【感想・ネタバレ】堤未果のショック・ドクトリン 政府のやりたい放題から身を守る方法のレビュー

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Posted by ブクログ

大きなショックの後、国民の思考が止まっている隙に政治がいろいろなことを進めてしまうという。確かにそうだと思えてくる。
アメリカでは9.11、日本では東日本大震災といった大きなショックの後、どんなことが進められてきたのか。
マイナンバーでは、義務ではないといいながら、保険証をたてに実質義務化されようとしている。
読んでいると沸々と怒りが湧いてくる。

世間が芸能人のスキャンダルなどで騒いでいる隙に、裏では政治家が何かを企んでいるかもしれない。今、巷ではジャニーズで騒いでいるが、本当に大事なことは何だろうか。この裏でインボイスがこっそり進められているではないか。
違和感を感じたら、裏で起こっていることをしっかり見ることが必要だと思わせてくれた本だ。

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2023年10月04日

Posted by ブクログ

100分de名著に堤未果さんが出演されていたのをきっかけに手に取りました。
ショックドクトリンについて知る事が出来て勉強になりました。

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2024年05月15日

Posted by ブクログ

アメリカにいったい何が起きているのだろうか。

序章にある堤氏のことばは強烈でそしてざらざらとした、違和感の残るものでした。

・子どもの頃から憧れていた自由の国が、あっという間に全体主義国家のようになっていく。
・大好きだった恋人の、しらなかった邪悪な顔を知ってしまったようで、毎日がショックの連続でした。

・ショック・ドクトリンとは、国や国民の大事な資産を合法的に略奪し、技術をお友達企業群が大儲けする手法です。
・強いショックで思考停止させ、いったん思想を白紙にしたところで、理想的な人格に作り替えるというこの手法、もし、これを個人じゃなく国家をターゲットに実行したらどうだろう。ショックの与えるのは個人でなく国家全体、そして破壊した後に、理想の経済システムと入れ替えるのだ。

なにが正義と自由だ。聖書を抱えながら、世界を植民地化していくような彼らに共感し、尊敬するとことなどなくなった。

本書は、今、昔よりずっとスピードが速くなったこの世界で、何が起こっているのかを多角的につかみ、全体像を見るスキルを身につけるヒントを差し出すための本です。

気になったことは以下です。

・真実とはいつの世も、努力なしには手に入らない貴重品なのです。ならば、と私は自分自身に言いました。「自分の手で探しに行こう」

・ショック・ドクトリンの5大ステップはこうです。
 ①ショックを起こす
 ②政府とマスコミが恐怖をあおる
 ③国民がパニックで思考停止する
 ④シカゴ学派の息のかかった政府が、過激な新自由主義政策を導入する
 ⑤多国籍企業と外資の投資家たちが、国と国民の資産を略奪する

・お金の流れで世界を見ると、米中は本当は仲がいい
・「え、米中って仲間なの?」と意外に思うでしょう。表向きに、いかにも対立しているように見えるのは、そのほうが都合がよいからです。
・「ウォール街の狼たちは、中国共産党の古くからの友人だ」

・自分の身体の声を聞き、あふれる情報とテクノロジーによって鈍ってしまった五感を再起動させて本来の力を取り戻してください。
・自分の頭で考えて判断する国民は、そう簡単にだますことはできません。

<マイナンバー>

・マイナンバーキャンペーンに投下された資金は、1兆8000億円。これは、すべての国立大学を無償化できる金額なのです。
・マイナ保険証を使うには、4ケタの暗証番号が必要です。それは認知症患者や寝たきり患者などはこまってしまいます。
・海外では問題だらけ、アメリカ政府が「カードは持ち歩くな」と警告。ズバリ、なりすまし被害が多すぎるのです。
・防衛省、外務省、警察庁、内閣官房、公安調査庁の5庁は、すぐに反対文書を作成し、政府に直訴し、マイナ身分証は導入しませんでした。
・公安トップが即座に警戒した、マイナポータルから情報が一括で盗まれ悪用されるリスクは私たち民間人にとっても同じなのではないでしょうか。

