感情タグBEST3
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私は、結構好きだったけどw
40代の私が70歳になった時、夏江さんみたいに思うかしらw
夫婦のこと子供のことはかなり共感したし、だれかに必要とされていること仕事をするということっていうのは、何歳になっても生きがいなんだなって改めて考える機会になった。
上り坂下り坂そしてまさか
人生何があるかわからない。今言えることは、生まれ変わってても主人と結婚したいって思うような生活をしていきたいなw
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すぐ死ぬんだから、終わった人、を読み終えて三作目のこの本を読みました。
すぐ死ぬんだからの女主人公に比べ、本作の主人公の方がまだ可愛げがありました。口悪いなあと思いつつ、主人公の心のツッコミに時々クスリと笑わされました。
前二作と違って主人公に大きな波乱がおきるわけではないですが、その分自分の人生と重なり共感する部分が多かったです。
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単行本が出版された時から、文庫本が出版されるのを待っていました。その間にNHKでドラマ化されるも、それも観ずに、やっと文庫本を購入して、一気に読みました。
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外面は理解ある良き妻、良き母だが、内面はひねくれ気取り婆さん。実際に作者が70代だからこそ面白おかしくセカンドライフについて綴れたのだと思う。
物語が進むに連れて、ケチじじいと寄り添うような雰囲気からの締めくくりの一言が最高に笑えた。
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すぐ死ぬんだからを読んで内館さんの作品が好きになり
今回で2冊目。
70歳の主人公ということで
自分にとってはまだ先の話だけど
女性の生き方、女性の立場、自分の人生、人生の岐路、子育てのために自分のやりたいことを我慢するのか、旦那の駐在などなど
自分がこれまで考えてきたこと、直面してきたことが詰まっていて
楽しく読み進めながらも
考えさせられるポイントがたくさん。
今、中国に暮らしていて
周りの女性の多くが
男性に頼らずに生きていくことの大切さや
男性がいなくても食べていけるだけの安定した仕事を持つことの大切さをよく話していて。
そういう部分も感じながら読んだ一冊。
内館さんの作品、まだ二つしか読んだことがないけど
人の性格の描写がわかりやすい。
また違う本も読んでみたい
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大人になっていろいろ悩むけど、結局は子どもの頃から好きだったものを極めた方がいいのかな。子どもの頃から好きだったものは一生好きなんだろうな。年老いたら人生をやり直すことは難しくなるけど、好きなことを始めることは出来ると思わせてくれた。
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今この瞬間が1番若い。この言葉では片付けられないほど70歳と言う年齢は何かを始めるには遅すぎると感じている主人公。
趣味を持てば、セカンドライフを楽しめる。
趣味は究極の自己満足でしかない、誰にも役に立たないことをしていて楽しいのかと感じたりもしている。
ただ何かを始めないと結局は言い訳をしてばかりで人生は終わっていく。
思い立った時の行動が大事だなと感じさせられた作品でした。
100歳まで生きられる時代70歳にもあと30年残ってる。自分の人生の寿命は分からないし、何歳まで健康に生きられるかなんて誰にもわからない。
でもそれでも結局何かを始めてみることで誰かの役に立つと信じて前向きに進む姿勢だけは忘れずにいたいものだなと思いました。
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やはり、著者は中流シニア層の深層心理を描くのがとても上手いなと感じます。自分を押し殺し、献身的に夫に尽くす道を選んだ主婦夏江が齢70歳になったことをきっかけに今までの生き方について振り返り、厭世的な気持ちになります。しかし、その後周りの様々な出来事を経て、まだ消えずに残っていた本来の自分の有り様に目覚めます。その変化の過程に共感し、一気に読みました。
「すぐ死ぬんだから」や「老害の人」ほどのパンチは無かったですが、その分自然にすっと入ってくる作品でした。
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主人公の気持ちを思いながら、次に読み進みました。最後まで意外な展開も多く、またもどかしさを感じる箇所もあり、、、
年齢を重ねることの難しさを感じながら、今を思い切り、と思わされた一冊。
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「終わった人」「すぐ死ぬんだから」に続く、老境を描いた本。
今度生まれたら、私はこの人をもう一度相手に選ぶだろうか。
展開は結構スリリングなところもあり軽妙な語り口である一方、引き込む力がある。いずれの本もそうだが、エンディングはホームドラマ向けというかハッピーエンドで終わるところが…惜しくもあり、らしくもあり。
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これからの人生自分らしく楽しく生きていくには年齢には関係なく先ず、自分から動く事が大切だ
自分の力が社会に還元できれば嬉しい
いつからでも始める事がてきる
さぁ1歩を踏み出そうと思う
何もしたいなんてもったいない
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70代には、こういう考えや行動、ハプニングなどが起こるのかと予備知識をもらった気がする。
打算的に結婚し、安泰だと思っていたのに、夫が早期退職する。
2人の息子は独立するが、1人は結婚生活がうまくいかない、もう1人は会社を辞めて夢を追いかける。
それを心配したり後押ししたり、幾つになっても親は親なんだと思った。
「今度生まれたら同じ人と結婚する?」という問いが何度か出てくる。その時々の心情によって変わるのが面白い。
夫の歳を重ねたら「恩返し」だという言葉がすごく印象的だった。
年齢を重ねるとできないことや人に頼ることが多くなる。
