感情タグBEST3
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こちらも大河ドラマの影響で読みたくなりました。笑
子供の頃、絵本で読んだきりかな?古典の授業で少しやったか?あと映画?
ドラマ内で取り上げられなければまずまた読んでみようとは思わなかった作品です。
大変美しいかぐや姫だが、やんごとなき殿方らの求婚に興味を示さないばかりか
「なんで結婚しなきゃいけないの?」と反駁するあたりが実に新鮮。
この時代にもこのような思想はあったのかと少し嬉しくなったりしました。
1000年越えて変わらなすぎな世の中の方が問題かな?月から呆れられている?笑
星新一さんが訳者って初めは驚いたけど、そうか、かぐや姫ってSFだもんね!笑
星さんの現代語訳はわかりやすくユーモアのある軽快な文体で
非常に心地よく読み進めました。
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かぐや姫による、高杉晋作並の即興当意即妙ディスりラップ(57577)がいちいちハイライト。
しっかりSFとして面白いし、悠久過ぎて古代人と地球外生命体との邂逅史実か?とも。
星新一の試行錯誤過程が見られる解説とあとがきもよい。
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星新一さんのファンで、手に取ってみました。知ってるようで知らなかった竹取物語。様々な男の散り様も多様で面白く、解説もまた星さんらしくて一気に読めました。平安時代からSFチックな思考をする人がいるなんて、、前衛的だなと感じました。
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読みやすい現代語に訳した竹取物語。サクッと読める。星さんの解説がちょこちょこ入るのも面白いし、巻末に脚注付きの原文が載っているのも良い。「これは原文だとここだな」とだいたい分かる。
かぐや姫の話は、お伽話というよりはSFなんだな~と改めて思った。原文の「飛ぶ車」って、今でいうUFOだよな。1000年以上前にこの話を考えるってすごい。
あと、かぐや姫とミカドの交流がけっこうロマンチックだったのが意外だった。最後の和歌のやり取りが良い。
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日本人ならだれでも知ってるかぐや姫
世界で最も古いSFではないかといわれている1000年以上も前の日本の古典をSF界の第一人者、星新一さんが忠実に現代語訳にいどんだ名訳著!(表紙カバー折曲げ部分記載文引用)
章の終わりごとにある星新一さんの「ちょっと!ひと息」で
物語のつづきをいかにして読ませようとしているかの解説も面白い
本文中の五人の求婚者が失敗するたびに流行る言葉(今に通じることわざ的なことば)も面白い
私が買ったのは実写版(十二単衣をきた女性の写真)だけど、絵の表紙のがよかったな~
和田誠さんの本文イラストは好き
最後に原文も有
学生時代に古文の時間で習ったよなぁ~いとなつかし(笑)(古文苦手やったけど現代語訳読んですぐに読んだからかすごく読み易かった^^*)
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古事記の流れで本書を読んだが、映画「かぐや姫の物語」をシネコンで観た直後に購入というミーハーな動機。現代語訳はいくつかあったのだろうが、読みやすさから星氏の本を角川文庫が選んだのも肯ける。私にとってはショートショートやきまぐれ○○で馴染み深い著者。章の終わりの捕捉も良かった。原文も収録されていて読んだが、古文が苦手な自分にも読みやすい。作者未詳とのことだが、とても洗練されたアイディアあふれる物語だと感じた。
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言わずと知れた古典、竹取物語の星新一訳。
実は、有名作家が古典を訳したものを読んだのは初めてで、且つ星新一さんの作品を読んだのも初めてで何とも言えない。
古典入門には良いのかも。
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中学生以来に読む。求婚する男性のパートは5人中4人を省いて授業で習っていたのことを知る。
章の終わりに挿入される星新一の小話と解説がとてもよい。現代にも通じる普遍的な感覚が全体に行き渡っているように思えたのもよかった。物語を堪能したあと、原文にしかない雰囲気やトーン、テイストを味わいたい。
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一人暮らしをしていた時に、家で一人で観た、高畑勲監督の「かぐや姫の物語」が忘れられません。久石譲の「いのちの記憶」という主題歌も素晴らしく、感動で涙が止まりませんでした。
日本橋丸善の2階に、スタッフさんお薦めの古典シリーズコーナーが開設されていて、星新一さんが竹取物語の本を出していたことを知り、映画も思い出されて思わず購入しました。星新一らしく、淡々とテンポよく進んでいき、面白かったです。
それにしても、1,100年も昔に、何を思って作られた物語なのでしょうか。余韻に浸りながら、じっくり考えてみたいです。