・ショック・ドクトリンを読み解くポイントの一つは、「歴史を見る」です。

・マイナンバーがないと、「行政が追加できないこと」は2つです。
 ①全国民の金融資産をリアルタイムで完全把握すること
 ②国民の思想と行動を把握すること

・本来、マイナンバーの利用範囲は、①税金、②社会保障、③災害対策の3分野です。
・いまは個人情報として保護されていても、政府が「公益として必要な情報です」と判断すれば、そんなルールは外されてしまいます。

・制度は「性悪説」で設計せよ。

<コロナショック>

・テレビは新聞、政府の言う台詞の中に「緊急事態」という言葉がやたら目につくようになったら注意してください。
・世界中の製薬メーカーによって、日本の国民皆保険制度はドル箱なのです。
・安全だと言い続けるなら情報公開を

<デストピア>

・2023年米海洋大気庁が公表したNASAの最新データは、地球が過去8年づっと冷え続けていることを示している
・太陽光パネル市場の8割を環境規制が世界でダントツにゆるい、中国の製品が占めている
・もっともらしい数字やデータは緊急時ほど疑うべし
・アメリカの圧力による脱酸素政策でドイツとに日本の車技術がつぶされかけているのは、偶然にしてはできすぎた話でしょう。
・世界最大の化石燃料を消費している真犯人は、アメリカの国防総省です。
・アメリカは1997年に京都議定書でさんざんごねて。軍事関係の炭素排出量報告義務からはちゃっかり外してもらっている。そして、もっとも優遇されているのは中国です。イスラエルや、サウジ、インドも同様、報告義務はありません。

<まとめ>

あふれかえる情報とスピードの中、仕掛けられるゲームが強欲さを増すほどに、五感を再起動して立ち止まり、長いスパンで歴史を紐解き、自分の頭で深く考える国民は、時間とともに輝きを増す、我が国の貴い財産になるでしょう。


目次
序章 9・11と3・11―私のショック・ドクトリン
第1章 マイナンバーという国民監視テク
第2章 命につけられる値札―コロナショック・ドクトリン
第3章 脱炭素ユートピアの先にあるディストピア
おわりに
参考文献

ISBN:9784344986923
出版社:幻冬舎
判型:新書
ページ数:264ページ
定価:940円(本体)
発行年月日:2023年05月
発売日:2023年05月30日第1刷
発売日:2023年06月15日第2刷

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2023年09月21日

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ショック・ドクトリンとは9/11や3/11、コロナ等社会的事件でパニック状態になっているときに「非常事態だから」という名目で新政策をスピード可決する手法。


・インターネット上の言論検閲
・森林切り倒し問題やリサイクルしにくい太陽光パネル
・制作過程で環境負荷の大きい電気自動車
・AI顔認証での監
・個人を番号であらゆる情報に紐づけするマイナンバーカード
安全テストが通常5-10年かけてやる安全テストが非常事態の名のもとにあんぜんワクチン

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2023年09月20日

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ショック・ドクトリン。惨事便乗型資本主義のことで、大惨事につけこんで実施される過激な市場原理主義改革のこと。

 そのショック・ドクトリンがいかに巧妙になされてきたかについて、とても分かりやすく書いている著者は書いています。
 日本で言えば、マイナンバーやワクチン、脱炭素等の政策に隠されている闇について。 その酷さは想像以上でした。
 
 今の政治を見ていて思うのは、特に政府、世襲議員、名前だけのタレント議員が考えているのは自分たちが潤うこと。だから、国民が困ろうが、苦しもうが気にしない。
 でも、そんな政治屋を選んでいるのは国民。政治は生活に直結しているのだから、関心をもち、著者がいうように、まずはおかしいとキャッチする感性をもつ。
 そして、選挙があるときは、投票して意思を表示をする。

