感情タグBEST3
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冒頭の内容からも語り口調からも、どんな事が起こるのか大体予想できるのにドキドキしてどんどん読み進められる。まさしく読み切りできるボリュームと読みやすいまとまり。
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やっぱり、小池真理子、最高だ。
色っぽくて緊張感があってドキドキする。
殺害シーンも、愛を交わすシーンも、まるで自分がしている(笑)かのような錯覚に陥る。
最後は、そうきたか!と。
このまま婚家へ戻るのだろうか。それとも、、。
この余韻の残し方も実に味わい深い。
Posted by ブクログ
大きな家に嫁いだ女性の物語。
蔵の中に冷蔵庫がある。
最後まで読んで,推理小説ではなく文学なんだろうなと思いました。
結末はいろいろ考えられ,小池真理子の本を半分以上読まないと,推測できないかもしれないと思いました。
1 冷蔵庫の中身はすでにない
2 冷蔵庫の中身は別のもの
3 その後冷蔵庫の中は空になる
4 その後冷蔵庫そのものがなくなる
5 関係者がいなくなる
何がどうなるか、続編を読みたいのは推理小説慣れしているのかもしれません。
Posted by ブクログ
ずーっと暗い空の中雨が降ってるような感覚。
たっぷりと潤いを含んだ、ぐじゃぐじゃの、熟れ、腐り、形をとどめなくなった、かつて明らかに果実と呼ばれていたものの匂いでもある。p1
Posted by ブクログ
祥伝社文庫15周年記念特別書下ろしの中編小説。
過去を回想する手記といった趣で語られる作品。秘密を抱え込むのはやはり心理的に追い詰められるものである。そして、人間の心というのは簡単なことで、右にも左にも動いてしまうものであるということを実感できる作品。