【感想・ネタバレ】消えた少年のレビュー

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Posted by ブクログ

しばらく疎遠だった「探偵はバーにいる」シリーズを再開。この第4弾、いまのところ最高傑作!先週末、ハイボール片手に一気読み。あまりのスピードで読んだため(あと酔ってたため)、今一度ざっと反芻して現在に至ります。探偵モノというよりホラーに近い。「俺」の沸点の低さとアクションシーンの疾走感に大喜びするとともに、ヤクザ桐原、刑事種谷、教師春子と、脇役の存在感の凄さに感心。これは早く次作が読みたいぞ!家に置いてあったかなあ。。。

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2018年10月06日

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ネタバレ

ススキノ探偵シリーズ 第3巻
国語教師の安西春子が再登場して、生徒の中島翔一を探すことになる。
犯人は誰なのか。中島翔一は無事か。アクションシーンもど派手になって、息もつかせぬ展開があってなかなか面白い。

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2012年11月17日

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ネタバレ

シリーズの長編3作目。
「言葉のレベルを設定したのはあんただよ」とか、近年SNS等で有名人にチンケなクリシェで悪絡みする連中に対してなんかも使えそうで、今の世の中に投げかけても違和感のない言葉が多く見られる。先見の明がすさまじくないか。
裏表紙のあらすじに「変質者による犯行か」とあり、前作まではその類の人間は結局犯人ではなかったからそろそろこの線で来るかもなと思ったら想像を超える狂った世界がそこにあり、これは映画化の際に本作がスルーされるのも当然だろうと思った。
作中で同性を含めた複数人から美人という評価を受けている晴子は実写化するなら誰だろうか。 少し前ならちょっとキャピキャピした感じを出せる人というところで黒谷友香のイメージなんだけど、今なら山本美月とか中村アンあたり?

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2020年10月23日

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探偵だって恋をする。

これまでとテイストが違って、事件の質も背景も陰惨なものがあるのでちょっと戸惑いがあるかも。それでもシリーズの本質は変わらず、”俺”が周囲を巻き込みながら頑張っているので楽しめる。今回は桐原の意外な一面もあり、そうした脇役の味付けも本シリーズの魅力の一つ。春子の今後の活躍に期待

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2019年01月09日

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ススキノの<探偵>シリーズの魅力は、もう語るところがないほど語りつくされている。

<探偵>と言ってはいるが、私立探偵でもなんでもない。

うさんくさいモメごとやトラブルを、依頼があれば片付ける便利屋のようなものだ(その中には麻の葉っぱを売る商売なんてものも入っている)。

自堕落ではあるが、いざ事件に顔を突っ込むと、俄然、頭の回転が速くなる。

そして、強さもハンパない。

盟友の高田とともに、チンピラだろうが、ヤクザだろうが相手にして、大立ち回りを繰り広げる。

この作品では、最後の最後の暗闘で、かなりボコボコにされてしまったのだが。

この作家さんの作品(探偵、畝原シリーズでもそうだが)では、得体のしれない人間や、さまざまな欲が顔に張り付いているような輩がよく登場する。

その所業は何とも気持ち悪く、不気味だ。

だからこそ、スリリングな展開がより引き立つのだろう。

この男、自堕落ではあるが、それなりに生きることの矜持を持つ。

例えば、ボコボコにされながらも、「ここで諦めたら、俺は、世界中の全ての人間に、顔向けができない男になる。他人がどう思おうと関係ないが、俺は俺なりにきちんと生きてきた。ここで諦めたら、俺はもう、死ぬまできちんと生きられない」と、立ち上がっていく。

これがこの男の魅力のひとつになっている。

そして、もう一つの魅力が、猥雑で剣呑なススキノの裏社会だ。

東京ならば、新宿が思い浮かぶが、ススキノは独特の匂いがする。

ススキノの<探偵>には名前がない。

<俺>の一人称で物語は展開していく。

このシリーズを読むといつも、ビル・プロンジーニの「名無しの探偵」シリーズを思い出す。

アレも大好きだなぁ。

もう一度、読んでみようか。

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2018年07月01日

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学校では問題児扱いだが映画が大好きな中学生、翔一と知り合い意気投合した(俺)。ところが、翔一の親友が惨殺死体で発見され、一緒にいたはずの彼も行方不明となってしまった。変質者による誘拐か?暴力団がらみなのか?それとも、学校をも巻きこんだ障害者施設反対運動に関係があるのか?担任の教師、春子に翔一の捜索を依頼された(俺)は、彼の姿を探してススキノを疾走する!

