【感想・ネタバレ】バスタブで暮らすのレビュー

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Posted by ブクログ

「人間はテンションが高すぎる」世界に違和感を持ち、生きるのが苦手なめだか。彼女は上司のパワハラにより心を病み、実家に戻りバスタブで暮らすことにした。
家族を核に世界との付き合い方を模索する。自分の気持ちに寄り添い、自分を表わす道を知る。
ラノベは単なる娯楽消耗品にあらず。
このテーマ、この題材(特に後半部)をラノベレーベルで描くのかという驚き。(というのが古い感覚なのかも)これが今のラノベ、いやガガガの読者層の心に届くものなのだろう。
学生主人公ではないが、YAとしても推したい、届けたいと強く感じた作品でした。

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2024年03月24日

ネタバレ 購入済み

いい作品

すごく良かったです
おもしろい作品とは表現しづらいですが
どんな作品といわれればいい作品でした

バスタブ暮らしが楽しそうになってから
やっぱり最後はバスタブ卒業かな~と思い読んでいましたが
くじらさんの癌再発からによる別れと成長は
わかっていても目が離せず
また作者の表現方法により最後まで止まれず読みきりました

しつこいですが私には本当にあえあお作品でした

#泣ける #感動する

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2024年03月23日

Posted by ブクログ

生きづらい人のもとに届いてほしいな。
ありきたりかもしれないフレーズなのに
ゆっくり生きなさい。
慎重に生きなさい。
がとても身に染みた。

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2024年01月08日

Posted by ブクログ

これは傑作や。
小さい頃から生きづらさを感じていた少女めだは、就職の失敗を期にバスタブに引きこもってしまう。そんな彼女が周囲の出来事を経て、自らの立ち位置を徐々に確立するお話。
特徴的な比喩表現が素晴らしく、前向きになれる作品運びが良い、素晴らしい作品でした。
本作の一番の特徴はなんといっても比喩表現。能楽を始めとする比喩表現は非常に特徴的で、本作が作り出す独自の世界観にじっくり入り込めました。
その一方、これらの比喩表現はかなり純文学的なので、ラノベ的なはっきりしとた、分かりやすい描写を好む人には合わないかもしれないです。
後は、一度は生きることを諦めていためだかが自身を見つめ直す過程にVTuberが出てきたり、めがかが最終的に至った結論自体は非常に現代的で、これまた面白いなぁと。
四季先生の作品はいつも圧倒されるばかり。これからも追いかけていきたいと思います。

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2023年09月25日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ラノベにしては難しい内容だがそれを感じさせない爽やか?透き通った?文章で非常に読みやすいと感じました。
就職に失敗して大人になりかけた主人公が子供から大人になる成長の過程の言葉では言い難い感情をバスタブや家族、周りの人やVtuberを通じてわかりやす文に表されていてとても良かったです。
抽象的な表現が多いのであとがきを読むとスッキリします

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2023年09月09日

Posted by ブクログ

ネタバレ

母親が「本買ってあげるよ」と言われ、棚に目立つように並べてあったこの本を選びました。
「バスタブで暮らす」は何かの例えだと思っていたのですが、本当にバスタブで暮らしてて笑いましたw
外へ出る恐怖、自分の居場所から離れる恐怖は誰しもが持っていると思います。バスタブはそんな居場所を表しているのかな。
YouTubeはVTuberなどへの偏見は強く、否定的な親が多いですよね。確かにVTuberとかは何時に起きても良くて、家から出る必要もないイメージがあるし実際そういう人もいるので引きこもりと勘違いするのかも知れません。
その活動があるから救われてる人がいて、娯楽でありそんな配信者を必要としている人がいることをSNSに鈍感な人は気づかないのでしょう。
親に反対されても自分で面接を受ける勇気がある主人公さすがだと思いました。
面を付けている表現、怖かったけどすぐ理解出来ました。感動しました。
素晴らしい本に出会えて嬉しいです。

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2023年09月01日

Posted by ブクログ

ネタバレ

いやあ、これはもはやライトノベルではないな。
読み終わった余韻がすごい。

内容的には生きるのが下手で挫折した女性の快復物語。
それだけにすごくシリアスで重たい内容なのだけど序盤は話のテンポやエピソードがコミカルで楽しく読めてしまう。
けれど中盤以降母親の病気が進行するあたりからグッと読むのが苦しくなってきて息を詰めて誌面を追っている自分に気づいた。

物語の結末は何かを失う事で大人になるという青春物語のある種の約束を踏襲しているのだけれど、その平明な温かさにやっぱりホッとしてしまう。

あと時代性を感じさせる作中のエピソードがライトノベル的には結構珍しい。
これはラノベ好きだけでなくいろんな人に読んで欲しい作品。

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2023年12月04日

Posted by ブクログ

ネタバレ

本日定時後から読み始めて、先ほど読み終わりました。

『バスタブで暮らす』、最初奇異なタイトルだと感じましたが、いろいろな出来事を経て、めだかがバスタブにこもっていく流れはごく自然に感じられました。また、家族の中でも、妹のめだかの様子に細心の注意を払い、デスクトップPCから冷房から全ての機材をコンパクトにまとめてバスタブ周囲に配置し、快適な空間にして、やりたいことをすべてかなえてしまう兄のいさき、小学校の頃の『腎臓のかたちをした漬物石』と『うんこ太郎の冒険』、いずれも妹に対する思いやりから生まれたエピソードであり、小さいころから大人になるまで、独自のやり方で妹を守る姿にはちょっとほだされるものがありました。

ライトノベル、異世界系の長編シリーズは最近Audible中心に数冊読んで(聴いて)いたのですが、このような一冊読み切りのお話もいいですね。作者の四季大雅さんが小学館ラノベ大賞を取った前作も読んでみたいと思いました。

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2023年09月11日

Posted by ブクログ

久しぶりに読んだライトノベル。
自分はどちらかと言うとテンションが高い側の人間だなと思ったが、それでも生きづらさや周りとの違いを感じて毎日のように病んでいるのでめだかちゃんに共感することが多かった。

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2023年11月19日

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