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2023年09月18日

Posted by ブクログ

毎度のことですが、圧倒的な情報量と分析力に驚かされます。まさに一人シンクタンク…ジャーナリストとしてしっかりと取材した内容も含めているところが凄いです。

太陽光パネルの45%は新疆ウイグル自治区での強制労働、そこにインボイス制度と東京都の政策が絡まると我々の電気代はどんどん値上げ、マイナカードの胡散臭さはもちろんのこと、宮城県での水道事業民営化の裏に外資大手が51%の株保有、EV車100%宣言の裏にはテスラの社外取締役日本人、スリランカとオランダのたどった末路…

権力とカネが癒着している実態だけで無く、それが私たちの生活にどう影響してくるのかを分かりやすく現実的に説明する手腕は他に並ぶ方がいないと思います。
本書に書かれている膨大な事象でも、おそらくこの著者が把握している事の数パーセントに過ぎないのでは無いかと思うのですが、それでも十分に読者のアンテナを広げてくれる著書だと思いました。

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2023年08月30日

Posted by ブクログ

昔は武力と権威(宗教等)で支配していたのが、大航海時代を経て植民地で搾取し、金融が発展して経済世界が変わって行った。遂にはデジタル化という大波が来て、それを利用して更なる利益を得ようとしている奴等が色々とやっている。その中で最近よく使われている方法が本書が言うショックドクトリンだと捉えた。

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2023年08月12日

Posted by ブクログ

書店で見かけた時は、胡散臭いな、陰謀論めいた過激な政府批判か、と横目で見てスルーしていました。
『村上信五クンと経済クン』というラジオに、堤さんが出演された回を聞いて、聞き流せない衝撃的な事柄のオンパレード、そしてとても聴きやすくわかりやすい堤さんのお話に興味が湧きこの本を手に取りました。

常々、政府の対応がおかしいと思った時、見過ごせない時は頻度は多くなくとも首相官邸や自民党、選挙区の議員のサイトに意見を送って意思を伝えることを大事にしてきました。
SNSの世界で垂れ流すだけではなく、きちんと声を届ける。
今までもこの世の中に呆れて辛くて諦めそうになることは多かったのですが、実際は自分が思っていた以上に、広く深く悪い方向に進んでいたことをこの本を読み思い知らされました。

一個人のことで放っておけばいいのに芸能人の不祥事のニュースや必要以上に事件の被害者のことを掘り下げるワイドショーの報道に、ワイドショーは見てられない、と見ることをやめました。
特に薬物逮捕の場合は、何か政府が隠したい法案を通すのではとSNSでまことしやかに囁かれるようになり、私も怪しいな、と思って芸能人に関する報道に振り回されないように、と思ってきました。

ただ、かなりの数、SNSで目につくのは、自分だけが真実を知っているかのような優越感にひたり、愚民たちを目覚めさせなくてはならないと暴言スレスレ品位のない言葉遣いでくる日もくる日も会話になってないのに噛みつき続ける、所謂『陰謀論』の人たち。
私は、東日本大震災の後、陰謀論に染まりました。何もかもが怖くなり、日本が売られる、侵略される、と怯え、好きなアイドルすら秘密結社の広報で、と疑い正気を失っていた時期があります。

誰が書いたかもわからないブログ、簡単にアクセスできるところに世界の秘密はないです。自分だけが何故知り得たと思うのか、専門的に学んでもいないのに何故専門家に上から目線で否定するのか。
陰謀論の人たちの中には、本当に世界をより良くするためというよりかは、優越感に浸り横並びの仲間意識に浸っていたい人もいるのかなと思っています。

でも、最近は、否定しきれないところもあるのかなと思っています。
行きすぎた批判や妄想は論外ですが、おかしいなと感じたことに理性的に声を上げることは大事だなと。

安直に陰謀論とこの本を結びつけるのは乱暴ですが、遠からず近からずに思えます。
なんにせよ、政府に文句を言うことを考えない、政府の言うことは全部批判するという思考を放棄した行動ではなく、さまざまな判断材料と自分が培ってきた/身につけている感覚で判断して自分の意見を持ち、行動することが大事なのだろうと思います。

