【感想・ネタバレ】ちぐはぐな部品のレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

SFからミステリ、時代物まで様々なお話が揃うショート・ショート集。全30編。
装丁がイマドキでとても可愛いけど、初版はなんと昭和47年。(改版が平成18年)50年以上前とは思えないぐらい、今の時代を生きる私たちが読んでもストンと腑に落ちる物語たち。→

好きな話

魔神
シャーロック・ホームズの内幕
変な侵入者
足あとのなぞ

出入りする客
壁の穴

壁の穴と出入りする客が特に好き。ショート・ショートにしては少し長めなんだけど、おとぎ話感がある。

0
2024年03月31日

Posted by ブクログ

最近流行の大規模言語モデルAIで思い出し、「神」という作品を読み返したくて再読。

ある装置に古今東西のあらゆる〈神〉についての莫大なデータをインプットしていくと...

オチを忘れていたのだけど、やっぱり面白い。ホームズの話や、最初の「いじわるな星」も好き。

0
2023年04月16日

Posted by ブクログ

どの話も意外な展開が待っているから読むのがワクワクします!桃太郎の時代、江戸、シャーロックホームズの19世紀、そして未来というようにどの時代の物語も分かりやすく面白く書かれていてすごい!1番お気に入りの話を選ぼうと思ったのですが、沢山あるので選べませんでした笑

0
2021年07月22日

Posted by ブクログ

『きまぐれロボット』には一応「児童向けのSF」という枠組みがあったが、こちらはテンデンバラバラ、多種多様なショートショートが集められている。全編哀しみに満ちたSF巨編「凍った時間」、ナンセンスギャグが炸裂するファンタジー「恋がいっぱい」、欲深い男2人が痛快な大岡裁きでやりこめられる時代もの「名判決」などなど……このバラバラさ加減をそのまま書名の由来としたことまで含め、洗練されきった名匠の技巧が光る一冊。

0
2018年01月08日

Posted by ブクログ

昭和47年に初版されたものなんて信じられないです。まるで未来を予想しているかのようで曳引き込まれした。特に「凍った時間」「神」「鬼」「壁の穴」に引き込まれました。あと「シャーロック・ホームズの内幕」「恋がいっぱい」「最高の悪事」も面白かったです。10点をつけたいくらいでした。

0
2016年10月31日

Posted by ブクログ

『凍った時間』『変な侵入者』『神』『ネチラタ事件』『鬼』『出入りする客』『壁の穴』がお気に入り。

『壁の穴』このナイフすごく欲しい!

0
2014年09月29日

Posted by ブクログ

星新一の数ある著書の中でも yubeshiイチオシの「ネチラタ事件」が入った1冊。
文句なく笑えます。

0
2009年10月07日

Posted by ブクログ

バラエティに富んだショートショート集。
3ページで完結するような特に短い話もあり全体的に読みやすい。
内容もSF系から日常ものまで幅広く私的には嬉しかった。

【お気に入り】
陰謀‥‥ゾウとハト。イソップ話にありそう。
宝島‥‥上手いオチ。
鬼‥‥桃太郎、おにごっこ
名判決‥‥とんち話

0
2024年04月09日

Posted by ブクログ

ネタバレ

以下本当に個人的な感想

夜の音 が何気に好きかもしれん。最後を読んだ瞬間「トイレやんけ!!!」って突っ込んじゃった

抑制心 もいいねえ!こっちを見ながら語りかけつつショートショートの長さで何が言いたかったかきっちり伝えてきたうでワッてなる感じ!いいね〜すきだな〜

最後は…なんか淋しくなっちゃったなぁ…どうしようも無い諦めとぼんやりした絶望みたいな…諦観みたいな…

0
2022年10月20日

Posted by ブクログ

特にお気に入りのショートショート
(ショートショートは、SFの俳句だそうです)

・いじわるな星
(宇宙船が豪華客船にまで進化してなにも手に入れられない話)
これに近いことは、身近でたくさん起こってる気がする。ワサビのきいた風刺です。

・歓迎ぜめ
(ずっとニコニコしてご馳走して、穴に突き落とす話)
一番怖い種類。

・みやげの品
(お土産品なんて全国どこでも買えるから価値がないから、経験を売る話)
我が身を顧みる

・抑制心
(実は周りはみんな吸血鬼っていう想像の話)
こんな想像しながら生きていったら楽しくて仕方ないよ!

・壁の穴
(周りを覗き込むほど自分が透明になっていく感覚の話)
これ読んで、思い当たる節ない人なんて

1972年に初版って。。
こんなに、シンプルで自然な文章は他にないと。イメージはクリーム色
読みやすさ、5分でも時間あったら幸せになれる本です。


愉し!

