【感想・ネタバレ】アレキサンドライトのレビュー

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Posted by ブクログ

ネタバレ

凄まじいという表現がぴったりなのではないでしょうか?
読み手を選ぶかもしれませんが、深く怪奇な純愛だと思います。
人間の持つ、暴力的で支配的な感情、残虐さの中にある後悔の優しさ、憎しみと許し。暗闇の世界を抜けだす二人の愛でした。
両性具有として産まれたシュリルは、実父に厭われ誰にも愛されなかったために、愛を知らない。
シュリルに離縁され自死した妹の復習のためにシュリルを陵辱するマクシミリアン。
シュリルに執着するラモン。
愛憎でありながら、シュリルとマクシミリオンの一目惚れでもあるような
愛情表現が力で押さえ付ける陵辱なので、暗く暴力的に感じますが、その中に隠された優しさや深まる愛情を感じます。シュリルが感情を発露させ人と成る流れもわかります。
暴力的愛情表現が苦手な人には不向きな作品かもしれませんねー。

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2022年01月06日

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