この本、堤さんの良いなと思うところは、私が今まで陰謀論派の人で嫌だなと思ってきた上から目線、高圧的、馬鹿にする態度がなく。今からでも間に合う、頑張りましょう、これからです、という励まし寄り添いあう柔らかな物腰です。
この本を書くに辺り、何度もふざけた金の亡者達の横暴に怒りが湧いたのでは、と思います。
暴言を吐かず、諦めず、切々と書き連ねていった堤さんの根気を思うと、応えなくてはと思わされます。

SNSの意見は、とても危うく、一般人に見えてもどこか誘導的(政府に有利なようにうまく言論展開して世論を操作する感じ)な人が目に入ります。
でも、あなたが惑わされそうになってるその意見を言ってる人のこと、よく知ってる?と画面の向こう側のたくさんの人に問いかけたいです。
誰も責任をとってくれない、甘い囁きに流されてはいけないなと。

声を上げなきゃいけないことが多すぎて、なんでそんな酷いことができるの?と人格を疑うような人たちが多くいて。でもこの本を読むと政治家の中にもまともな人もいるし、外国では民衆が声を上げて民主主義を取り戻した国もある。
今を嘆いて何も行動せず受け入れ流されるのではなく、一歩ずつ少しずつでも抗い、頑張りたい。

「2012」というパニックムービーが、いつか現実になるんじゃないかと思うときがちょこちょこある。
涙を飲む一般人も多いかもしれないけれど、限られた人だけの船に潜りこんで、私たちの意志を引き継ぎ未来を生きる人が少しでもいたらいいなとか。ちょっとの希望を抱き、頑張る。

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2023年08月01日

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強欲資本主義の巧妙な正体を見抜き、私たちの生命・財産を守る方法とは。滅びゆく日本の実態を看破する覚悟の一冊。

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2023年07月21日

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衝撃的な1冊。
チープな言い方だけれど、世の中の裏を覗いてしまったような感覚と、これをそのまま信じて過剰に反応すると、世間では要注意人物扱いされるだろうなという諦めを感じた。

(内容抜粋)
「ショック・ドクトリン」とはテロや大災害など、恐怖で国民が思考停止している最中に為政者や巨大資本が、どさくさ紛れに過激な政策を推し進める悪魔の手法のことである。日本でも大地震やコロナ禍という惨事の裏で、知らない間に個人情報や資産が奪われようとしている。パンデミックで空前の利益を得る製薬企業の手口、マイナンバーカード普及の先にある政府の思惑など……。

特にコロナやマイナンバーが思い当たる節が多すぎて、きっとこの本で書いていることは真実だと思う。
ただ、違和感を持ったところで、一個人にできる影響力はあまりに小さく、対策が
・マイナンバーカードを作らない
・違和感の意見を、省庁へ意見として送る
・地域の政治家へ意見する…など
些細なものばかり。
そうする以外に劇的に止める・変化させる方法はないこともわかるが、無力感が大きい。

平凡な一般市民が、巨大権力+知識人に立ち向かうすべはないと痛感した一冊。

であれば、巨大権力+知識人が作り上げるこの理不尽な世界は止められないとして、そのなかでいかに自分が過ごしやすく生きていくか、ということを考えるほうが現実的なのはないか。

政策に反対の声を大きくあげるだけでは、今の世の中では要注意人物になるだけ。騒ぎ立てるだけでは、真意は伝わらない。

ただ、こういった真実を暴く本は広く知れ渡ってほしい。数は力なのは間違いなくて、過剰な一部の偏った人だけが知っているのではなく、一般市民にも知ってもらいたい内容だった。そうすることで、少しは政府のやりたい放題を止められるのかもしれない。

