感情タグBEST3
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ほっこりする下町の料理屋さんのお話。
おみくじ料理食べたくなりますね✨
人生波があるので辛いとき何かにすがりたくなってしまうんですよね‥
そんなの時にワクワクときっかけが得られるおみくじ料理食べたいなーと思ってしまった!、
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店主の志満さんと孫の希々香さんが営む夕食店シマ、通称うしろむき夕食店は、着物姿でおもてなししてくれる、懐かしさを感じる古風なお店。
季節の野菜を使った数々のお料理とおいしいお酒。
そして最後に、おみくじ形式でメニューが選べるなんて面白い発想です。
表紙に描かれているハート型に盛り付けられたエビフライに魅かれてしまいました。
お店に訪れるお客さんたちのエピソードもそれぞれよかったけれど、ずっと探し続けていた志満さんの夫、希々香さんのおじいちゃまの話が、回り回って最後にはすべてが一つになって、その円満な空気がとても気持ちよかったです。
昔の苦い思い出にばかりしばられて思い悩むこともあるけれど、時には過去を振り返ってみるのもよいものです。
自分が歩んできた道には、自分らしさが満ちていて、世の中そうそう悪いことばかりではないはず。
なごやかな雰囲気で、とても前向きになれる物語です。
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☆4
「うしろむき夕食店」ですが、うしろむきではなくとっても前向きな気持ちになれる心温まる作品でした❁⃘*.゚
悩んだ時や迷った時に、そっと背中を押してくれるような素敵な言葉がたくさん綴られており、また再読したいと思いました。
「お帰りなさい」と出迎えてくれ、そして「いってらっしゃい」と送り出してくれる志満さんと希乃香さんに私も会いに行きたいです(*´˘`*)
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どのお話も美味しそうなご飯と心温まるお話でした
志満さんのようにいつでも背筋を伸ばして毅然とした態度の女性にも憧れるし、希乃香ちゃんみたいに笑顔で愛嬌溢れる女性にも憧れる
不幸だと思えることも視点を変えて振り返ってみればきちんと道になっている、そんな言葉に励まされた素敵なお話でした
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うしろむき夕食店という店名は、
マイナスな言葉ではなかった。
今まで自分が歩いてきた道を、
“ふりかえる“ことによって、
自分だけが歩んできた道があり、
それこそが今後を生きる道しるべとなる。
振り返ることは悪い事ではない。
むしろ大切なのだ。
志満さんが投げかけてくれる言葉が
どれも背筋が伸びる思いのする言葉ばかり。
お腹がすくようなご飯も最高でした。
マイナスの思いをゼロにしてくれる、
そして次の1へ繋ぐ言葉をくれる
でも、プラスにするのは自分次第。
それを思い出せる素敵な本でした。
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表紙のおいしそうなエビフライとビール、
だけどタイトルは「うしろむき夕食店」
表紙のあったかさとタイトルが気になり手に取りました。
帯は、
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焦ったり
迷ったりしたら、
一度をうしろを
振り返ってごらんなさい
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うしろむき夕食店の目印は、野菜や果物の無人販売機。
やっとの思いでたどり着き、お店の扉を開けると、
「おかえりなさい!」と出迎えてくれる。
夕食店を訪れるお客様と、
そこを営む女将の志満さん、孫の希乃香さん。
人生の岐路や迷ったときに「料理おみくじ」。
・願いととのうエビフライ
・商いよろしマカロニグラタン
・縁談きながにビーフシチュー
・失せ物いずるメンチカツ
・待ちびと来たるハンバーグ
どの物語も悪い人は出てこないし、
料理はおいしそうだし、
温かくてお腹が満たされるというのは、
とても幸せなことなんだと改めて思いました。
最後まで期待を裏切らずにいてくれるので、
あったかい気持ちになりたい方、
読書はしたいけれど刺激的な本は求めてない方、
おいしいごはんが好きな方におすすめです…!
