感情タグBEST3
Posted by ブクログ
・超オススメ。
・著者が吉本佳生というだけで良書の予感。そして、読んでみたらやっぱり良いw
・株価が、もし、50%上昇したあと、50%下落すると、元より25%安くなる
→X%上がって、そこからX%下がる
→(1 + X%)×(1 - X%)
→1 - X%の2乗
→X%の二乗ぶんだけ必ず元より安くなる
→「ボラティリティは、リターンを蝕む」って、この事なのかな?
・上昇×上昇の複利効果 →上昇幅が段々大きくなる ※投資本でよく紹介されるパターン。
・上昇×下降の複利効果 →徐々に下降してしまう
・下降×下降の複利効果 →下降幅が段々小さくなる
・数字の読み方が上達するコツは、期間を意識する。
→投信のパンフレットで、販売する商品に都合の良い期間(=下落時を除いてリターンが高く見える様になってないか?)が設定されていないかチェックする。
・どの視点からみるのかをきちんと決めてから論じることは、とても大切。
たとえば、「おカネ持ちからもっと税金を集めろ」という主張は、おカネ持ちをフローとストックのどちらの視点から定義するかによって、まったく別の人たちから税金をとる 話になってしまう。
・1年12ヶ月で、同じ月など一つもない。
→季節変動を考慮。
→例えば、月次の売上を比較する場合でも、平日の日数は前月とは異なるし、前年とも異なる。
・平均の単純な比較は危険。
→グループ内にデータの偏り(一人だけ、点数の高い人がいるなど)があると…。
・日米の失業率の単純な比較には意味が無い。
→国によって失業者や労働者の定義が異なる。
・不況が深刻化すると、職探しを諦める人が増加する為、失業率は低下する。
・逆に、景気が回復すると、職探しを諦めていた人達が、職探しに復帰する為、失業率は上昇する。
・知りたい内容より、あと一段階細かいデータも、きちんとみる。
→分析段階で手を抜かないという事でしょうか、耳が痛いです^^;
・毎回当たる宝くじ売り場のカラクリ。
→当たるという評判につられて、売上が伸びる(=買う人が増える)
→当たる「確率」は変わらないけど、分母(=買う人数)が増える為、分子(=当たる人数)も増える。
Posted by ブクログ
数字のカラクリというか、特にグラフに騙されないための視点や考え方が20章のエピソードで書かれている。物語形式のエピソートと解説は読みやすかった。著者の姿勢としては、半信半疑を続けようというもの。そして、目の前のデータを素直に集中力を持って見続けようというもの。『知能よりもずっと必要なのは、体力と感情』とのこと。なるほどと頷ける。
Posted by ブクログ
データをグラフなどに視覚化することは、直感的に判断しやすくなり良いことだと思っていたが、そこに大きな落とし穴もあることが理解できた。悪意のあるデータの見せ方もできれば、善意でやったことが誤認識に繋がる場合もあるようだ。データやグラフは半信半疑で読むのが数字に強くなる第一歩。
【今後に活かしたい・取り入れたいこと】
・グラフを読むときは縦軸と横軸の設定をまずは見る。
・数字を読むときは季節変動も考慮に入れる。
・期間を意識する。
Posted by ブクログ
文系学生の私には、初めて知ることが多かった。
はじめにエピソードがあり、それを開設しているので読みやすい内容になっていたので、頭に入りやすかった。
数字を疑う習慣をつけたいと思います。
Posted by ブクログ
○エコノミストの吉本佳生氏の著作。
○会社で使う各種統計資料の作り方、読み方、見抜き方について、具体的な事例をベースに解説したもの。
○上司と部下の会話など、具体的な場面を想定して事例を紹介・分析していたため、とても分かりやすかった。
○統計というと、たくさんの計算があったりしてとても難しい印象があったが、意外と理解しやすいことが分かった。特に、増加率といった比率についてのグラフは、結構間違って理解していたんだなぁと反省した。
○ポイントは、「グラフを読むときは縦軸と横軸の設定をまずは見ること」、「データは一段階深く読むこと」「半信半疑で読むこと」かな。実は当たり前のことなのだろう。
Posted by ブクログ
数字のデータを目の前にした時に、何をどう読み取って解釈するべきかよくわかっていなかったので、この本の様にわかりやすい例を通じて数字の見方を学べるのは、非常に有難かった。
Posted by ブクログ
変化率の推移に関するデータを作るとき、見るときには注意が必要。
データを見る観点が増える。
数字に強くなるには、身近にある数字を定点観測し続ける経験が必要というのも納得。より仮説を持ちながら見ていこう。
Posted by ブクログ
テレビ、新聞など、政府が流す、数字、グラフデータ。
これらの表現の仕方を漠然と見て、その数字・データに騙されないようにしなければならない。