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2024年02月03日

Posted by ブクログ

ショック・ドクトリン
政府や大企業による火事場泥棒のようなもの
災害や戦争など混乱に乗じて常時には通らない法案を通したり、認可したりという手法
シカゴ大学のミルトン・フリードマン教授が提唱している手法であり、全世界に信奉者は広まっている
資本主義に通底する、今だけカネだけ自分だけ、の世界でゲームを有利に進めるには非常に効果的な考え方
力を持った方達が更に一人勝ちする考えに我々は立ち向かえるのか
著者は統制されていない情報を集めることが立ち向かう一歩になると教えてくれている
検索エンジン一つにしても、情報統制されているGoogleなどではなく、gibiru、disconnect searchがお勧めらしい

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2024年01月21日

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ショック・ドクトリンとは、人々が災害や大事件でショックを受けている間に、利益誘導のための法案やシステムが制定されてしまうこと。

さすがの堤未果さん。読みやすく、引き込まれる。日本だけではなく、アメリカでの出来事や雰囲気までもがよく描写されている。

本当に、世の中そんなことばかりだ。
特に現在の日本は、世襲議員が多すぎる。政界デビューしたときから既に利権構造の中に組み込まれていて、大衆のことは二の次。自身の政治基盤への利益誘導に、一番のプライオリティを置く。

つい最近だってそうだった。
コロナで世界中が疲弊する中での五輪開催。スポーツで感動、みたいな建前はあまりに薄ら寒かった。
開催のための予算はどんどん膨れ上がり、それでいて予算に見合うクオリティだったかは大きな疑問が残った。
結局、仲間内に中抜きさせたんだなぁと、絶望感が募っていく。

そうか、これがショック・ドクトリンなのか!と。名前を与えられてよく理解できた。

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2023年12月30日

Posted by ブクログ

ショック・ドクトリンか。こんな話聞いたことなかったな、今までどれほど呑気に暮らしてきたのだろう。
もちろん、この人の言うことだって全てが正しいわけではないのだろう。
しかし、いつのまにかこの日本が日本でなくなっている事態になっている可能性は本当にあるのかもしれない。
自分の人生の残りを、自分のために使うのか、自分の子供や孫の世代のために何かしていくのか。そう言うことを考えていかなければいけないのだろうな、そして実践も。

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2023年11月22日

Posted by ブクログ

ネタバレ

今の所今年1番の読んでよかった本かもしれない。9.11のテロ事件を受けて人生をリセットしジャーナリストとしての人生を歩まれたそうだがお父様譲りなのか適職に思う。9.11では現場の隣のビルにいた臨場感ある描写に思わず映像では流されなかった凄惨な場面に遭遇され一旦全てを巻き直したのも頷けた。本書では日本版ショックドクトリンで、3.11の東日本大震災以降のショックに乗じて政府がやってきたことを検証している。マイナンバーカード、太陽光パネル問題、地球温暖化対策に隠れた逆環境悪化現象。
最後の15分都市の話しを読み、デジタル化社会とは国民が管理される社会になる可能性が高いことを思い知らされた。
内容紹介(「BOOK」データベースより)
「ショック・ドクトリン」とはテロや大災害など、恐怖で国民が思考停止している最中に、為政者や巨大資本がどさくさに紛れに過激な政策を推し進める悪魔の手法のことである。日本でも大地震やコロナ禍という惨事の裏で、知らない間に個人情報や資産が奪われようとしている。パンデミックで空前の利益を得る製薬企業の手口、マイナンバーカード普及の先にある政府の思惑など…。強欲資本主義の巧妙な正体を見抜き、私たちの生命・財産を守る方法とは?滅びゆく日本の実態を看破する覚悟の一冊。

目次(「BOOK」データベースより)
序章 9・11と3・11-私のショック・ドクトリン(さらに邪悪な者たち/ナオミ・クライン『ショック・ドクトリン』との出会い ほか)/第1章 マイナンバーという国民監視テク(コロナ禍が大チャンスだった/マイナ保険証はここが危ない ほか)/第2章 命につけられる値札ーコロナショック・ドクトリン(いつかきた道、感染症ショック・ドクトリン/健康をお金に換える錬金術師たち ほか)/第3章 脱炭素ユートピアの先にあるディストピア(地球を救う街は都市収容所!?/環境に優しい生き方が強制される!? ほか)

