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Posted by ブクログ
口語をそのまま書面におとしてそれを出版するとはよくやったもんだ。正直、読んでて気持ち悪い。
でも内容はよく細かいところまで描写されていて、著書は日記にでも書いていたのかなあ?という感じ。ドラマチックなストーリーなのでせめて著者が本物の小説に書きあげられれば良かった。
Posted by ブクログ
高校1年生の田原美嘉(たはら・みか)は、親友のアヤを介して知り合った「ヒロ」こと桜井弘樹(さくらい・ひろき)という少年と知り合い、やがて2人は恋に落ちます。
ところが、ヒロの元カノの咲(さき)が差し向けた男たちによって、美嘉はレイプされます。傷ついた彼女にヒロは優しく寄り添い、美嘉は彼とともに前に進もうとします。やがて美嘉はヒロの子どもを宿すことになり、両親の反対を押し切ってでも産みたいと願います。しかし、咲の執拗な嫌がらせは続き、そのせいで美嘉は流産してしまうことになります。
子どもを失った悲しみを乗り越え、ヒロと2人で歩んでいくことを決意する美嘉でしたが、そんな彼女にとつぜん、ヒロから「別れよう」という言葉が告げられます。彼女はなぜ、ヒロがとつぜん別れを言い出したのか分からず、親友のアヤやイズミと楽しく高校生活を送りながらも、彼女の心の中に埋めることのできない空隙が広がっていきます。
ケータイ小説の代表作の一つです。ブームの頃は「こんなものは文学ではない」とさんざんにこき下ろされていたこともあって恐るおそる手に取ったのですが、思いのほかすんなりと読み進めることができました。まだ本作しか読んでいないので確かなことは分からないのですが、ライトノベルほどキャラクターのテンプレ化は進んでいませんが、物語を構成しているエピソードがテンプレ化されており、それらをずんずん積んでいくことで物語を組み立てているという印象です。