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2004年出版だから約20年前の作品だけど、大人になった今読むと刺さる描写が多い。小料理屋を舞台にしたヒューマンミステリーだけど、大人の恋愛要素もあって。近所にこういうお店があれば今の私なら入れるのかな、と考えてしまう。タイトルも素敵。
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東京•丸の内にひっそりと店を構える「ばんざい屋」を舞台に、様々な人間模様を描いた本。
お店のお客さんのドラマが1話ごとに綴っていて、さらに毎回お腹が鳴ってしまいそうな季節の素材を使ったお料理がストーリーと絡み合ってたくさん出てくる。
物語が進むに連れ、女将である美鈴さんの過去が明らかに。ミステリーを読んでいるようなドキドキ感と、次々出てくるお料理のワクワク感が入り混じって、本当に味わい深い素敵な小説だった。
本当にこんなお店があったら行ってみたいなと思う。また、読み終わったらわ周りにいる、自分を大切にしてくれる人をもっと大切にしようと思った。
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東京・丸の内の片隅にある小料理屋「ばんざい屋」。女将(おかみ)の作るちょっぴり懐かしい味に誘われて、客たちが夜な夜な集まってくる。クリスマスの嫌いなOLの悩み、殺された常連客が心ひそかに抱いていた夢、古い指輪に隠された謎と殺意……。数々の人間模様をからめながら、自らも他人(ひと)にいえない過去を持つ女将が鮮やかに解決する恋愛&ヒューマン・ミステリーの傑作。
ミステリーというより恋愛小説かな?
親になるのであれば子供に顔向けできないような事だけはしちゃいけない。と思う私は厳しすぎるか。過ちを正すチャンスも必要か~。
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出てくる料理がおいしそうで、淡々とした小説や漫画が大好きで~って話をしていたら母が貸してくれた本。
ミステリーの要素あり、食べ物はおいしそう、好みどストライクですぐ読み終えた。
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「ばんざい屋」は場所は東京·丸の内にあるのだけれど、一歩お店に入れば京都の雰囲気漂う小料理屋。
おいしいおばんざいがあって、どんなこともそっと受け止めてくれるような女将·吉永さんがいて‥行ってみたいな。
季節が進むにつれて、女将の過去も明らかになっていく。
かぼちゃの煮物を丁寧に作りたくなった。
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小料理屋「ばんざい屋」の女将が、訪れる客たちに生じる謎を解き明かす。そんな女将にも複雑な過去があって・・・。謎解きもよかったけど、女将と清水の恋愛模様のほうが印象に残った。いい関係だなぁと。
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京都の小料理をベースにした気さくな独り者が行く居酒屋さんの連作短編かぁーと
思いきや。。
なになにー
ミステリアスが潜んでるじゃないですかぁ。
なかなかよかったですー♪
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女将さんの過去も、ばんざい屋に持ち込まれる事件も、結構重いのだけど、読後感は何故かさらっとしているという不思議な作品。
季節ごとのお料理が美味しそうで、自分でも丁寧に料理を作りたくなる。
出てくる小道具(アンティークではない、ブロカントという言葉を初めて知りました)も、想像力が刺激されました。
虹色のプリズムが見えるガラス細工のブローチや、清水さんが女将にあげるオルゴールだとか、女性ならきっと画を思い浮かべると思う。
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期待せずに読み始めたからか、びっくりするほど大満足。
不思議な出来事はないけど、不思議なタイミングが重なって。
人生いろいろ。
その経験が今の自分を形作っている。
それをありのまま受け入れることが大切。
そう実感させてくれる。