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2023年11月20日

Posted by ブクログ

評者は堤氏のファンである。しかし、新刊本を見かけても手に取るのを躊躇ってしまうことが多い。
なぜなら、そこには「不愉快な現実」が説得力を持って提示されているに違いないからである。
表題からして本書もその例に漏れないが、最後に希望も記されている。
キーワードは「地方」。自分に何ができるかを考えてみたい

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2023年11月04日

Posted by ブクログ

悪くはないが後半がくどい
政府も企業家のお友達もみな自分が巨万の富を得るために動いている。本当に戦争が無いように、個人が活きやすいようにではなく、コントロールしやすいように、そして自分が儲かるように・・と。コロナワクチンまでふぁいざ^の思惑?って思ってしまうと動けなくなる。バランスが大切だと思う。マイナンバーカードも悪い面もあるだろうが、日本のIT化を進めればもっとできるおとが増えるはず。そのために動くのも必要だと思う。

<書評より>
「ショック・ドクトリン」とはテロや大災害など、恐怖で国民が思考停止している最中に為政者や巨大資本が、どさくさ紛れに過激な政策を推し進める悪魔の手法のことである。日本でも大地震やコロナ禍という惨事の裏で、知らない間に個人情報や資産が奪われようとしている。パンデミックで空前の利益を得る製薬企業の手口、マイナンバーカード普及の先にある政府の思惑など……。強欲資本主義の巧妙な正体を見抜き、私たちの生命・財産を守る方法とは? 滅びゆく日本の実態を看破する覚悟の一冊。

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2023年10月29日

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ネタバレ

政府と大企業の癒着による2015年で消えていった住基ネットからのマイナンバー登録もショックドクトリンなんですね。
もう社名出します。そのマイナンバー関連企業は日立製作所、富士通、NTTデータ、沖電気、大和総研、野村総研、NEC、そしてもちろん電通、忘れてはならないパソナ。国民が収めた大事な何兆円の税金は、こうして使われていたんですね、恐ろしいです。TVや新聞、ラジオもメディアにとっては大事なスポンサーだからこんなこと言えませんよね。
金融資産報告を強化した1946年がもう一度来るかも。
マイナ規約をクローズアップ。岸田総理さんもそうだけど、河野大臣さんも怖いですね。
カナダやスウェーデン、そしてエストニアなどのデジタル大国のその後も参考になります。
あとラムズフェルドはタミフルでたくさん儲けて、ファイザー社、モデルナ、ビオンテックはコロナで毎分約750万円も稼いでいて、日本では余ってしまった使用期限付ワクチン約¥2,000億円分を破棄していたとか、まったく知りませんでした。
その他、カーボンニュートラルのショックドクトリンや、太陽光パネルのショックドクトリン、犯罪者をなくすためのショックドクトリン、CO2排出を無くすためのショックドクトリン、3.11ショックドクトリン実行委員会など、次はどんなショックドクトリンを計画しているのか恐ろしいです。
テクノシステム、洋上風力発電業など知らない間に癒着は当たり前、自民党に1億円献金したNTTが1000億円分のマイナンバー事業を発注もし、ワクチンメーカー日本法人実行委員でもあった水野弘道氏は回転ドアでテスラに行ったり来たり、テスラ株が上がって笑いが止まらないようです。
近い将来、地震や津波、海外からの攻撃、新たなパンデミック、円安危機、株価大暴落など大パニックが来た時のチャンスを政府はジーッと待っているんですね。そんな政府の次なるショックドクトリンに気づかず、わたしたちも乗っからないように気を付けたいです。
弱者の味方、堤未果さんありがとうございます。

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2023年10月25日

Posted by ブクログ

ショック・ドクトリンとは、テロや大災害など、恐怖で国民が思考停止している最中に、為政者や巨大資本がどさくさ紛れに過激な政策を推し進める悪魔の手法のこと(カバー裏書より)

