感情タグBEST3
Posted by ブクログ
[ 内容 ]
会計は、無機質でつまらない数学の羅列、あるいは記録と管理のためだけのツールではない。
本来の会計とは、価値を創造し、ビジネスを成功に導き、社会をより良くするために役立つものである。
企業の様々な活動が、財政状態と損益にどのような影響を与えるかを大局的に捉え、企業活動の本質を理解するために必要不可欠な「会計的思考法」を解説するのが本書。
経営者、ビジネスパーソン必読の書。
[ 目次 ]
第1章 会計の目的と基本的な仕組み(何のために会計を学ぶのか 会計の目的 ほか)
第2章 企業の財政状態と損益を大局的に捉える(企業活動は三種類に分けられる 資金の調達 ほか)
第3章 企業活動の本質を会計から理解する(企業活動の本質は価値創造 企業が創造すべき本源的価値 ほか)
第4章 ビジネスを成功させるために大切なこと(本源的価値を生み出すために ビジネスを成功させるために大切なこと ほか)
[ POP ]
[ おすすめ度 ]
☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
共感度(空振り三振・一部・参った!)
読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)
[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ]
Posted by ブクログ
本書は、下記のような4章構成1.会計の基本2.企業の財務状況の大局的捉え方3.企業活動を会計的視点で捉える4.ビジネス成功への鍵1、2、3章は、言うまでもなくPL/BS/CFの話。ビジネスマンなら当然理解しておく内容であるので、私にとって目新しいところがなく、退屈であった。が、4章は、他の章と赴きが全く異なり、著者が考える企業哲学を展開する。それによると、企業の第一義を「金をもうける」ことにおいてはならない。「お客様のお役立つ」ことこそ、ビジネス成功の鍵である、と主張する。最初は「そんな青臭いこといってもねー」と思っていたが、最後のほうではすっかり説得された。この本に出会えてよかった。
Posted by ブクログ
お客様を幸せにし、世の中をより良くするという企業の本源的価値を高め、追求していくために、会計情報はどのような位置づけにあるのか、というお話。実際にどうやって会計情報を活用するか技術的な話はまるでなくて、どちらかというと経営者の精神論に寄っている。それはそれで興味深いし、志高く生業を極める職業人になろうと思えたから、良い本だった。
この本だったかな、特になるほどーと思ったのは、新たなビジネスは新しいことを始めるだけではなくて既存のものを深めることでも築くことができるという話。
あとは、資産や費用の増減は利益剰余金を通じて貸借のバランスがとれているという話。仕訳の仕組みから貸借が合うのは当たり前だと思ってたけど、理論としては利益剰余金がミソだったのだなぁと目から鱗でした。
Posted by ブクログ
前半は会計の基本的な内容からはじまり、後半はビジネスにおける本源的価値にフォーカスして書かれている。内容としてはおもしろかったが前半に関してはもう少し図を、後半に関しては具体例がほしかった。なので星は3つとさせていただきました。