女将さんと清水さんがここまで若いとは思っていなかった。
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東京・丸の内の片隅にある小料理屋「ばんざい屋」。おかみの作るちょっぴり懐かしい味に誘われて、客たちが夜な夜な集まってくる。クリスマスの嫌いなOLの悩み、殺された常連客が心ひそかに抱いていた夢、古い指輪に隠された謎と殺意……。数々の人間関係をからめながら、自らも他人に言えない過去を持つ女将が鮮やかに解決する恋愛&ヒューマン・ミステリーの傑作。
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おばんざい屋のミステリアスな(後半でその前半生は明らかになるが)女将と、そこに集うお客たちとの人間模様。
「いとおしさ」が、この作品の最大の魅力だと、解説者は言う。
確かに、こんな小料理屋があったら、常連客になってみたい。何ともホッとする店の雰囲気と、何よりも女将の手作りのおばんざいの美味そうなこと。
ホラーが(苦手で読んではいないが)得意の著者が、こんな人情ミステリーを著すなんて。
ぜひとも、シリーズ化してもらいたい傑作。
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ばんざいやの女将のもとに集まる客と、後半は女将自身の秘密に迫っていく展開で飽きることもなく、ノンストップで読めること+大きな事件があるわけではなく(死人がでることもあるけど)普段の生活における些細なことに関して決して首を突っ込みすぎることなく程よい距離の中で客を見守る女将の姿が清々しい印象。
女将自身の過去は思った以上にハードだけど、それを乗り越えて今があるっていのは説得力があったと思う。
もし続きがあるなら楽しみな、ほっこりできる話でした、
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本のプレゼント交換?みたいなのでいただいた本。
多分自分では手に取ってなかった本だなーとは思う。
でも面白かった。あと食べ物の描写が美味しそう。自分は好き嫌いが多くてあんまり食べれないけど...
食べ物が美味しそうな描写がどこかでみたことあるなーってずっと考えてたんだけど、たぶん妖怪アパートだと思う。
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とってもほっこり。
ごはんが美味しそうで、
流れる時間がゆったりしていて、
主役の女将がしなやかで美しくて凛としていて、でも可愛くて
ここ最近読んだ中では人に進めたいNo1かも。
続きもよみます!
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季節の日本料理と謎を主題とした連作短編集。
雰囲気としては北森鴻氏の香菜里屋シリーズの女性版といったところでしょうか。おかみさんの人生がちょっと激し過ぎるので、もう少しソフトである方が純粋にばんざい屋の空気感や料理を楽しめると思います。
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ひっそりと開いている、美味しい料理をだす
けれど、それほど高くない、
そういう小料理屋の女将は
美人と相場は決まっている。
作中では、とびきりの美人ではない、とあるけれど、
そこそこの美人であることは間違いない。
で、料理が上手で出しゃばらないのに気配り上手。
ずるいなぁ。。。
絵になるなぁ・・・
で、そういう女将には謎がある、
これも決まりごと。
やっぱりあったかぁ秘密。
中身は、苦みもコクもある大人のお話。
大人になるということは
いろんなことがあるってことなんだなぁ。
「桜夢」の
愛人、つまり全くの他人を死亡保険金の受取人に
するのはかなりむづかしいと思われるし、
ほぼできないんじゃないかと思うのだけど。
この親父も自分の子どもに残せよ!と
不倫を許せぬ私は思うが。
緑の桜は見てみたい。
清水さんとのやり取りは
なかなか新鮮で面白い。
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美味しい物が食べたくなる。。
料理の描写だけではなく少しミステリー要素もあり面白かった。
女将と清水さん…もうちょい上の年齢を想像して読んでいたから、意外と若くてビックリした!
