感情タグBEST3
Posted by ブクログ
くそ田舎で育ったテティーンエイジャーは、ヤンキーになるか映画を見たり本を読みまくるしかない。
朴と矢口が先に意気投合してから、口調がめちゃくちゃ暴力的になるのがツボにハマった。
そこからクリント・イーストウッドの友人論に則るみたいにくそボケ殺すを言い合いながら金を稼いでいく。
ラストの青春小説真っ只中な感じの先に破滅が待ってるんだろうけど、何故かさわやかに感じる(笑)
めっちゃ面白かった。
Posted by ブクログ
ハチャメチャな小説だった。
まず高校生が学校の屋上で大麻を育てるという設定はどこから飛んでくるんだろう。普通の人からは出てこない発想だと思う。(いい意味で)
前半は登場人物の背景を語る描写が多くて、中盤から育て始めた。それで後半からどんどん畳み掛けてくる感じだった。前半まではどこで大麻が登場するんだ?という感じで前半は面白いという感じではなかった。中盤からどんどん面白くなっていく感じ。
面白いけど、設定が犯罪絡みだから人にはおすすめ出来ないな。
Posted by ブクログ
これは良い。これは大好きだ。通り過ぎて忘れてしまう刹那の大切な感情の機微さえ全部爆発させちゃう、ミニシアター系感!わたしはまだ自意識過剰な女子高生に感情移入するんだなと思い知った、大切な一冊になりました。
Posted by ブクログ
面白い!文章は荒削りで、たびたび誰の視点なのか混同するところもあるけれど、つかえるような読みにくさはない。
文体はコミカルでエンタメより。
主人公の女子高生たちが、それぞれ漫画(昭和)映画(マイナーホラー系)小説(海外SF)好きで作中にはタイトルがバンバン出てくるので、わかる人にはより笑える物語。
なぜ、田舎の底辺高校にクズが集まるのか。なぜ、田舎の底辺高校の大人はクズなのか。もう少し社会の構図的な部分の描写もあるとよりリアルさが増したかもしれない。
私のド地元の話で、モデルになっている高校は現在廃校になっているけれど、地元では有名なクソ底辺工業高校。
大人たちは、とにかく犯罪を犯さず卒業だけしてくれればいいというスタンス。
卒業後の就職受け入れ先も、なかば地元貢献のボランティア意識が強く「こんなクズでも受け皿が必要だから雇ってあげる」精神強め。
現在では、高校無償化制度があるので、貧困層でも子供を進学させることができる。けれど、ある程度の収入と一般的な社会通念を持ち合わせた親は、こんな底辺高校に通わせるのなら私立の高校か通信制に通わせることを選ぶので、自然と底辺高校には、そこから漏れたクズばかりが集まることになる。
この予備知識があると、この物語はよりリアルに読むことができる。
Posted by ブクログ
学校で友達と大麻を育てて売り捌いて田舎から脱出しようとする青春(?)モノ。テンポが良く読みやすいし、出てくる単語がいちいち刺さる。
言う通り、こいつらでバンドでも始めていればもっと違う青春だっただろうに・・・笑
Posted by ブクログ
東海村、主役はラッパーを目指す女子高生とその仲間たち。くだらない生活から脱するため大麻の栽培と販売を始める。
大麻の栽培とそれをめぐるトラブルの物語かと思うと、高校生たちの青春脱出劇。映画をオマージュしたバンカラさが面白い。
Posted by ブクログ
細かいツッコミを入れながら読むと、途中からもうどうにでもなれ!と色んなことがどうでもよくなります(笑)
キャラの立った登場人物たちが物語で絡みながら、ハチャメチャ計画を企てていく愉快さ。これは伏線かな?と思っていたものが、別に回収もされず終わったのがちょっと気になる。でも終始ほかの小説にはない尖り方をしているのが良かった。ラップは文章で読んでも結構楽しい!
Posted by ブクログ
まだ?まだ大麻出てこないの?
大麻いつ育てるん??
と思ってたら後半出てきてそれ以降ずっとちょっと詳細なあらすじって感じで、最後燃えて終わった
Posted by ブクログ
著者のすきな音楽や映画などがふんだんに出てくる作品。
田舎の底辺工業高校に通う女子高生が園芸部と称して学校の屋上で大麻を育て金儲けよしようとする。
映画化してほしいと思った。お金があれば・・と思う高校生の若い感じ満載で面白く読めた。少し読みずらさはあったが、ハラハラするところもあり、最後にシーンは映像で浮かんできて、先は読めた感じだったが爽やかな終わりになっていた。
Posted by ブクログ
軽いノリの文体でとても読みやすかった。とにかくリズム感がありクスッと笑えるシーンもかなりあった。そもそも大麻を育てる青春小説という時点で設定が面白すぎる。万事快調をオールグリーンズと読ませて表紙はグリーン。インパクトも十分だった。