【感想・ネタバレ】シックスセンスマイナスワン 1のレビュー

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2023年11月05日

実に、面白可笑しいオカルトコメディだった。これは、当たりだ、と書店で直感したんだが、私の第六感もそれなりのものらしい(ドヤッ)
オカルト、ホラーは好きだけど、怖い描写は得意じゃないって漫画読みは、この『シックスセンスマイナスワン』なら読めるかもしれない。
主役の一人であるヨシクニは、霊能者。でも、幽...続きを読む霊の類を見る事は出来るものの、霊の声を聞く、霊の体に触れる事が出来ない。つまり、霊視能力は抜群なんだが、悪霊を祓う力は持ち合わせていない。
もう一人の主役であるヤドミも霊能者と言っても、間違いではないのだが、彼女の方は霊が見えない、霊と会話が出来ない。しかし、霊を生きている人間と同じように触る事が出来る。つまり、生者のようにぶん殴れるから、半ば力技で成仏させられるのである。
二人は、自分に能力が足りない事を自覚し、己の力不足に苦しんでいた。そんなヨシクニとヤドミが、とあるキッカケで出逢う。
要するに、主役の二人は能力特化型であり、互いに持っていない能力を持っており、協力する事で依頼を解決しているのだ。
自分が出来ない事を、相棒にやって貰う。相棒が出来ない事を、自分がやる。そんなバディ感が、実に私の琴線に触れてくれた。『仮面ライダーW』が好きな人には、地味に刺さるかも知れない。
順調に、依頼を自分たちらしい、自分たちだから出来る、自分たちなりの全力で解決していき、結束感を強めていたヨシクニとヤドミだが、そんな彼らの前に、今度は、霊の声が聞こえるだけのワカゾノが現れてしまった事で、これまた、愉快、おっと、失礼、深刻な状況になってしまう。果たして、これから、どうなっていくのか、実にワクワクする。
この(1)に同時収録されている読み切り二本、スーパーのレジで働く女性型ロボットが感情を知る「つとめてめばえて走りだす」と、ドチャくそパワフルな奥さんと、そのパワーを受け止める大器な非力の旦那のラブラブっぷりを描いた「強くてデカくて優しい万里への」、これらもセンスの良さをビシバシと感じられるものだった。
ジャンルが違い、どちらにも面白さがあったので、三月病先生に余裕があるのであれば、今後の巻に続きをちょっとでも良いから描いて欲しいな、そう、ファンとして思いました。

この台詞を引用に選んだのは、社会人として、この姿勢は大事だな、と思ったので。
自分が到らぬ事を自覚する、これは大事だ。
だからと言って、相手が、自分なら出来る、と任してくれた仕事を、能力不足を理由にして、適当にやるのは違う。
出来ないことがあるなら、自分にできる事をしっかりと、全力で、最後までやってみる。
絶対に、好い結果が出る、とは言い切れないが、それでも、全力でやらないよりはマシのはずだ。
「じゃあ、思うところってなんなんだよ」
「思うところっていうか、どんだけ、しぶとくても、私が触れるなら・・・私、これしかできないんで、できることは諦められなくて・・・」
「・・・・・・」
「それに、ヨシクニさんと初仕事で、先輩として、できるってところを見せたかったんです」(byヨシクニ、ヤドミ)

もう一つ、私の心に直撃した台詞を紹介。
こちらは、社会人っつーより、人間として大事な事だな、と感じた。
断言していいか、迷うトコだが、三月病先生、これを言いたいような相手がいるんだろうな、きっと。
「他人に『ノリ』を強制するな・・・」(byヤドミ)

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ネタバレ無料版購入済み

2023年05月16日

最初から最後まで爆笑してました!
おもしろすぎる笑笑
ちょっと仕事が思い通りに行かなくて落ち込んでたんですが、派手に空回りしながら仕事を片付けていく2人に元気づけられました!
もうちょい頑張ってみます!

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