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Posted by ブクログ
昭和型板ガラスの想い出の24の物語と、
そのガラスの歴史や模様についてを解説する。
Prologue 物語がはじまるまでの物語
Part1 記憶の中の昭和型板ガラス――想い出レターが
教えてくれた24の物語 Episode 01~24
Part2 昭和型板ガラスの物語
昭和型板ガラスのこと 回収から洗浄まで
昭和型板ガラス図鑑 作品に生まれ変わる
想い出レターが教えてくれたこと
Epilogue つなげる仕事の“その先”へ
Column 「結霜ガラス」のこと
貴重な型板ガラスサンプルとの出会い
おもな参考資料有り。
24の想い出レターから紡ぎ出された物語と添えられたイラスト。
そして想い出を呼び覚ました昭和型板ガラスの姿。
その歴史や収集した60種の模様をも、詳しく説明している。
それは想い出、ノスタルジー、レトロで、貴重な過去。
個人の想いを呼び覚ます型板ガラスの歴史。
心にも残る様々な模様があったのだけど、
現在は「梨地」と「霞」だけが生産されているだけ。
その貴重な模様を求め、
家の解体等で廃棄物にならぬよう、回収し、洗浄。
そして作品へと再生する、著者たち。残すことの大事さ。
作品として蘇ったガラスと、収集した模様の数々は、
ほんの少しではあれど、心の奥に仕舞われた記憶に繋がる。
「みどり」は過去の実家にあった型板ガラスの模様でした。
窓の先にあった庭の藤棚の姿まで思い出させてくれて、
嬉しかったです。