【感想・ネタバレ】君のために鐘は鳴るのレビュー

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Posted by ブクログ

 島田荘司先生の「21世紀の『十角館の殺人』」という帯に興味が湧いて読んでみた。デジタル・デトックスのために集められた人々が訪れた島で連続殺人事件が起こるクローズドサークルものかつ密室がメインの本格ミステリーだった。近未来という設定を利用した密室トリックや登場人物のミッシングリンクが魅力的で面白かったが思っていたよりもSFの要素が強く「ポスト『十角館の殺人』というよりはポスト『すべてがFになる』というべき作品かなぁ。」という感想も浮かんだ。また、最後にどんでん返しがあるのも良かった。

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2024年05月19日

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「第7回 金車・島田荘司推理小説賞」受賞作。作者は中華系マレーシア女性作家とのこと。
クローズドサークルの状況下で発生する連続密室殺人。お互いが疑心暗鬼になっていく様や伏線張りが丁寧に描かれていますし、デジタル要素が加わった前代未聞なロジックで解決するところは目を見張るものがありますが、同時についていけない部分もあったのも事実で、良く出来ている割に手放して褒められない感が拭えませんでした。

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2023年11月12日

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ネタバレ

21世紀の十角館
文字通り受け取ることはできないが、AIによる物語というパターンは初めて味わった

これはこれでアリなんじゃないかな
今後もし誰かの作品で同じギミックを使われたら、二番煎じとして低評価は不可避だけど、個人的には初回祝儀という評価

フルAIによるミステリーで溢れかえる時代が来るのかもしれない。今という時代の転換点にしか出せない小説、その意味では先駆けとして後年評価される、かも

ドアの取手の真相は良かった
タッチ式の自動ドアの前で立ち止まってしまうのも似て非なるモノか

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2023年10月17日

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島田荘司推理小説賞受賞で著者はマレーシア人。
デジタルデトックスのため、孤島に訪れた人々の中で起こる殺人事件。語り手はすべてを見ているが、なぜか他のメンバーには彼の姿が見えないらしく…
デジタル時代のクローズドサークル。無理やり感もあるが、未来ならではのトリックや認識のちがいなどなかなか面白かった。

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2024年02月29日

Posted by ブクログ

最愛の妻を亡くし引退したベストセラー作家が、ある日目を覚ますと、そこは見知らぬ孤島だった。やがてやって来たのは「デジタル·デトックス」ツアーの参加者たち。メンバー相互の会話や、視線を合わせること、読書や音楽を聴くこと、メモを取ることまで禁じられ、殺生も厳禁という環境の中でひたすら己と向き合うのだという。しかしそこで殺人事件が発生した。作家はすべてを目撃するが、何故かメンバーの目には彼の姿は映らない…。
島田荘司推理小説賞受賞作とのことで、推薦文にも《21世紀の十角館!》と書いてあり期待大で読んだ作品でした。
設定は面白かったのですが、これはSFなのでは?期待していただけに残念でした…。

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2023年11月25日

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