【感想・ネタバレ】きみがつらいのは、まだあきらめていないからのレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

ネタバレ

13歳の娼婦、DV癖(ドツく側)のあるセミナー講師、子育てに苦悩する怪しげ健康アドバイザー…タフに生きる女性と彼女らに関わる男たち。彼らの風景を切って貼っつけトリミングすると、彼らの生き様がグイっと心に入ってくる。そのテクニックが抜群に美味いなぁと思った。

特に気に入ったのが「有希子の場合」と表題
「有希子の場合」、風俗嬢なら不幸なのか?家庭に収まっている主婦や表の仕事をバリバリこなしている人より不幸なのか?道徳観念の根底に疑問符をなげかけておいて…

表題作「きみがつらいのは…」でバブル崩壊期の銀行に勤める主人公がウツに悩む。銀行員というしごくまっとうな仕事だが、組織を生き延びさせるため顧客の生活をぶった斬るような人に不幸をもたらす生き様を描写

道徳観念とか法令とかを守るか否かは、幸福と不幸の分かれ道に決定的な振り分け要素にならないのかも知れないなぁ

0
2014年06月29日

Posted by ブクログ

様々な形の男女の出会いや触れあいを描いた7つの短編。どの作品の女性も心に哀しみや傷を抱えながらしなやかに生きている。そして、関わる男逹のヘタレっぷりに共感してしまう。どれも先を読みたいと感じさせるラストがまたいい。

0
2011年11月23日

Posted by ブクログ

漠然と想像していた内容とは違い、微妙な関係性の男女を描いた作品集。
悪くはないけど、特筆すべきポイントもなかった。

0
2014年03月26日

Posted by ブクログ

・・・想像していたのと違ってました。
女性・・・孤独・孤独・・・絶望?・・・といってもいいような・・・仕事や人生、といったものではなく「熟年夫婦」がテーマなのかな????

「きみがつらいのは、まだあきらめていないから」
この題名でワタシは、「孤独の先にあるひとすじの光明」みたいなのを想像していたんですよう。書いていてテレるけど。
でも、そういった作品ではないです。

0
2012年12月30日

Posted by ブクログ

7編の短編集。タイトルに惹かれて手にした一冊は、期待とは裏腹。でも、最後の2編はジーンときた。最後の解説の中で、「人間は生まれる前から、あらゆる困難や悲しみ、辛さに対峙することを知っていて、その時をなんとかやり過ごすための準備をしながらいきているかもしれません」「辛さの原因は、自分の心にある」の言葉が残ったかな。

0
2012年06月23日

「小説」ランキング