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何よりばんざい屋のほっこりした雰囲気がとても素敵!おいしそうなおかずの数々、それぞれいろいろ抱えた登場人物たち。解決していく話はどれもほっこりした。ばんざい屋に通いたい。続編もあるみたいなので楽しみ
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京風の家庭料理の小料理屋「ばんざい屋」が舞台の短編連作ミステリー。
数奇な過去を持つ女将とアンティーク屋を営む清水の恋愛ミステリーでもある。客が持ち込む謎解き含めて面白く読み進めました‼️
料理が魅力的ですね
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高原ダイアリーと並んで、柴田よしきさんらしくない爽やかな話。高原ダイアリーは高原のカフェだけど、こちらは東京丸の内の居酒屋。
女将の出す料理も美味しそうだけど、緑色の桜の盆栽を眺めながら花見をしたり、桜飯に使う桜とかコンビニの脇に植えられてる寒緋桜、葛仕立てにしたヤマボウシの実‥‥など花や植物が物語に上手にアクセントをつけている。
食器や花瓶として使われてる陶器やアンティークのアクセサリーなども同様に好きな人にはいい味付けになっていると思う。
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グルメ・ミステリー風の前半はなかなか面白いが、途中から女将と骨董屋の恋愛話になり、終盤の女将の人生模様みたいな展開になると、やはり女性の作家が書いたものだなとガッカリ。
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目次
聖夜の憂鬱 ばんざいやの十二月 女将吉永長崎真奈美 南瓜の煮物
Christmas Blue 清水啓一
桜夢 ばんざいやの三月 塚本忠志 藤田 八木浩美 桜飯
Cherry blossom’s Dream 女将 清水圭一、徳一郎 立川瑞恵
鬱金 御衣黄
愛で殺して ばんざいやの七月 河田正一郎 塚田万里 村山
Love like Poison 吉永悦子 清水啓一 谷山美鈴
思い出ふた色 ばんざいやの十月 司 たま玉川幾子 真子
Black&White Memories 塚田万里 清水啓一松茸の土瓶蒸し
たんぽぽの言葉 ばんざいやの四月 斎藤 丹後タンコ美香 村山
Dandelion’Smile 丹波佐和子 若井翔太
吉永 清水 さくらんぼのゼリータンポポの根のきんぴら
ふたたびの虹 ばんざいやの六月、それから…… 吉永 清水
All the Colors of the 糸川ナミ 河村陽子 塚田万里
祭池晃一郎 宇和島 雪弥 谷山美鈴
あなたといられるなら ばんざいやの九月 吉永千太郎 吉永時枝
The End of a Perfect Day 坪井 清水 吉永 雪弥 そば茶 ゆべし 山栗 やまぼうしの実
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1つずつの話を通して、最後は過去をテーマにまとめられているように感じました。
こんな小料理屋さんが近くにあればいいのに!
読んでてほっとした結末でした。
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おばんざいの言葉に惹かれて手に取った一冊。
女将さんの作るおばんざいはどれも美味しそうで、夜読むにはお腹に悪い。笑
恋愛ミステリーということで、ビブリア古書堂的な雰囲気で、お店に訪れるお客さんの短編が続きながら、「ばんざい屋」を営む女将さんの恋が進んでいくお話。
ただ、ラノベのような感じでは無い、30代後半の落ち着いた大人の恋が魅力。
思いがけずフランスとの繋がりもあったりして楽しめた。
フランスの蚤の市は、この内容に何故こんなに人が集まる!?と思ってしまうほどガラクタばかりに見えるのだけど、皆お気に入りのブロカントを見つけて、上手にアレンジしているのだろうなと思う。
この近くも他の国からも含めて200万人が集まるので、ほんと皆好きみたいです。
作中で語られる、緑の花を咲かせる桜。初めて知りました。普通の桜とは違った魅力を持ってます。
いつか見てみたいものが、また増えました。
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爽やかな読み心地。最初の「聖夜の憂鬱」の仕掛けにほっこりはしたものの、この後もこんな感じなのかなと不安になったが,どの章も驚きがありながらほっとする話でした。話がすすむにつれ「おばんざい屋」の女将の過去も明らかになって来てそこも読み応えあり。
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季節の食材を用いた京都の家庭の味おばんざいを提供する「ばんざい屋」。
そこに集まるお客たちにまつわる謎を静かで謎に包まれた女将が解決(といっても本人がしゃしゃり出たりはしないのだが)していく話が序盤の主軸。
もの静かな女将のおかげもあってか店の中もいい意味で穏やかに感じて居心地がよさそう。こんな店あったらぜひ常連さんになりたいものである。