為政者って、巨大資本って、具体的に誰のこと? 悪政が、結果的にそう見えているだけのような気がする。


Gibiru, Disconnect Serach, Startpage, Oscobo, SwissCows といったあたりはメモしておこう。

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2023年10月21日

Posted by ブクログ

311。原発事故。電気が足りない。今までの生活が続けられない。冷静に考えられない。ショック・ドクトリンはその瞬間襲ってくる。太陽光パネルが森を襲う。自然エネルギーという名の自然破壊。高過ぎる再エネ賦課金。その利益は中国へ|新型コロナ。緊急事態の慣れない生活。先が見えない。藁をもつかむワクチン。「我に返る」前が商売時。2.4兆円が強欲企業へ…著者は911のPTSDを情報遮断で克服したという。身体の声を聞く。まともな判断力を取り戻す。下手な情報はない方がいい。メディアが何かで騒ぐとき、そこには必ず裏がある。

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2023年09月28日

Posted by ブクログ

ショッキングな出来事下での思考停止に付け込まれない様、常日頃から考える・違和感を研ぎ澄ます事が大事と思う。

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2023年09月17日

Posted by ブクログ

100分で名著、に触発され読んでみました。20000のマイナポイントにも躍らされずいまだマイナンバーカード持たない意思を貫いてる身としては溜飲下がります。考えることをやめたらいいように操られるだけですね。頑固者シニアとして頑張れるところまで抵抗する意思を改めて固めました。

#夏の読書感想文

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2023年09月16日

Posted by ブクログ

読んでよかったです。
情報過多の今、真実があやふやになりますが、メディアやSNS企業が選んだ都合のいい情報に身を任せて流されてるだけでは、強欲な金持ち達に知らぬ間に骨までむさぼりつくされる、ということがよく分かりました。
金持ちはもう既に贅沢な生活をしてるのに、どこまで一般市民を苦しめたいんだろう?
それを手助けしてる一部の政治家にも吐気がするし許せません。国民の金を使って本当に何してるんだろう?

情報社会の中でも一呼吸おいて、五感を研ぎ澄まさせる、”違和感”をやり過ごさないで、行動を起こす。1人でも多くの国民が、特に若者が、この違和感を察知して大声をあげてほしいです。

巻頭にあったこの引用、ゾッとするくらい胸に響きました。胸に刻んで生きたいです。

「考えろ、考えろ、たとえ一秒の何分の一ぐらいの時間しか残されていないとしても。考えることだけが唯一の希望だった」

ジョージ・オーウェル 「1984」より

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2023年09月11日

Posted by ブクログ

一気読み。恐ろしい事が書いてあるが、一般人はどうしたら良いのだろう。台湾の女の偉い人、偉いなあ。(その人の事一行くらいしか書いてないけどね。)ウイキペディア見たらこの方の旦那さん川田龍平さんなんだな。そこびっくり。

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2023年09月09日

Posted by ブクログ

どさくさに紛れてや上手い話でというのは、どうしても胡散臭い感じがする。この臭覚を養うための参考本でした。

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2023年09月03日

Posted by ブクログ

「ショック・ドクトリン」という言葉を初めて知った。
とはいえ、今の政治だけでなく、昔から繰り返されてきた時代の変遷でもある。

今はこのコロナショックの中、明らかになにかがおかしくなっている。ただ、やはり災害や恐怖がついてくると、やはり右へ倣えになってしまうのが人間。
ワクチンの是非に関しても、これから問題が起こるかもしれないが、接種してしまったものとしては、今後の判断をどうしたらよいのか、冷静になった時点でも判断が難しい。

マイナンバーやEV化には、他人ごととせず、動きをしっかり見定めたい。

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2023年08月28日

Posted by ブクログ

堤さんの本は毎回、勉強になる
そして、どう生きたらいいかのヒントになる
友人にも貸したいと思い、購入した

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2023年08月17日

Posted by ブクログ

政府のジャッジを徹底的に性悪説、良くない観点で見たらこんな恐ろしい事が起こってますよ、をしゃべり口調でわかりやすく解説してくれている。

ショックドクトリンとは芸能スキャンダルで国民注意をひいている裏側でした緊急事態に政府外しれっとおかしな法改定や新ルールを通しちゃうこと。
脱炭素、マイナンバー、ワクチン接種…様々な事象の背景には必ず儲かる企業と政治家がいて、国民に不利益なことが起きている。

