【感想・ネタバレ】怨み返しのレビュー

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

小学校時代のいじめに端を発した連続殺人事件。このトリックは、見抜けない。物語の凄惨さと、合間の笑いのバランスが、なんとも”おしい”感じ。なぜだろう…。上手く融合している作品もあるんだけど…。でも、それを含めても★5つ。面白かったから。 

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2011年09月04日

Posted by ブクログ

う~ん,プロットはよく出来ているが,田舎町の苛めの構造がおぞましい~大塚の公園に右手首を切断された絞殺死体が発見され,子どもの「どこ行く」の図がチョークで描かれていた。担当したのは祖父江。ナイスミドルだと思っている。第二の殺人は大阪で毛髪と頭皮が剥がされていた。被害者は42歳で山形の小学校時代の同級生で,いじめっ子グループにいたと知れ,苛めを止めようとしていたヤスオが警察に出向き,犯人は苛められっ子の梅田豊丸ではないかと推測を告げた。第3の被害者の予告から次はもう一人のいじめっ子で今はホラー小説家だと判断したが,推測は外れて引退した担任教師が両目を剔られていた。トヨマルの足取りは掴めないまま,ヤスオの身辺が警護されるが,そのヤスオの経営する精肉加工店から,冷凍され焼かれて陰茎を切り落とされたトヨマルの遺体が発見され,ヤスオは姿を消していた。最後の予告は,この事件の女性管理の住所で,右耳を切り落とすと告げていた~まずペンネーム。誰かが何と読むのだろうとインターネットで検索するのを期待するように,奥付の作者名にも振り仮名を付けていない。まんまと引っ掛かっちゃったけど。昭和41年福岡生まれで調理学校卒後,映画館勤務をしていたらしい。「リビドヲ」という本が一冊あるのか。ペンネームの件では作品の中でも触れられているが,出版社は本名を掴んでいるだろうから,もっと良く調べれば,笹部芳樹でないことは解るだろうし,精肉店が小野寺の名を使っていることにも不審を抱くだろう。苛めの構造が複雑であり,庇っていると周囲から見られている者が一番下の被害者であったってこともあり得るから,まあはらはらどきどきのミステリーって事で楽しく読めば良い

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2010年08月25日

Posted by ブクログ

こういう謎解きな話は好き。おかげで一気読みできた。

合間合間の刑事さん同士のやりとりは
猟奇的な殺人の話ばかりじゃ滅入るかなぁという作家の遊び心?
はたまた緩急の『緩』?
そんな感じで私は好意的に読み終えた。
主役刑事さん、いいおじさんじゃないですか。私は好きだぞ。

いかにも、な謎解きといい事件といい
いい感じで仰々しくて面白かった。

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2010年05月12日

Posted by ブクログ

小学生のときに受け「どこ行き」をもとにしたたいじめの仕返しと思われる連続殺人.犯人は最後まで分からない.

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2010年04月17日

Posted by ブクログ

 祖父江忍が所属する警視庁捜査一課第三強行犯捜査六係が呼び出された現場にあったのは、絞殺され、右手を持ち去られた男の死体だった。そばには直径10センチくらいの円、そして放射線状に書かれた線、そして「100 右手」「514 頭皮頭髪」という言葉、そして小石。妙に懐かしい感じがするそれは、子供の頃に遊んだ「どこ行き」であり、書かれた通りに殺人は続いていくのだった。

 昔の遊びにひっかけた物語の展開はおもしろい。しかしながら、動機がいまいち理解しがたかったり、その他の設定がご都合主義だったり、不必要だったりでいろいろもったいないなぁという感じ。誰も「ケイ子」の本名を知らないってありえないでしょう。そして、麻美の不倫うんぬんかんぬんのくだりはどこにどう必要だったのか。最後の夫人のための会合シーンとか、何のために必要だったんだろう。あと、ここぞという時の方言のやりとりは、狙いすぎて興ざめ。

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2015年04月12日

Posted by ブクログ

平和な住宅街の一角で発見された、右手首のない絞殺死体。側には、チョークで描かれた奇妙な図形と数字…。「これは、奴からのメッセージだ」―背筋が凍る猟奇性。予測できないスリリングな展開。そして、驚愕の結末。新世代警察ミステリー。

「いじめ」に「猟奇殺人」。
犯行の動機などは確かに…ですが、
担当する警察官は一般人と変わりないというか。
主人公の刑事の明るさが(1つ陰湿なことをしでかしましたが)、面白いですね。

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2010年04月20日

Posted by ブクログ

小学校5年生の時にあったいじめと30年も経って起きた連続殺人事件。キーワールドはいじめの連鎖。警察内の不倫云々は全く意味ないというか、書かれた事自体が邪魔でした。

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2010年04月20日

Posted by ブクログ

んっ? 前の作品と作風が変わってませんか??
猟奇的連続殺人事件を追う警察の視点と、その
事件の発端となる小学生の苛め...が交互に書かれ
動機と犯人を浮き彫りにしていく構成なのですが
文章自体がやけに軽いタッチで、事件の重さと
一部噛み合ってないように思えます。
それ必要っすか? と思えるようなギャグやコント描写
がやけに浮いて見えます...よね?

連続殺人事件のトリックは...まぁベタなトリックなのは
OKとしても事件の関係者がこうも近い関係と範囲で
登場し絡み合ってくるのはどうしてもご都合主義としか
思えないのは残念。前作のもっとカオスでメタっぽい
展開を期待してたんだけどなぁ。むー。

作中登場するホラー作家同様、この作者自身も
警察に対して何らかの悪意や嘲笑を感じますw。
なんかあったのかしら?

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2010年04月19日

Posted by 読むコレ

んっ? 前の作品と作風が変わってませんか??
猟奇的連続殺人事件を追う警察の視点と、その
事件の発端となる小学生の苛め...が交互に書かれ
動機と犯人を浮き彫りにしていく構成なのですが
文章自体がやけに軽いタッチで、事件の重さと
一部噛み合ってないように思えます。
それ必要っすか? と思えるようなギャグやコント描写
がやけに浮いて見えます...よね?

連続殺人事件のトリックは...まぁベタなトリックなのは
OKとしても事件の関係者がこうも近い関係と範囲で
登場し絡み合ってくるのはどうしてもご都合主義としか
思えないのは残念。前作のもっとカオスでメタっぽい
展開を期待してたんだけどなぁ。むー。

作中登場するホラー作家同様、この作者自身も
警察に対して何らかの悪意や嘲笑を感じますw。
なんかあったのかしら?

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2013年02月25日

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