【感想・ネタバレ】企業博物館とは何か 歴史・役割・可能性のレビュー

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Posted by ブクログ

博物館と言うと、クラウドファンディングで話題になった国立科学博物館や、東京国立博物館のような施設が浮かんでくる。





しかし、企業が運営している博物館もある。





国や自治体が運営している博物館との違いは何か。





全国にどれだけあるのかと言う質問に対して、はっきり答えられないと述べている。




企業博物館の定義がハッキリしていないから。




「新訂 企業博物館事典」によると、産業ごとに理由られた253の施設を紹介しているそうだ。





名前に関しても「記念館」「科学館」「資料館」などさまざまだ。




著者は東証1部上場企業(2019年2月時点)のすべてと、予め企業博物館を設置している企業博物館を設置していることが分かる非上場企業を調査して合計2301社を対象にした調査を実施した。




設立理由のトップは「企業の社会的責任」。




資料を収集しているが半数強に及び、展示以外の資料の保有もしている。




展示内容は「自社の歴史」がトップだった。自社の歴史を抜きにした企業博物館なんて何のためにあるのか意味が分からないからなあ。




企業博物館が対象にしているのは「顧客」が一番多い。




企業博物館にはどんな機能が期待されているのかに対して、「自社資料の保存」「自社ブランドの向上」「社員や会社のアイデンティティーの形成」が多かった。





「行きたい!企業ミュージアム」という本を読んだとき
行ってみたいなあと思う所があった。





これから企業博物館がどうなっていくのか気になる。

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2023年09月03日

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