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2018年06月25日

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ススキノ探偵シリーズ第三作。

畝原シリーズ読んだ後だと軽く感じるが、
その分読みやすい。
最後の犯人がちょっと強烈だった。

次映画化してほしいのはこの作品かなー。
描写に相当無理があるんだろうけど。
その場合、犯人役を誰がやるんだろうとか考えてみたり。

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2014年03月27日

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俺シリーズの中でも好きな作品。軽い俺なのに話は身近で難しい。本当にいい奴だなと思う。少年は助けるは最後は立ち上がるは、本当いい奴だからハッピーエンドで良かった。
その分犯人の印象が強く、モンスターとはこういうことかと。

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2014年02月04日

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高田は、北大の農業経済のオーバードクターで、ナチスの農業政策の研究をしている 安西春子 手稲星稜中学校の国語の教師 お通しは酒を頼むと出てくる小鉢料理で、テーブルチャージは座席料ですね。エンシャントエイジ 中島翔一 中島公園 豊平館 創生川 遊星からの物体X 太平 暗黒社会の組織の人の奥さんをバシタと言う 朝里 大麻 生活反応
ステディとは、英語のSteadyから来ています。意味は、恋人、特定の交際相手 安定{あんてい}した、決まった、しっかりした、着実{ちゃくじつ}な 一様{いちよう}の、規則的{きそくてき}な、変わらない
一戸 廊下の歩き方に異様な情熱を燃やしてるヤツ 自分の権力を確認して満足 右側通行病 俺は自己憐憫が嫌いだ 彼は、状況を理解する努力をせずに、ただ絶望しているらしかった。俺は希望を捨てない。少なくとも、事態を明確に把握せずに、希望を捨てるようなことはしない。 山下達郎 ライドオンタイム 鷺坂 ギムレット アラスカ カルピス
リベート(rebate)は、謝礼名目で授受される金銭のこと。売上割戻、仕入割戻。キックバックとも。
シャクシャインの乱 円山 大麻 ロシナンテ 茅部 強制ワイセツ 半沢 近親相姦教師 洗面器 焼却炉 ランドクルーザー 転送届け 速達 阿倍光子 ライト 富美子 恐ろしい切れ味の大外刈り 種谷 アサイ 四人のヘンタイ遊び 盗聴器 出産経験 捜査を混乱 桐原 花岡組 ワイズクラックへらず口 知性というのは笑うものだ ちゃんとものを見て、距離を適当にとるとなんでもおかしくなるもの ギャグや軽口

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2014年01月20日

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シリーズ中で一番好きな巻。手がかかりが無く時間もない緊迫した状況の中、少しずつ真相に近づいていく流れは読み応えがある。犯行と犯人の描写がグロテスクなので苦手な方は注意。
他の方も書かれていますが、最後の「俺」と春子の会話で微笑んでしまいました。

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2013年10月06日

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探偵はバーにいるシリーズとは知らずに読み始め(^=^;
シリーズだけど話が分からないわけではないのでまあいいか。
本来ハードボイルド系はあまり好きではないのてすが、ゆるくユーモアがあったりで読みやすい。シリーズ全部読んでみようかなあ~。

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2013年09月09日

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第一弾から再読しているけど、やっぱり面白い。
ユーモアと風刺を交えた独特のハードボイルドスタイルは、日本では他に類を見ないと思います。
最近続けて映画化されましたが、「俺」も「高田」もちょっとイメージが違うんだけどなあ。大泉洋では無頼感やだらしなさが足りないし、松田龍平には単純な善人といった感じがしない。まあ、それなりに面白いから純粋に娯楽映画としてはいいんだけど、20年来のファンとしては残念な気もします。

