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Posted by ブクログ
うつと新型うつの違い、そして、新型うつについて、対処方法、ならないための予防法ととても参考になる分かりやすい本。若い人たちに多いといわれる新型うつは実はパーソナリティーの問題が多いということは大きく頷くところでした。職場の後輩への対応に参考にできると思いました。
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<内容>
今、社会の中で問題の1つとなっている「新型うつ病」について、詳しく述べられている。新型うつ病の原因はもちろんのこと、40、50代に見られる新型うつ病、その背景となる社会要因、また周囲の関わり方などの内容について、全5章の構成で延べられている。
<感想・レビュー>
通常のメランコリーうつとは違う新型のうつ病。耳にはすることが多いが、原因や対処法などわからない点も多かったが、この本は、こうしたことが細かく書かれてて、読みやすくわかりやすいので、とてもよいと思った。
Posted by ブクログ
最近軽い鬱かなと思い手にとってみました。非常に読みやすいので「新型うつ」を学術的に研究する本ではありませんが(みればわかりますが)コンパクトにまとまっている入門書です。不況→職場でいきばを失う→どうすればいいかわからない→「新型うつ」ですか。
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『新型うつ』は単なるストレス反応ではなく、環境要因、人格(パーソナリティ)要因が複合的に絡んでいるのがよくわかった。
つまり、生育環境や職場環境に左右される訳だが、そうなると自己変革をしようとする強い意思と職場の理解が必要になる。
ただし現実問題として、ブラック企業やパワハラ上司の存在がある限りは、いくら自己変革をしたところで寛解はしないだろう。
どこまでが自分の性格の未熟さで、どこからが相手の問題なのか見極める必要がある。
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適応障害やパーソナリティ障害についてですが、そうなってしまいそうな若い部下たちをどう指導するか、どうしてそうなるのかと言う所を時代常識のギャップとともに書いてくれているので、納得しやすい。
「叱る」と「怒る」は違う。
です。まさしくですが、叱っているつもりでも「怒られた」と取られていることに気づかないとすれ違いは続きますね。
とは言えで、どこまで...
上司も人間ですから、なかなかねぇ...
何がダメで何なら大丈夫なのかを探らないと行けないとなると大変になるから、お互い歩み寄る何かいい方法があるとよいですね。
ありがとうございました。
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今、社会現象というか日本をはじめ世界各国で問題となっている「新型うつ」。正直理解し難いものだが、周りが理解できないと復活しても再発させてしまうこともあり勉強のための一冊。
社内・家族のコミュニケーションは大切です。
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企業のメンタルヘルス研修を受け持つ人の書いた本。
従来型との違いがわかりやすい。
社会の変化により、適応障害やパーソナリティ障害が増えており、それらがうつ状態の他にも「新型うつ」の原因ともなっている。
したがって、従来型のうつ病のように、薬物治療や心理療法だけでなく、認知療法等、他の症状まで考慮した治療が必要である。
対応としては、まず本人が変わりたいという気持ちをもって自分に向き合っていくことが大切だが、周りも場合によっては手取り足取りレベルのところからサポートしていく必要がある。
この人が言うようにやっぱり教育は大事。今後、どういう教育政策をとっていくかによって、将来の人・社会が全く違ってくると思った。
Posted by ブクログ
鬱とかで仕事はおろか日常生活すらぼろぼろに崩れてしまう姿は何度か見てますが、そのたびに心が痛みます。
会社も産業医も十分な対策が打てない実状を見ているので、勉強してものにしたい願望がとてもあります。
この本では新型うつについてかかれてます。2、3冊こういった本を読みましたが、一番分かりやすくかつ深く掘り下げてるように感じました。
新型うつは従来の鬱と、適応障害と、パーソナリティー障害が重なりあったもの。となれば治療の手助けになりうるのは
①専門家でかつ相手の立場、考えを理解しようとする姿勢を持った人
②気心の知れた友人で、病気に対する知識を勉強してる人
のどちらか。
①はむりでも②にならなれるし、こちらの方が普段から近くにいるので、未然に防ぐことができるかもしれない。だから、こういった本は是非とも会社員の人に読んでほしいと個人的には思っています。
Posted by ブクログ
従来型うつと比べて分かりにくく単に怠けているだけのようにもみえる新型うつについて、産業医の立場から書かれた良書。
何が違うのか、どう対処すれば良いのか、などがコンパクトに見取り図として提示されていて、これぞ新書というまとまりの良さ。
患者本人にも周囲の人にも医師あるいはカウンセラーにも、誰にもおもねることなく、治療に必要な分析と処方(カウンセリング)を提供し、それでいて暖かみと真剣味があり、類型や典型ではなくて個人に届くことばを持っている。
Posted by ブクログ
著者の講演を聞く機会があり、その際に貰ったので読んでみた。いわゆる「新型うつ」を従来の鬱病と適応障害(または適応の問題)、パーソナリティ障害(または性格の問題)の混合であると分析し、鬱症状に対しては投薬と休養を、適応障害に対しては異動やキャリア・チェンジなどの環境調整を、性格の問題に対してはカウンセリング、認知療法、ソーシャル・スキル・トレーニングなどを実施すべきであると説く。
「新型うつ」は、叱責や挫折、困難へのチャレンジなどの経験が少ないまま社会人になってしまった子供が、新しい環境への不適応と未成熟なパーソナリティに起因して鬱症状を呈するものと分析する。しかし、現在、企業や医師の「新型うつ」対策は「鬱症状対策」の領域に留まっており、投薬と休養による治療はまったく効果を上げていない(どころか、自愛的なパーソナリティ障害を増長させて逆効果になっている)。「新型うつ」に対しては、上記のような多面的なアプローチが必要で、特にパーソナリティ障害にアプローチして、患者本人を人格的に成長させなければ、根本的な問題は解決しないと説く。
さらに著者は、従来型鬱についても、職場復帰に失敗したり、再発を繰り返すケースには、この多面的アプローチが有効であると主張する。また、新型うつになりやすい未成熟な大人は今後も増加の一途を辿ると考えられるため、多面的アプローチができる知識と経験を有した産業医(または担当社員)を育成することが急務であると提言している。