【感想・ネタバレ】「もしも?」の図鑑 絶滅危惧種 救出裁判ファイルのレビュー

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Posted by ブクログ

子供向けの簡単な本かと思いきや、意外と深い。
私の子供の頃は、こういう本は、人間が悪い!という勧善懲悪な書き方だったと思うけど、人間側の事情も書かれている。
そして現在の保護の具体的な進み具合も載っていて、うまく行っていないものもちゃんと載せている。
何が正解なのか?と問いかける内容にもなっている。

人間は動物の一部。自然の一部。その点では特別ではない。
生き物を殺さないと生きてゆけない。
生き物が沢山いるほど、人間の生活は文化的にも豊かになる。
スポーツハントも一種の文化である…、あ、確かに。と思った。捕鯨批判を批判するなら、スポーツハントの批判も闇雲ではいけない。
その捕獲量で個体数はちゃんと維持できるのか?と。
人間が好きな物を搾取できる。それは自然が豊かであると言うこと。
人間には家畜がいるんだから野生動物を捕る必要ないじゃん、という人がいるが、家畜業や養殖業だって自然に大きな影響を与えるのは同じ。

なかなか良書でした。
最近の子は難しい本読んでるんだね。

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2016年06月25日

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