0
2022年09月24日

Posted by ブクログ

さすが星新一!安定感のある面白さ。
日常生活のふとした時に読みたくなるんだよね、SS。

『ちぐはぐな部品』というタイトルもどんぴしゃで好みです笑
表紙の色合いもいいよね、まさにちぐはぐ感出てる笑

スカッとしたいときには是非♪

0
2018年02月22日

Posted by ブクログ

相変わらずの星新一。30篇にまとめられたSS集。
色んなテーマのSSがあってバラエティーや内容も豊富。
長さもバラバラなので星新一をとことん楽しめる一冊。

0
2012年03月03日

Posted by ブクログ

「神」が秀作、ぐっとくる
「意地悪な星」はそこまででもない
「壁の穴」は時代を見通す先見の明というより、純粋に人間に対する鋭い洞察を感じる傑作

宇宙、未来、新発明を扱うシンプルで正に星新一に求めるショートショートという作品から、現代の寓話、昔話の再解釈、短編まで、星新一を一通り楽しめるお得な一冊。これは買って損はない。

どうでもいいけど、SFでしばしば強調される「古さ」なんて個人的にどうでもいい。古さを感じないからいい作品なの?。
「電子頭脳」のどこが古いのか。「コンピュータ」よりも電子頭脳の方が圧倒的に味わいがある。コンピュータが古臭くなる時も遠くないだろうに

0
2011年12月22日

Posted by ブクログ

[2011.10.15]
“ムントは、なるべく人通りの少ない細い通りを選び、こそこそと、あの殺風景な地下室へと急ぐのだった。”
(凍った時間)

星新一を初めて知ったのは高校1・2年生のときで、「どんな本が好きなの?」という問いに対するこたえでした。何系の話を書くひとなのかを尋ねたらちょっと困ってた覚えがあります。次に会ったのは高校3年生くらいのとき、NHKのショートアニメで。一筋縄ではいかない、すこしブラックなストーリー展開にとても引き込まれました。
大学1年の夏、文庫本フェアですこしどきどきしながら購入、しかしすぐに読むことはなく、2年後のきょう、ようやく読み終えました。

解説にも書かれているとおり、40年ほども昔に書かれた作品にもかかわらずいまでも新鮮味にあふれているし、まったく古くさくなく馴染みやすい文体に感銘をうけました。そんなに昔の本だなんて信じられないおもいです。

この本のなかで好きだとおもった作品の名前をリストアップしようとおもったけど、あれもこれも…となってしまったのでやめました。どれもとても読みやすく、何とも言えない思いがのこります。

0
2011年10月15日

Posted by ブクログ

星さんの数ある話しのあちこちから集めたのが今回の「ちぐはぐな部品」だそう。なので、とってもSFな話しもあれば昔話やパロディもあり楽しめる一冊だと思います。

"ネチラタ事件"は笑わずにはいられませんでした。とくに面白かったです。

また、「そうくるか!」と思うような"変な侵入者"や"陰謀"、なんとなく切ない気持ちになる"廃屋"などあり、とても良いです。

ただ、星さんを好きで前から色々と小説を読まれてる方は、何話か読んだことがあるのが入っていたのではないでしょうか。

0
2011年10月08日

Posted by ブクログ

タイトル通り、さまざまなジャンルのショート・ショート集。
星さんのショートショートは3冊読んでるけれど、その中で一番 ジャンルがバラバラ。

SFよりも、童話や時代物が多いかな、って気もしましたー

0
2011年09月20日

Posted by ブクログ

[BOOKデータベースより] 事故により、脳を残して、全て人工の身体となり、ひっそりと一人で暮らしていたムント氏。訪ねてくるのは週一回の合成血液の配達人だけ。ある日、外の世界に繋がるテレビと電話が通じない。しかたなく外に出ることにしたムント氏。そこは動くものがなにひとつない世界だった。「凍った時間」ほか、29篇。SFからミステリ、時代物まで、星作品中とりわけバラエティ豊かなショートショート集。

0
2011年08月06日

Posted by ブクログ

短いのは2ページから、長いのは10ページほどのものまで。
色々な短編が載っていましたが、どれもこれもちょっとした落とし穴で
苦笑してしまうものでした。
落ちがちょっと読めるものもありましたがw

長くて足がないものが嫌いな人は
1個話を飛ばして読んだ方がいいと思います。
ところで、出てくる博士はやっぱり同じ人…ですよね?
色々おかしな研究してるものです

0
2010年09月29日

Posted by ブクログ

裏表紙にあらすじが紹介されてる作品を読んだ、が、期待していた星新一作品独自のセンスと言うような部分が発想!というより、後味悪っ…系だったので、これはこれで…といえばそうなんだけどそこだけ、やや読後にモヤっとした。