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竹取物語を星新一さんなりに現代役してある。
堅苦しくなくとても楽しく読める文章であった。
最後に竹取物語の原文が載っている。
今は昔、竹取の翁といふもの有りけり。
お爺さんとお婆さんと同じくらいミカドが重要な登場人物だった。
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おそろしいことに、「星新一 ショートショート1001」は、まだ1巻目を読んでいます。
基本的に、同じ作者の本を2冊並行して読むことはないのですが、そんなことを言っていると星 新一の本が、この後20年ぐらい読めなくなりそうなので、今回は例外として読みました。
映画「かぐや姫の物語」関連ということで、1冊。
「かぐや姫の物語」は、いい映画でした。わたしは、好きです。
あれ、映像だけの映画ではないですよ。多分、伝えていることは、かなりどうしようもないひどいことだけど。
で、竹取物語を読むにあたって、なんで星 新一訳なのかというと、これ、圧倒的に軽くて読みやすいんですよねぇ。
昔(昔も、大昔だな)兄貴が持っていて、それは知っていた。
まぁ、訳というか、注釈も一緒にやっている読み物になっています。
楽しい感じの読み物になっています。
そのうち、映画の「かぐや姫の物語」の感想は、書きたいと思っています。
びっくりするぐらい、「竹取物語」です。
でも、実は、メインのストーリーは、けっこう違うといえば違う。
今回は、まあわかっていたんだけれど、その部分を確かめるために読んだ感じです。
なのに、ディテールがちょっと違うだけに感じるのはなぜかみたいな話を書く予定です。
でも、なかなかまとまらないのです。
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星新一の文章ってオシャレ。
物語を翻訳しつつ、章ごとに解説が入る。
普通なら物語を中断されて面倒に感じてしまうと思うけど、
むしろ待ってましたという気分。
とても面白かった。
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星新一訳たけとりものがたり。
ストーリーは誰でも知ってる「かぐや姫」のお話。
途中で挟まれる星新一の小話がおもしろい。
知ってる話なのに、切り込み方がちょっと違うなーと思っておもしろかった。
世界最古のものがたりは、伝承され続けてきただけある。
SF作品でもあるし。うん。いいね、たけとり。
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だれもが知っている竹取物語、かぐや姫の話。
章ごとに、星流の現代語訳→その場面に対する彼の考えという順番で続いていく。
古典への思いと、前例(少なくとも後世に残るような)のない状況で物語を紡ぎ出した作者への尊敬の念がひしひしと伝わってくる。
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竹取を生業としていたおじいさんが光る竹を見つけ、その中から小さな姫を見つける。その姫は美しい女性に成長し、噂を聞き付けた男たちはなんとか姫を娶ろうとするが……。
日本最古の物語とされる「竹取物語」を、星新一さんが現代語訳した本。
各章の終わりに星さんの雑感が挟まれ、新しい視点を与えてくれて、よく知った話のはずなのにまったく新しいお話のように感じた。
また、よく知っているはずなのに、細かくは知らないことも随所にあって驚いた。おじいさんがどうかあの中の誰かと結婚をしてくれないかとお願いするシーンで、かぐや姫はあろうことか「なぜ結婚をしなければならないのですか」と問う。星さんも書いているが、この物語が語り継がれていた時代、結婚は義務に近かっただろう。まだ年端もいかないうちに政略結婚させられた姫もいただろうに、こんな発想ができた作者には舌を巻く。
巻末には原文も収録されていて、読み比べも楽しい一冊。
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はじめに原文を読んでから自分なりに解釈したのちに読もうと思ったのですが、長ったらしい名称を読むのが面倒くさくなってしまい星さんの訳の方から手を出してしまいました…
読み方としては上の方が楽しめると思いますが、星さん訳からよんでもすごい楽しいです
かぐや姫が、ものすごく人間味あふれているし、おじいさんも耄碌しているのかわけわからん言動するし
そのおじいさんの言動の中でもとりわけ好きなのがかぐや姫を自分の子供にするための言い訳
「竹とは、長いつきあいだ。高いとこ、滝のちかく、たくさんの竹、指にタコ。竹はわたし、わたしは竹。うちの子にしてもいいと思う」
もとい超理論
ここですごい笑ってしまった、さすが星さん
間間に星さんの感想などを交えながら日本最古の文学を楽しく読めるのでかなりおすすめです
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星新一独特のの語り口で「かぐやひめ」を改めて読み直すと…
千年の時空を超えてもなお、
このものがたりの新しさ、おもしろさの色あせない事!!