学校で習った数学ではなく、ビジネス・実社会における数字・データの着実な見方について、留意すべき点をほんとうに解りやすく解説したものである。
筆者曰く、知能よりもずっと必要なものは、体力と感情だと言う。
根気よく、深読みできる資質を磨きたいものである。
Posted by ブクログ
グラフや数字にいかに騙されやすいかを説明してる本。筆者の本を読むのはこれで3冊目ですが、どの本も分かりやすいです。
あと「おわりに」のところで「知能よりもずっと必要なのは、体力と感情だと、筆者は考えています」と述べているところがなるほど、と感じた。
Posted by ブクログ
グラフの見方や、数字の票数値に騙されやすいことを説明している。分かっていたつもりでも意外に読み間違えてしまうことを痛感する。内容も読みやすい。
Posted by ブクログ
グラフで大切なのは、折れ線グラフや棒グラフの部分ではない。タイトルや軸や下に書かれている注意書きの部分、特に、縦軸と横軸が大切なんだ。だから、そういった部分について正確に理解するまでは、折れ線や棒の増減をみてはいけない。(114)
と、あるように、グラフは作者の意図次第で都合のいいように内容を操作できるのですね。要注意。
Posted by ブクログ
やっと読み終わった。
前半よりも後半の方が面白かったと感じた。
ただ、読者を間違った方向へ導き、そして、その考え方は間違っている、と説明するので、余計に頭の中が混乱した。
Posted by ブクログ
あまりこういう本は読んだ事が無かったが、読んだ感想は数字の苦手な自分には頭が混乱しました。
それだけ参考になりましたね。
いま迄、答えが出た数字に、見せられた数字に何の疑問も抱かず、それを基準に考え、判断していましたが、見方により答えが大きく変わる事に気が付きました。
数字は説得力はあるが、その意味を良く理解しないと大変な間違の元で判断したり、行動したりすると言う事が気が付きましたね。
この数字の見方は難しいが、常にこの数字の意味を問う意識を持つ必要がある事を理解出来ました。
ここで、しかしと言うのは学んでいない証拠かもしれないが、これをやろうと思えば時間が足りない。
数字の意味をただ調べて、意味を理解するだけだが、日常の業務すらこなせないぐらいの激務で、何かを止める事も出来ない。
そんな中、時間をかけて実践は無理だが、資料の見方は変わったと思う。 これをどう日常の業務にアウトプットして、実践出来るかでしょうね。
Posted by ブクログ
安西先生、試合終了まで残り10秒。スコアは1点差です。
ラストシュートを打つのは、
今日の試合通して抜群に調子が良い、シュート成功率80%の桜木
今日の試合通してあまり調子が良くない、シュート成功率50%の三井
三井推しの私なら例え成功率が低くても関係がないが、
これしかデータが無ければ、合理的に考えて、普通は桜木を選択する。
だが、過去通算のシュート成功率が
桜木40%
三井70%
だとしたら?
MBAでは、直近の数字に惑わせられるな。より長い期間で見た数値で判断せよ。と教わるらしい。
たしかに。
今日調子が良い桜木にすれば、たまたまコインの表が続いていた、と言うだけ。
つまらんが、こういうものなのだろう。
桜木80%はまぁ完全に異常値だろうし。
だからこそ賭けたいとも思うものだろうけど。
愛すべき名作の話は出てこないのだが、もっと分かりやすく、ためになる数字の、特にグラフを読み解き方、グラフを作成するときの注意や、観点・概念を解説してくれている。
著者の吉本佳生は『スタバではグランデを買え』などで知られる売れ作家。
非常に読みやすい。
Posted by ブクログ
『スタバではグランデを買え!』以降、この著者の本を読むのは二冊目。
一つのテーマに割くページ数がちょっと少なめで、説明が足りないと感じることもあった。
それから、軸の伸縮や中略などでグラフの見え方が変わるなど、他で読んだことのある話もあったが・・・
「データはもう一段細かいものも見ろ」とか、グラフ領域を見る前に軸や定義をきちんとチェックすることなど、基本だがなかなかできないことが確認できた。
それゆえに、自分にとっては有益だったと思う。
Posted by ブクログ
グラフに用いられる数字をきちんと俯瞰することが大事というのが本書のテーマ。データは作成者にとって意図的に理想的な状態にすることが可能なため、閲覧者はそれが何のグラフであるのかしっかり把握する必要がある。また、軸によって大きくグラフの形が変わる可能性がある。特に確率で図示されているデータについては疑いを持つ必要がある。データ取得の際にはなんのためのグラフ作成かを明確にし、その目的に沿った軸(期間、時期など)で収集する必要がある。本書は簡単な内容ではあるがプレゼン資料作成時の的確なグラフ作成に大いに貢献し、テレビで表記されるグラフ等を半信半疑の気持ちで見、自分で考えることの重要性について学ぶことができる。