ

松尾詩穂は中林悟と結婚をするはずだったのだが、松尾家の祖母が祖父と一緒のお墓に入れないでくれと遺言を娘に託したことから、お墓とは何か墓守とは?様々な人達に問題が波及していく。諸行無常。色即是空。二つの言葉が印象に残った。

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2024年03月30日

Posted by ブクログ

世の中の中高年男性の皆さんに、是非読んでもらいたい。夫や舅にはとても言えない本音が溢れる一冊。まぁ、みんながみんな…ではないと思うのだけど。
少子化が進んで家制度が崩れつつある中で、お墓問題は他人事ではないのです。
個人的に墓じまいにかかる費用のところで、「えー!そんなに⁉」とびっくりしてしまった。
本当か調べてみなくては_φ(・_・
常識知らずと思われている五月の意見がなかなか的を射ていて面白かった。言いたいことをがツンと言ってくれる五月みたいな人が親戚にいてくれるといいなぁ。

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2024年03月30日

Posted by ブクログ

垣谷氏の凄い所は、誰もが思う本音を曝け出しつつ下品ではない点。何処かに盗聴器仕掛けましたかと言うほどリアル。身につまされない老後の物語り。

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2024年02月29日

Posted by ブクログ

読む年代によって感じ方が違うかもしれないけど 私は面白かったです。
垣谷美雨さんの小説には 時代錯誤な男尊女卑の爺さんや男の人がよく出てくるけど 女の人達がみんな強くて なんだかスッキリします。
「墓じまい」がテーマだから しょうがないんでしょうけど 夫婦 カップルみんな 墓と苗字で揉めてて どの夫婦の話?とちょっと混乱しました。

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2024年02月27日

Posted by ブクログ

墓じまいと言うテーマに色々な問題があることを改めて確認したように思う
墓守り・改装・親戚づきあい等々
自分の結婚の背後に、『墓』についてここまでの事は考えていなかった
親が亡くなり家を継ぐ者が居なければ実家は空き家となる
墓じまい同様に家じまいも考えなければならない


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2024年02月21日

Posted by ブクログ

松尾五月と同年代である私には他人事とは思えないほどの墓問題にとても考えさせられた。

五月ほど気持ちいいくらいにスパッと言えたら…と思うけど現実そうはいかない親戚付き合い。

四十九日法要前に突然明らかになった姑の「絶対にお父さんと同じお墓には入りたくない!」という遺言に義姉が奔走することから物語は始まる。

五月の娘2人の結婚後の苗字問題にもいろいろと思うところがあって…。

今はもう昔のしきたりなど言う人が減っている時代で、しかも少子化で墓守は誰が…となってくる。

五月、言いたいこと好き勝手に言っているようでいて的確でありスッキリさせられる。






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2024年02月17日

Posted by ブクログ

結婚の際の苗字の変更をどちらがするかや、田舎の墓をどうするかなどの問題を複数の家族を絡ませ描く。

墓じまいだけでこれだけの問題が発生するとは思わなかった。コメディでもありシリアスドラマでもある。

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2024年02月15日

Posted by ブクログ

私は実家のお墓に入れてくれるよう、子供と私の兄弟に頼んでいます。なんで旦那の実家のお墓なんかに入るのよ。他人だし。死んでまで関わりたくない。

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2024年02月14日

Posted by ブクログ

タイムリーだった。
まさに、「墓じまい」の最中だったから。
自分の「死生観」と共通する部分が多くて、ともすると罪悪感に苛まれそうになる作業を、励ましてもらったようにも思える。
去り際は美しく…と思う。

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2024年02月10日

Posted by ブクログ

墓じまいラプソディ
垣谷美雨さん。

読みながら、
恐ろしくなってしまった。

檀家って、大変だー。
墓じまいするにも、お金がかかる。
老後のお金が無くなるー!

いろいろな意見がある。

自分たちのこと。
しっかり、話し合わないといけないな。
と、思った。

夫婦別姓の件は、
あまり、深く考えてない私。
どちらでも良いと思う。

垣谷美雨さんの本は、いつも、共感する。
次はどんな本が出るかなー。
楽しみ。

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2024年05月16日

Posted by ブクログ

墓じまいとその周辺の今を生きる人々の人生模様。
非常識人間、鹿児島に縁、遺骨はカルシウム、墓なんて要らない、自分のことを書かれているのかと思った。
エンディングで実は…というエピソードがあったけれど、なかなか共感できるシーンがあった。
昔ながらの価値観を捨てられない主に男たち、既得権益は手放せないものなんだろうな、とこの著者ならではの描写も、慣れてきたので楽しめるようになってきた。
住職の対比もよかった。あの住職に会いに、自分も寺に行きたくなった。

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2024年04月02日

Posted by ブクログ

「絶対にお父さんと同じお墓に入りたくない!」
四十九日法要を前にして
姑が樹木葬を望む遺言を残していたことが明らかになった。
松尾家・次男の嫁である五月は義父、夫や義兄弟たちの行動を見守るが…
もうひとつの家族中林家もまた墓問題、息子の結婚問題に直面し…

垣谷さん、今回は「墓じまい」と「夫婦別性」に真っ向勝負!
「墓問題」は年を重ねると多かれ少なかれ直面する問題。
誰が継ぐの?
お墓が遠すぎるんだけど…、等々。
さらには、女性が結婚後に「息子の嫁」として
当然と思われていることの数々。

どこかの記事で読んだ
「日本人は占いよりも神仏を信じていない」
なるほど、と思った記憶がある。
朝の情報番組のほとんどで今日の星占いのコーナーがある。
ということは、それだけ需要があるということで…
一方、「墓」の話は普段は話題に上ることがほとんどない。
が、冠婚葬祭の際には俄然強大な力を持って
様々な軋轢の原因になりかねない。

『』の中で浮上する「墓問題」
当然、親子・親族間で話し合い(泥試合)が行われるのだが
その時、「嫁」にはほとんど発言権はない。
でも、いざ決定した後は
その責務は「嫁」ひとりにのしかかる。
他の親族は「嫁」に引き受けさせることで
ご先祖様を大切にしている錯覚に陥る。
はぁ…、とため息をつきたくなるが
そこは垣谷さんの小説!
松尾家・次男の嫁である五月がズバッと言ってくれる。

著者の垣谷美雨さんは
小説家になる前はシステムエンジニアで
仕事・子育てに奮闘されたと聞いた。
垣谷さんの小説の原動力となっているのは
社会に対する怒りみたいなもので
テレビや新聞、友人の話などが「これはひどい!」と心に突き刺さり
さらに、友人などから聞く介護の話など
日本はいまだに封建的で、男尊女卑の意識が残っていると感じることなどで
そこから想像が膨ららみ、小説となるそうだ。
確かに
子育て、介護の中心に嫁、妻、娘がいる時代が長く続いてきた。
少しずつ変わりつつあるとはいえ
正直、まだまだ道のりは遠いと感じる。

垣谷さんの小説は
自分では大きな声では言えそうにないことを
大声で叫んでくれる。
そんな気がしている。

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2024年03月24日

Posted by ブクログ

勉強になるなあ❗この年頃になると誰もが遅かれ早かれ考えなきゃならないお墓の話。
昭和の頃は親の面倒を見るのもお墓も長男か近くにすむ子どもが当たり前。でも、平成も終り令和、お墓は邪魔、子どもに負担はかけられない。
骨堂に安置してもそれがせまくなつたら古い順に合同墓、というよりは骨専用捨て場に安置となるならほんとに要らない。
うるさい親戚が死んだら生きてる人の好きなように処分して良いよね

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2024年03月03日

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