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2013年06月10日

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ススキノ探偵シリーズ二冊目。
"俺"とやくざと警察が事件に巻き込まれた少年を札幌の街で大捜索する。試行錯誤の中から細い糸を手繰り寄せるように少年に近づいていき、後半の急展開へ、、全編がスピーディーで一気に読めてしまった。中島少年が大人ぶっていながらも行動が予想外でちゃんと中学生らしい。

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2012年09月23日

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シリーズの中で読みごたえがあった作品です。
少年が気に入った、ただそれだけで動く主人公。
らしい彼の魅力が存分に感じれる内容。

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2012年07月13日

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シリーズの中では今のところ一番。
終始どきどきするのでスリル満点。
ただし、中学生の失踪事件そのものはとても喜んで読めるものではなく、苦しいものであり、事件の真相が分かるたびに気持ちが悪くなる。
読んでいて楽しいという類いではないけれど、先がきになるから読んでしまう。

探偵もシリーズの最初の頃からくらべると少し成長している設定らしく、登場人物もつながっているのでシリーズで読む面白さもあり。
どちらにしても暴力的なシーンが多いので、万人受けはしないはず。

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2012年04月22日

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もの凄くイイ、というか、とてもかっこよいということを
今の若者たち風に言うとどうなるのだろうか。。
んー、ヤバイってかんじですか。ここは、私的にはクールだな。
そういうかんじだ、「俺」は。
バーやら喫茶店やら人の事務所を連絡先につかう、携帯のない世界。時代的にもポケベル登場な感じであるけれど、この便利ツールのないのがやっぱりよい。
何時頃に電話くれ、とか言っちゃって。
伝言を頼んだり、ちょっと大人なかんじじゃないか。
と、ストーリーに引き込まれる以上に私は「俺」の魅力にはまっている。
素敵だ、素敵だが、絶対女を幸せにはしないタイプだ。
でも、そこが素敵だ。
ストーリーも面白かった。
いろいろみていると、これは第4作目になっている・・
えっ、私、読み落としてる?
3作目なんだけど。

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2012年03月07日

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ススキノ探偵シリーズ3作目。(短編集は除く)
率直な感想としては、「文章が上手くなった」ということ。
1作目はまだ読み辛さが感じられたけれど、本作では感じられなくなってきました。
方言とかはもちろん別の話ですよ。
文章の構成とかそういうことです。

さて、ストーリー。
ハラハラドキドキ、読むのを止められなかったです!
久々に一気読みしました。
内容は結構エログロです。
ただ、私的には「俺」の良い意味での軽さが相殺してくれてる。
続きを早く読みたい!

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2012年02月25日

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先日映画になった、『探偵はバーにいる』のすすきの探偵シリーズの長編としては3冊目、映画はイマイチだったが。原作の「俺」は、ナカナカイカシテル。このシリーズ読んでると空手始めたくなっちゃうな、そうとうのページ数のある、この作品だが、一気に読ませる力がある

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2012年02月24日

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ススキノ探偵シリーズ3作目。
94年初版という、結構昔の作品だった事に驚いた。
始めて読んだ原作だったけど、映画の二人を想像しながら読んだら本当にピッタリで、画が浮かんで余計おもしろかった。

シリーズ読破狙います。

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2012年02月07日

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ススキノ探偵シリーズ3作目。(短編除く)

相変わらずの疾走感と飽きを感じさせない意外な展開。
そして生々しくリアルな表現とユーモアな表現の心地良い混在。

今作も面白い。

ただ、犯人は、怪物。

けどそんな怪物も含め、やはり全登場人物が魅力的。

「どんな人間でも誰かしらには好かれている・必要な人間である」というようなメッセージが暗に含まれているのかな…という印象。

ただ、犯人は、怪物。

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2012年04月26日

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「消えた少年」は2011年に映画化された「探偵はBARにいる(原作はバーにかかってきた電話)」に続くススキノ探偵シリーズの第3作目になります。

2011年の映画化なので、最近の作品だと思っていましたが「消えた少年」は初版が1998年と予想外に古い(というと語弊がありますが)作品なんですよね(バーにかかってきた電話は1996年の作品)。

