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Posted by ブクログ
電車の中で見た広告で気になって見た日に書店で購入した1冊
あとから200万部突破しているものだと知り驚きましたがとても納得です
ミステリーと個性的な主人公が好きな私にはぴったりな作品でした。また、昔医療系の進路を考えていたのでさらに作品に入り込むことができました
ミステリーだけど謎が難し過ぎないし、話の展開も早かったのでかなり読みやすかったし読み終わったあとの満足感もありました
最後の方で天久鷹央が「小鳥は私のものだ」と言っているシーンがいつも都合の良い存在として扱っているだけではなくしっかり必要としているのだなと感じられたので良かったです。その後すぐに「使い勝手がよくて、からかいがいのある男」と言っているのも愛が伝わってきていいですよね。
この本が人気の出る理由は1回読めば十分わかりました。もう一冊の方も読んでみたいです。
Posted by ブクログ
※ネタバレを多く含みます。
知念さん作品は初めて手に取るのですが、医療ミステリに興味を持ち、読ませていただきました。
個人的に1番最初の短編が、推理モノが好きな身としては、お気に入りです。
伏線を綺麗に回収する推理小説というだけでなく、医療の知識を、推理の一要素として綺麗に織り込んでいる点に惹かれました。
その他の篇では、事件解決のキーポイントが、医療の知識に多分に依拠しているものが多かったですが、「不可視の胎児」では、医療というものに対する鷹央の姿勢に胸を打たれました。
Posted by ブクログ
過去刊行された天久鷹央シリーズは名前を聞いたことこそあれど読む機会がなかったため、加筆・修正した完全版が出るということで「ぜひこの機に!」と手に取った
著者の知念先生が医療に明るいこともあり(というよりも現役医師)、読みやすい文章とは裏腹に医療現場特有の生々しい緊迫感のようなものも伝わってくる。
作中で暴かれるトリックは、如何にもミステリーっぽいものから医療現場だからこそ起こりうるものまで様々で、じっくりと楽しませてもらった。
そして、何よりもこの天久鷹央というヒロインが魅力的で、緩いときとキメるときのギャップが最高。いとうのいぢ先生のイラストも素晴らしい。
絶対に苦労しそうと思いつつ、小鳥遊のように彼女に振り回されてみたいと思った読者は多いのではないだろうか。
Posted by ブクログ
前から気になっていたシリーズ。
完全版発売とのことで購入。
著者が現役医師とのことで、本格ミステリーかと思ってましたが、予想以上にラノベでした。
理論上は可能でしょうけど…そうはならんでしょ(笑)
みたいなシーンもありますが
ただラノベとして見ると登場人物も魅了的ですし、短編集で読みやすいですし、章を挟んで張られる伏線も論理的でかっちりとしていて面白いです。
こんなことを言うのは野暮ですが、一人でナイトダイブできる人が潜水病知らないわけないでしょ…とは思いましたw