「あとがき」のあと
著者自身による「解説」と、三谷栄一による原文(全文)もあり。
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日本最古の創作文学と同時にSF小説なのですから、星新一訳もこの機会に。
文庫の最後に古文原文も収録されていて、文章はいつもの軽快な星先生ですけれど、思いの外、忠実に翻訳されています。ご自身の解説で、心がけた事は、物語作者の立場に近づく事と書かれています。各段落ごとに、“ひと息”と題して、ご自身の感想を入れてあります。
解説で、竹取物語には四季が描かれていないこと、姫やその他男性陣の容姿の詳細が省かれていること、単に発想とストーリーで長い年月人を惹き込んでいる。と賞賛されていましたけど、これは、星新一のショートショートと通じますね。
参考文献で、川端康成の「竹取物語」を読まれていて、ーこれは、川端訳というより、監修というべきだろう。若い人の文章らしく、その代わり自由な調子があるーと作品名のサイドに追記されていました。………やっぱりそうですよね。私も、さっぱり系なんて書いてしまいましたが、少し違和感ありましたよね。冒頭の段落で、翁と爺さんが両方使われていて、どこで使い分けているのか、しばらく考えたけど、わからないままですし。「小公子」の川端訳読んだ後のような、うっとり感が不足気味でした。本当はどうなんでしょうねえ。
星新一先生は、古代からの月への憧れ、宇宙への空想といった視点を大切にされていたと思います。
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だいぶ前に買っていた本で久しぶりに再読。星新一流の竹取物語だけど、SF要素は薄いかなー?
改めて読んで思ったけど、かぐや姫の考え方は今だと普通にあり得るよなって。当時は「まあ随分偉そうな考え方で」と思われたかもしれないから、最後のミカドとの交流でバランスをとったのかも。太宰のカチカチ山と5人の貴公子(?)たちの試練の類似性は再読してようやく納得。もしかしたら太宰も竹取物語から同じようなことを考えていたのか……?
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所々に入っている星さんのコメントがおもしろく、テンポ良く読めた。
言われてみれば、よく考えられた構成だと気付かされる。
これが日本最古の物語だとは驚きだ。
森見さんの竹取物語も読んでみたいと思った。
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ある漫画で竹取物語の話題が出て、そういえばぜんぶ読んだことはないかもということで手を出してみた。都市伝説かと思っていたかぐや姫は悪い事をして人間界に来た説があっさり肯定されてて驚愕。かぐや姫は何をしでかしたんだ…。他の竹取物語の考察が書かれている本も読みたくなった。星さんの、物語は竹のようなものかという小話が好きだった。
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星新一先生が好きだったことと、竹取物語を通して読んだことがないなあと思ったことが重なり、手に取りました。
ところどころ星先生のコメントなども混ざっていて現代風な点が読みやすいと思います。
古風な、竹取物語そのものの空気感を味わいたいという方には向かないかもしれません。
竹取物語のストーリーを知りたい、簡単に読みたいという方にはおすすめです。
後半に原文が載っているのもよかったです。
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章ごとに解説やウンチクがあるのがこの作品の特徴で面白いのですが、話が途切れてしまうのが気になりました。
最後に原文が載っていたのが良かったと思います。
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日本最古の物語。内容に関しては既に完成されているので完成度は言わずもがな。ちょいちょい入る星新一のコメントが、最初は邪魔くさく感じるけど、次第にクセになります。