自分の好きなことを追い求め、お金を得るのもいいだろうが、それが社会貢献に結び付いたり人に喜んでもらえると心が豊かになると思う。
ひとつ思ったのは、年齢がいってるからこそ、誰かが何かをやりたいとか始めたいとか言った時に、背中を押してあげるような言葉をかけたいと思った。
無理だとかやめた方がいいとか悪いことを言うんでは無くて。
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70歳の女性の心の奥を、人生を垣間見る事ができることがなんて凄いことなのだろうか。
なんのために自分の人生はあるのか、
何をして生きていくべきなのかを最近真剣に考えており、悩み、苦しいとすら感じ始めていた。
この本を読んで、自分の今感じている悩みや葛藤は、何歳になったとしても、あり続けることなのかもしれないと思えたことが、衝撃だった。
こんな悩み持ってちゃいけない。と思わずにこれからも悩み続けられるのは、一種の救いかもしれない。
今自分の人生にあるもの、今までなしてきたことを見て、幸せを感じ続けながら生きることもできる。
ただ、もがきながら、悩みながら、もっと人の役に立ちたいと、もっと何かを成し遂げたいと、死ぬまで求め続ける人生を自分自身は選択していくのだろうな。
今この瞬間にこの本を読めて良かった。
A+
2023/6
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「これでよかったのだろうか」
「もっとあのとき頑張っていれば」
わたしは今30代半ばですが、
このようなタラレバを考えたこと、たくさんあります。
この小説の中で、もっと先を生きる人のタラレバを体験し、「もっと自分の人生を生きよう」と安直ですが感じることができました。
人生に迷っている人に、おすすめです。
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面白かった!所々 ふふっと笑える箇所があったり 姉夫婦の話はショックだったし ほんとに人生何があるかわからないよね。いい事も悪い事も…
先々が見えたら生きる気力を失う。見えないから 先々を少しでもよくしようと懸命になる。たとえ
小さな効果でも生きる気力になる。弱気にならない。付箋を貼った箇所。
特に好きなのは最後の一行、笑った。
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タイトルにピンっ!ときた方は是非。
電車の中で何度も吹き出しそうになりました。
予想できるストーリーと、後半の盛り沢山な出来事に少々お腹いっぱいなりますが、華麗な着地に星4つです。
楽しめました。
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自分はどんな70代になっているんだろう?身につまされる思いで読みました。
「趣味じゃダメなのか」「インドアな趣味しかない私は、老後ヤバイんじゃないか」、読んでて焦った。
読後、身体が動く限り仕事は続けていこうと思った(笑)
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人間味のある主人公。良く言えば自分の気持ちに素直、悪く言えば偏屈ババアだ。
時代が違うとこんなにも窮屈なのか、誰が上だの下だの、勝ち負けだの、、、
自分の価値の見出し方はどの年代でも難しいのかもしれない。
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前に読んだ本の読後感があんまり良くなかったのにまたこちらも読んでしまった…
こちらもやはり、重ねてゆく年齢への抵抗と、失った日々への後悔など、どうしようもない(苦笑するしかない)心情のダダ漏れの小説。
上手く着地点へ到達させたようだけれど皆がみんな、そう読者も含めて幸せなわけじゃない、当たり前だけど。
これから迎える高齢化社会、こういう小説がやはり、多くなってゆくのかも…とブルーでグレーな気持ちになってしまう。
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その時代で価値観、結婚観が異なっているんだなぁ。
当時の価値観で揺るぎなく道を選択し生きてきたことはそれはそれでとても素晴らしいこと。それで満足したものもたくさんあるはずだから。
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70歳の主婦、夏江。
若い頃から園芸の才能があり、親からはその道の勉強をするよう進められたが、幸せな結婚を夢見て普通の女子短大へ進み一流企業へ就職して、エリートを捕まえた。
しかし、それから数十年の歳月が流れ、あの時あの道を選んでいたら…等と思い出したりする。
そして、生まれ変わったら今の夫とは結婚しないと思う。
人はいつまでもいろんなことに挑戦出来ると世間は言う。
でも、それは本当なのか、そしてそれは良いことなのか?
いろんな考えに反発しつつ、夏江も自分のやりたいことに進んでいく。
とにかく、いくつになってもやりたいことをやって、楽しんでいる人は若々しいと思う。
楽しめるかどうかが大切なのかな?
2023.7.30
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自分は30半ばだが、70歳になった自分からのメッセージなのかと思うくらい考えや表現がグサグサ刺さった。
人は、誰かから必要とされてると思う時に
生き甲斐を感じるのだと思う。
仕事で求められて「あなたがいなくちゃこの仕事は〜」と言われて居場所を感じ、
「ママがいいー!」と言われて、この子には私しかいないと責任持って子を育てる。
ただ、退職しても自分の代わりはいるし仕事は回っていく。
子供が独立すれば手が空く。
その時にふと、ただの「人」になり
「自分には何があるか何ができるのか」と思わされる時間がやってくるんだろうな。
結婚する時に女性が「幸せにしてね」と相手にお願いするのは少し昔の考えで、
「お互いいつまでも生き生きしていたいね」と言い合い、寄り添いながら自立しているのが余生の楽しい過ごし方なのかもな。
Posted by ブクログ
印象に残ったシーンが2箇所。 まず、同い年の弁護士・高梨公子の講演会で主人公の夏江が感想を述べていた場面。勇気がいる発言だとびっくりしました。 そして、夏江が息子の嫁を訪ねた場面。息子を擁護するつもりが嫁へアドバイスを与えたシーン。 なかなかできることではありません。 それにしても、考えさせられてしまいました。「何かを始めるのに遅すぎることはない」というのは確かだと思う。でも年齢的に制限があったりして無理なことも沢山あるのも現実。