0
2023年11月20日

Posted by ブクログ

ネタバレ

友達から譲り受けた本です。

星新一のショートショートは、小学校か中学校の国語の時間に習いました。初めて接する不思議な世界観に魅了されたのを覚えています。

この本では「いじわるな星」が特に印象に残っています。

人間の欲望は果てしなく、それに囚われていると、結局は何も手に入れることが出来ず、莫大なエネルギーを浪費してしまう。そのような教訓が示されていると思いました。

0
2021年03月04日

Posted by ブクログ

ネタバレ

【あらすじ】
事故により、脳を残して、全て人工の身体となり、ひっそりと一人で暮らしていたムント氏。訪ねてくるのは週一回の合成血液の配達人だけ。ある日、外の世界に繋がるテレビと電話が通じない。しかたなく外に出ることにしたムント氏。そこは動くものがなにひとつない世界だった。「凍った時間」ほか、29篇。SFからミステリ、時代物まで、星作品中とりわけバラエティ豊かなショートショート集。

【感想】

0
2017年08月24日

Posted by ブクログ

ネタバレ

 
表紙可愛くてつい・・

タイトルどおり時代とか場所とかちぐはぐ
恋がいっぱいと凍った時間がすき
またゆっくり読もう

0
2015年09月13日

Posted by ブクログ

俺が生まれる前の本。
それなのにこの世界観凄いな。
宇宙や未来のことがごく普通に書かれている。
まるで自分が未来に行って見て来たかのように。
あんまり人類への皮肉めいたものはなかったけどことわざやフレーズを一つのストーリーにして書かれているのが多かった気がする。

ストーリー
事故により、脳を残して、全て人工の身体となり、ひっそりと一人で暮らしていたムント氏。訪ねてくるのは週一回の合成血液の配達人だけ。ある日、外の世界に繋がるテレビと電話が通じない。しかたなく外に出ることにしたムント氏。そこは動くものがなにひとつない世界だった。「凍った時間」ほか、29篇。SFからミステリ、時代物まで、星作品中とりわけバラエティ豊かなショートショート集。

0
2014年09月26日

Posted by ブクログ

あとがき

これは、新しい「あとがき」です…

昭和61年6月 著者

…て、ええ!?


私がタイムマシンに乗っていたのか?

0
2014年07月30日

Posted by ブクログ

オチが割とシンプルでブラックなものが多い作品集。だましていると思っていたら実はだまされていたとかいう、星新一らしい作品が多いのだけど、モテる男を拘束したのが婦人警官など、割とオチが弱い物が多い。
それもそのはずで、星新一としてはかなり古い作品が収められている模様。さらにいろんな名作を下敷きにして、「あのオチは実は」というものもあり、星新一らしくない物も多い。

0
2017年04月28日

Posted by ブクログ

星新一さんのショートショートはいつも皮肉が効いてます。
いずれも短いお話で、ちょっと空いた時間に読めるのが良いです。

0
2014年02月27日

Posted by ブクログ

星新一の作品はどれも本当に面白い。この作品集の中だと特に「抑制心」が印象に残った。彼のショート・ショートは最後に思わずニヤリとさせられてしまう作品が多いので、外で読むとちょっとした不審者になりかねないのが嬉しい悩みだろうか。
本屋で見かけたらつい買ってしまう著者の一人。

0
2012年11月10日

Posted by ブクログ

「ちぐはぐな部品」3

著者 星新一
出版 角川文庫

p160より引用
“だから、そしらぬ表情をいつまでもつづけ、
あなたに手をつけるなどということは、
おこるわけがないのだ。”

ショートショートの代名詞ともいえる著者による、
短篇作品集。
宇宙の話からお金に関する話まで、
ひねりととんちのきいた短篇が30本収録されています。

上記の引用は、
「抑制心」と題された一話の締めくくりの一文。
遠慮の固まりというものは、
いつでも面倒くさいものだなと思います。
周りの人数が少なければ、
確認してから手にすればいいのだけれど、
人数が多い時は結局残ってしまう事が少なくありません。
もったいないので誰か良いルールを作ってくれたら、
いいのになぁと思います。
自分で作れればいいのですが、
そんなアイデアが浮かぶほど、
著者のようにとんちがきかないのが残念な所です。
一話ずつがとても短くきれいにまとまっているので、
忙しい合間にも読めていいのではないでしょうか。

ーーーーー

0
2012年07月15日

Posted by ブクログ

『凍った時間』・『鬼』が個人的にビビっときました!

読んだ後に自分を省みて、ざわっとするような、ぞぞっとするような、そんな話が好きです。

0
2011年05月18日

Posted by ブクログ

■部品、いろいろあります。

事故により、脳を残して、全て人工の身体となり、ひっそりと一人で暮らしていたムント氏。訪ねてくるのは週一回の合成血液の配達人だけ。ある日、外の世界につながるテレビと電話が通じない。仕方なく外に出ると、そこは動くものが何一つない世界だった。(「凍った時間」)
SFから大岡裁き、ホームズも登場。多彩なバラエティで贈る29遍の傑作ショートショート集。

0
2011年05月21日

「SF・ファンタジー」ランキング