主人公は札幌の繁華街ススキノを中心に活動している自由人の「俺」。
→探偵ものではありますが、作品の中で「俺」は探偵であるとは明言してません。逆に否定的な言い方をしているシーンも多々あります。

その「俺」が消えた少年では、とある中学校の女性教師から一人の生徒を救って欲しいという依頼から物語が始まり、少年の(第一次)救出劇、少年の友人の殺害、そして少年の失踪と一気に展開していきます。

犯罪の真相も意外なものではありますが、何よりもこの「俺」がスーパーヒーローでも、超硬派なハードボイルドでもなく、迂闊なミスはするは、殴られて入院はするは、常に飲んでいるは、すぐに弱気になるはと人情味が溢れるキャラであるところが、読んでいて感情移入しやすい作品になっています。

また「俺」の弱さを補強するように「優秀(だけどシニカルな)な仲間」が登場するのも物語の厚みを増してくれています。

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2012年01月10日

Posted by ブクログ

このシリーズ読みはじめて初めてページをめくる手のとまらない感じを味わった。

中学生が惨殺死体でみつかり、さらにその友達も行方不明。
ほんの僅か少年と関わった「俺」は必死でその行方を探そうとするが...。

最後、田中芳樹の創竜伝にでてきた小早川奈津子を思い出したよ。

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2011年11月29日

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いつも登場人物が覚えられなくてややこしくなるんだけど、これはわかりやすかった!

そして、おもしろかったけど、怖かった。

行方不明の少年を探すんだけど、ハラハラドキドキした。

前も短大生を探す話があったけど、あれは「俺」がその子を好きじゃなかったから死んでても良いわって感じだったけど、今回は行方不明の中島くんを本気で心配してたから感情移入すごくした。

気分が悪い場面は何回かあったけど、後味は悪くない感じ。

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2011年11月01日

Posted by ブクログ

シリーズ3作目。
教師って変態が多いのかな(笑)
春子さんかわいい。
個人的にはこのシリーズはどんどん読みやすくなっている。

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2021年05月06日

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東作品は、登場人物が与えられた以上の役を演じる。
一人一人の奥行きという感じが、とてもよく表れる。

また、北海道ススキノという地域密着型も良い。
石田衣良の『池袋ウエストゲート』に違いかな。
こっちのが、先か。

とにかく、シリーズものなのにダレた感がないのが素晴らしい。

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2014年02月05日

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この巻は、〔俺〕にとって大切な巻かな。前に助けた彼女、やっぱり出てきた。
すっかりススキノシリーズはまってます。読みやすいんだもの。

でもやっぱり喧嘩のシーンは空白とか行変えなく書いてあるから読みにくいな。行動•考え•視線•感情‥一緒に書くのだもの。

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2013年11月22日

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ネタバレ

ススキノ探偵シリーズ第3弾。
行方不明になった少年を探して「俺」が札幌の町を駆け巡る。

相変わらず無頼でスケベで呑兵衛の「俺」だが、なかなかに良い味を出している。

悪役の描写は結構洗面器モノだが・・
次回作にも期待で★3つ。

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2013年01月21日

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「俺」かっこいいですね。
でも今回は結構ギリギリな探偵という感じで、
危なっかしいなぁ・・・。

事件の内容は
ちょっと不気味で気持ち悪いんだけど、
テンポよく一気に読めました。

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2012年02月27日

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ススキノ便利屋シリーズ4作目。
先の見えない展開、どんでん返しもあって、最後までドキドキしながら読めた。まぁ、途中のグロい表現はさて置き、、、。犯人の正体は「俺」同様、途中すっかり騙されてしまった。でも、ちょっと最強、過ぎたかな(苦笑)

このシリーズ、4作目にして漸く面白く感じる事が出来た。「俺」のキャラも私の中でやっと確立してきた感じ。脇キャラの高田もイイ。シリーズ続編を読むのが楽しみになってきた。

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2012年02月21日

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探偵シリーズ。少年の変死体が見つかり、その友人の少年も行方不明となる。行方不明の少年を探し、変死体事件の真相にも近づいていく。
このシリーズはどうももやもや感が残る。なんでだろう。

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2012年02月26日

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