感情タグBEST3
Posted by ブクログ
塾に空手にスイミング、小学生の海斗はとても忙しい。けれどどれもどこか中途半端な自分に気づいてもいた。そんなある日、海斗は駅でストリートピアノを弾いているおじいさんに出会う。
なんとなく日々を過ごしていた海斗の世界がこの出会いによって大きく変わる。
やりたいことに出会い、真摯に向き合う姿は本当に美しいと思う。そして、海斗にピアノを教えてくれる青柳さんのスタンスがまた素敵で、良き指導者に巡り会えたことが、海斗くんの幸運のひとつでもあったのだろう。
素直に感動できる本だった。
Posted by ブクログ
誰のためにピアノを弾くのか
ピアノに限らず、なんでも、自分のためって堂々と答えられたらいいなぁ。
小学校高学年向けの本だけど、私たち大人こそ読むべきだと思いました。
Posted by ブクログ
5.6年から。塾に習い事に気持ちの入らない海斗が出逢ったのは、駅のストリートピアノをひくおじいさん。ピアノの音に魅了され、おじいさんとの出逢いが海斗の何となくな生き方を変えていく。
言葉がとても優しいリズムで紡がれていて、読んでいて心が安らいでいく。物語も大人も子どもも変わりなく通じる出逢いや音楽の良さ、ピアノ・ピアーノのに含まれるメッセージも心に沁みる。
Posted by ブクログ
ピアノピアーノとはイタリア語でゆっくり、のんびりを意味する言葉。人生もゆっくりのんびり焦らず、自分の道を考えていけばいいんだと思わせてくれる。子どもだけでなく、大人の心にも響く物語。