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Posted by ブクログ
『プロ作家・脚本家たちが使っている シナリオ・センター式 物語のつくり方』は、創作の世界に新たに足を踏み入れる人々へ向けた、実践的なガイドブックです。この本は、日本随一のシナリオライター養成スクールであるシナリオ・センターの蓄積された知識とメソッドを公開しており、脚本、小説、マンガ原作など、あらゆる創作活動に応用可能な表現技術を習得することができます。連続ドラマ脚本家の70%以上、コンクール受賞者の90%以上がこのスクールで学んだ創作術には、設定のつくり方、登場人物の造形、物語構成の立て方、シーンの描き方など、創作の基礎から応用までが詰まっています。
この本の特徴は、物語創りの四大挫折ポイント―心構え、執筆ツールの選択、執筆進行方法、そして具体的な書き方―に対する具体的な解決策を提示している点にあります。創作初心者が直面する「何から手をつければいいのか」という問題から、執筆作業を「いかに楽に、かつ効果的に進めるか」という実践的な課題まで、読者を丁寧に導いています。
また、本書には、アイデアが浮かばない時に役立つ「あべこべ法」や「あるある法」、セリフ作成に便利な「セリフはうそつき法」など、すぐに試してみたくなるユニークなメソッドが満載です。これらの技法は、読者自身の創作活動を一歩前進させるための刺激となるでしょう。
シナリオ・センターの創設者であり、新井一樹の祖父である新井一によって確立された「シナリオの基礎技術」は、創作を志すすべての人にとっての貴重な財産です。『プロ作家・脚本家たちが使っている シナリオ・センター式 物語のつくり方』を手にすることで、読者はその技術を自分のものにし、創作の鬼門を乗り越えることができるでしょう。
Posted by ブクログ
私は小説を書きたいという思いから読み始めましたが、脚本、映像作品、漫画、ゲームシナリオまで、幅広く応用できる物語の作り方の基礎が体系的に書かれています。
入門としてはかなり整理されてわかりやすく、オススメです!
Posted by ブクログ
創作するうえでとても参考になったと思う。自分なりに本書を要約したドキュメントを作るくらいには有用だった。とくに物語の作り方や魅力的な登場人物の作り方について、これまで言語化できなかった部分をきちんと言語化して書いてくれていて、なるほど、と思った。
Posted by ブクログ
物語を見たり読む時の参考に読んでみた。
物語を書くなんて恐れ多いですが、物語を読み解く上でも面白かった。
本を読んでいる時、たまに読んでいる話の別の展開やIFのふとしたアイデアが浮かぶのですが、細切れのアイデアだけでは話にはならず。
物語を構成する全体の地図として解説してくれていて、自分の考えてたのは地図上のどこについてのことなのか?何が不足してるのかを考えるのも楽しめた。
例文の中に"大学の友人と安酒を家飲み、zoom飲み、居酒屋"など、酒に関するワードがやたら出てくるのがなんか良かった。