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面白かったー。
料理のおみくじというのも面白いが全体として一つの話になっているのもよい。回りまわって返ってくるやさしさがよいねえ。
二話目がお気に入り。折り紙で作れるのすげー
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元来、根がネガティブな私。“うしろむき”という言葉にシンパシーを感じて手にした一冊。
でも、“うしろむき”という言葉はネガティブな意味ではなかった。
「願いととのうエビフライ」の彩羽さんは、どことなく自分と似ているところがあって、じんわり共感。
「待ちびと来たるハンバーグ」の志満さんの言葉の数々は心にしみた。
希乃香さんの「おかえりなさい」「いってらっしゃい」もいいなぁ。
あぁ、美味しいものが、食べたい!
ほのぼの….….
初めて読む方の作品だったけれど、一話一話が、ほのぼのとして、心が温まるような気がした。料理も、飲み物、お酒も、美味しそうで、良かった。
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「うしろむき夕食店」と呼ばれている店を中心とした連作短編集
おみくじがある料理店なんて近くにあったら通ってしまいそう
「キリンビール公式note」で連載されていたからか、美味しそうな料理やお酒がたくさん出てくる!また描写が本当に美味しそうで…読んでるだけでお腹が空く作品でした
人生の岐路に立ったとき、そっと寄り添ってくれる夕食店
店の店主である志満さんと孫の希乃香ちゃんの言葉に時々はっとさせられました
最終話は大円団でよかった~
志満さんは夏木マリさん、希乃香ちゃんは上白石萌音さんみたいなイメージで読んでました
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友人からの宅配便に
あったかいあったかい一冊
ひっそりとたたずむ夕食店
高齢の女性店主がかっこよすぎ
店も調度もお料理もお酒も
こんなお店行きたいなあ
でも、読者としては羨望するが距離がありすぎ
誰にも焦りや迷いは常にある
そんな時は振り返るんだって
≪ 立ち止まり そっと後ろを 振り向くと ≫
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うまくいかないことも多い人生だけど、美味しいご飯と美味しいお酒があれば乗り越えられる。そんなお話がぎゅっと詰まっていた。
想像するとお腹減るお話ばかり。
乾杯のグラスの音は幸せの音。乾杯を出来る人がいることも幸せなこと。
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「料理おみくじ」を引いて
それに合わせた料理が出てくるのがいい。
「おみくじ」だから
ものすごくふんわりした言葉しか書いてない。
『願いととのうエビフライ』とか
『商いよろしマカロニグラタン』とかね。
でも、それを食べたお客のほうは
なんとなく今の悩みのヒントを受け取って
そこから自分で進んでいく。
アンティークショップを夢見る青年の
『失せ物いずるメンチカツ』が
私好みのストーリー展開。
Posted by ブクログ
Twitterのポプラ社文芸編集部の公式アカウントでツイートしていたサイン本プレゼントキャンペーンで当選したことで読んだ作品
食べ物を絡めてて人生をいい方向に持ってく感じの話というのは個人的に好きな感じの話なので結構期待してた。
が、思ったより・・・な感じだった
5つのエピソードがあるが毎回なかなか見つけにくい店を探す展開があるので少しテンポが悪くなるし毎話伏線のエピソードが混じってくるので、その主人公の成長や転機が見たいのにその気持ちにブレーキがかけられた
上に書いたように伏線というか答え合わせが最後に出てきてるのでこれは良かったと思った
基本的には心が暖まり豊かになる作品
人生に失敗なんてあるものですか。仮にうまくいかないのなら、その場所はうまくいくための経由地
省略してるけどこの作中のセリフは救われる人もいるのではないだろうか?
Posted by ブクログ
住宅街にひっそりと佇む"うしろむき夕食店"。
特別な料理ではなく、ほっとするような家庭料理を提供するお店。ここを訪れる者たちで構成される短編集。
とにかく提供される料理の細かな描写が、私のお腹を空かせる。優しい料理とそれに合うお酒。
一つずつの物語の主人公も、細かに描写されている。だけどちょっと、お店のお婆さんと孫の過去については大雑把な設定だったように思えて、その分評価減。
ただ、料理に例えた、その人へのアドバイスは斬新でおもしろかった。