【感想・ネタバレ】パーソナリティ障害 いかに接し、どう克服するかのレビュー

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Posted by ブクログ

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回避性、依存性、強迫性、妄想性、シゾイド、失調型、演技性、自己愛性、境界性、反社会性の各パーソナリティ障害について、解説、および、その人にどう接すればよいか、あるいは、その人がどう克服していくかについて解説された本。
さすが新書だけあって、非常に分かりやすく整理されている。
身近にいる人が、パーソナリティ障害なのかどうかはさておき、こういう傾向あるなあと思い当たるふしもあるし、その人にどう接すれば良いかも書いてあるので大変参考になる。
なにより、自分のことが良く分かった(分かってしまった)。まあ知ってたけど。過去のトラウマに起因するもので、簡単には克服できないものなんですが、まあボチボチやっていくしかないですね。

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2021年03月20日

Posted by ブクログ

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同著者の『ササっとわかるパーソナリティ障害』からより理解を深めたい方におすすめの一冊。各パーソナリティ障害の特徴と背景、接し方、克服のポイントについてまとめられている。
パーソナリティ障害の根底には自己愛の問題がある。その生きづらさを補う防衛のために偏った認知行動スタイルがパーソナリティ障害である。それが個人により様々な形で現れるため、10種類も細分化されているが、どのタイプも急激なストレスなどにより自己愛の防衛が崩れたら境界性パーソナリティ障害の様相を帯びる。
他の方も指摘されている通り、この本は全タイプの総論のようなものなので、特に重要な(と言ったら語弊があるが)境界性や自己愛性については、単独で扱った本でも勉強する必要があると思う。

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2020年02月19日

Posted by ブクログ

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パーソナリティ障がいの人とはとにかく離れること、と勝間塾月例会(20110920)で学んだ

それについてクリティカルシンキングしてみるきっかけとなった本

確かにパーソナリティ障がいの人は人間関係のトラブルが多い

しかし、それは「愛情飢餓」からきているのであれば、離れることは対処療法にしかならな

パーソナリティ障がいの人が「孤独」の淵に追いやられて、どうしようもないかというとそうとも限らず、その対処法が書いてある

グラッサー博士の選択理論と同じで「変えられるのは今の自分と未来だけ」とパーソナリティ障がいの人本人が自覚&覚悟すること

心の闇へ歩むか、明るい日向を歩むかは、「思考」「行動」といった前輪のハンドルを正しく操作することで決まる

グラッサーの選択理論と渡辺奈都子先生の著書が一般の人向けに書かれているのに対し、この本はより深刻に苦悩している人向けとも思える

パーソナリティ障がいの人が障がいを強みに変えた事例(マーガレット・ミッチェル、ココ・シャネルetc.)が豊富なのもいい

人柄が円くなる、人間性の熟成といったことがパーソナリティ障がいの人にも可能性はあるという

ただし、こういった障がいに対して画期的な治療ができない理由が「医療経営の問題」や「有効な治療を施すスキルの欠如」という点は急務の課題かと思う

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2013年01月10日

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お医者さんが書いている本にしては、突っ込んで書いてある本。自分の感覚とも近い。パーソナリティーはそれぞれの人の魅力にもなる、そんな風に年を重ねるにはどうしたらいいか、自分のパーソナリティーを見直し、よりよい生き方を考えるきっかけにもなると思う。身近にパーソナリティ障害を抱えた人がいる場合の対応のポイントも書いてあって、実践的な本です。

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2013年03月29日

Posted by ブクログ

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「離陸した早々に、片羽根が傷ついたからといって、人間は飛ぶのをやめるわけには行かない。傷ついた片羽根を抱えながら、飛び続けるための必死の努力と対処の結果生み出されたものが、少し変わった飛び方であり、パーソナリティ障害の人の認知と行動のスタイルなのだ。何不自由なく飛んでいる者から見れば、それは、少し奇異で、大げさで、危なっかしく不安定に思える」
「少々変わった度の過ぎた振る舞いには、その人が抱えている生きづらさが反映されている」

自分のパーソナリティに比較的近いところのみ熟読。
自分を知りたくて読んだが、思いのほか、身近で何人もの人がはっきりした「パーソナリティ障害」を抱えていると感じた。

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2015年10月21日

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