ポイントは緊急事態、耳なじみの良い言葉、ソレっぽい数値やデータ。これらが合わさった時は要チェック。
大切なことは違和感を持つこと。ソレが我々国民に出来る第一歩だ。

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2023年07月12日

Posted by ブクログ

次の読書会課題図書がこちら、
「堤未果のショック・ドクトリン」
実はこれ、本家(?)とほぼ同時並行で読んできた。

当たり前だけど先行して読んできたナオミ・クラインのケースより、日本のことが主であるが故により身近で具体的。

3.11の震災やコロナ禍の裏で、一部の界隈では疑問の声が投げられていたマイナンバーカード、コロナワクチン、はたまた太陽光発電の政策など、自分ごととして想像しやすく、またそれに対する違和感については説得力があった。

ただ、この本にある主張も一方向の事実で、全体像をその原因に起因させるには強引すぎないかな、と思う部分もある。
読者に対してわかりやすくキャッチーに認識させるためか、回転ドアという表現が出てくるが、確かに利害関係のある人人物が法整備に直接関わってきたり、仲良し企業との癒着が安易に想像できる政治体制だったりという面では大きな問題だと思う。だが一方で、知っているから、わかっているからこそ任せる、その人物が適任という考えもあるのではないか、と…我ながら甘い性善説に寄りかかりたくもなってしまう。

たぶんコロナワクチンしかり、マイナンバーカードしかり、もっともっと個別具体なわたしの個人的な体験で不具合がたまたま起きていないということにも、この感覚が影響されているのだろう。
いろいろ出している数字の一次情報も調べていないし、この本自体にもあったように、数字は切り取り方で事実が違って見えたりもするからなぁ。

ただ、今自分が生きている国が、民主制であるという事は大きい。

基本的には政府や世の中の大きな仕組みや流れは、なるようにしかならないと考えている人間なのだが、歴史が勝ち取ってきた民主的な権利、…それは直接的に選挙であってもいいし、消費行動なんかも包含されると思うんだが、については自分の意思で決定したと思えるくらいには頭を使いたいな、と思った。


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2024年04月25日

Posted by ブクログ

うー・・・ん?

ショックドクトリンというのは、非常事態発生時に、国民が一瞬パニック状態になったのを利用して、国が、多分「イリーガルな」法案とか状況を一気に作り上げてしまうこと。それを、民主国家でやる。

なんだろうこの違和感。
陰謀論ではないというが。

例えば、9.11後の国家の非常事態大権を認めていく動きのスピード感とか、用意されてたでしょうというが。

なんだろう、この違和感。

マイナンバーカードもいろんな事例あげてることも。

確かに色々、なるほどなと思うこともあるんだが、多々の事象の一面色眼鏡で見てる感も拭いきれない。まさに、この本の書き方自体が、パニック感を醸成しようとするというか、占いって、いいことより悪いことが起きるって言った方が聞いてくれるんすよという感じというか。

こういう解釈が正しいんですよというか。
取材された根拠もあるんだろうが、あんまりそれが出てないというか。

ただ、この見方は持っておいた方がいいと素直に思うし、眉毛に唾つけながらも、忘れないでおきたい。

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2023年10月31日

Posted by ブクログ

★★★
今月9冊目。
いやはや、この国で、いや、この世界ホントに利権で動いてるのか。
この本は陰謀論とかではなく歴史を追った事実。
コロナもまだ知らないところで色々と問題があったとは。
マイナンバー、ワクチン、太陽光など、どこが癒着していて誰が得するのか。
ショックな事が起きた時には裏で色々動いているというショッキング事実。
まあ、皆様、テレビ見ないで本読んで勉強しようよ

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2023年07月25日

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