感情タグBEST3
Posted by ブクログ
子供の頃に読んで、とても好きだった物語。
大人になってから読んでもやっぱり心躍る物語です。
好奇心旺盛で、素直で優しいピコタンの、とっても不思議な冒険奇譚。
ワクワクハラハラしながら読めるエンターテインメント小説だと思います。
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好奇心いっぱいの元気な女の子・ピコタンと、もう一度だけママに会いたいと願う幽霊の女の子のお話。
先に劇団四季のミュージカル版に触れてから(と言うか死ぬほど感動してから)原作を読んだパターン。今回、十数年ぶりに再読しました。
原作には霊界空港もエンジェルもデビルもメソも、更には夢の配達人のおじさんすらも登場しないんですが、その分テーマが明快で、この潔さがすごく好きです。
「ピコタンのいちばんうれしかったことといったら――人を信じて、それに相手がこたえてくれたことだろう」(本文より)
そうなんですよね~、後先考えずに幽霊との一日交替を買って出るピコタンを嘲笑するのは、他人を信じられない、つまり裏切ったり裏切られたりした事のある大人なんですよね~。だからまだ9歳のピコタンにしたり顔で「そんなに簡単に他人を信用するなんてバカだな」って言うんだけど、本当は、簡単に他人を信用できる(=信用に足る相手に出会える)ことの素晴らしさなんて誰でも分かっているというか、むしろ大人だからこそその尊さを思い知っているんだよな~。
相手の境遇に心から同情し、且つ自分に置き換えて考える想像力と思いやりを持った少女。そんな彼女からの信頼に全力でこたえた、芯の強いもうひとりの少女。
2人のたった1日だけの邂逅に、「人生意気に感ず」ってほんとこういう事だよね、と感じ入りました。
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個性的な女の子、ピコタンはいつも冒険したいとの夢を持つ快活な子。全く正反対の世界から一点を見つめると,普段は当たり前だったことが違って見えてくる。家族、友情、愛する、愛されるってことがこんなに素敵な事なんだってことを経験するのです。
闇の中の小さな光に安心するように、極寒のなかの小さな灯火がこの上なく温かい様に、別の方向から物事を見つめてはじめて気づくことがあるのですね。私もこんな物事の捉え方をしていきたい。
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何年か前の子供の学芸会でこれを見て劇団四季の本物を見て、やっと原作を読み終わりました。お芝居の方のわちゃわちゃした感じも大好きだけど、原作の方はシンプルで味わい深いです。
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本棚に眠っていたところを発見!!
いやー懐かしい。
そんなに長くないお話で、挿絵もたくさんあって文庫本なのに絵本みたいな本です。
北見隆さんの絵ってなんか好きだなぁ。現実のような、そうでないような味わいがあって。
北見さんは恩田陸の三月シリーズの絵を書いている方です。
文章も簡単で、普通の女の子(といっても9歳とかそこらの子)のちょっとした冒険のお話です。
劇団四季でミュージカル化もされてました。
私はなんだか好きです。
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赤川次郎氏による珠玉のファンタジー。
子供から大人まで楽しめる事間違いなし。
舞台にもなっている作品ですが、原作も良いですよ。
心が温まる一冊です。
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大好きな劇団四季のミュージカルの原作本。
推理系のイメージが強い赤川次郎の作品っぽくない。
ミュージカルよく見てたから、その上で読むと何か物足りないかな。
逆だと、ミュージカルに感動出来ると思う。
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短いけれど、なかなか良いお話ですね。タイトルは知っていたけれど読んだことはなかった。これは小学校高学年が学芸会の劇の題材にすることが多いらしい。いま、小学校で赤川次郎は良く読まれています。
Posted by ブクログ
ミュージカルの舞台としても数多く公演されている作品です。私自身も、中学1年生の時にこの作品の演劇に出演し、それがきっかけで原作に興味を持ちました。好奇心旺盛なピコタンがある女の子と1日だけ入れ替わり、霊界を冒険する物語です。最後まで相手を信じる気持ちの大切さを改めて感じることが出来ます。そして、もし自分が死んでしまったら、悲しむ人が沢山居るのだということも再認識させられました。挿絵が多く、文章も易しいので小学生でも楽しく読み進められると思います。