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おかしなことにちゃんと『それは違う』と言える数少ない良識者であり、ワカランチンな批判を並び立てず、しっかりとした根拠を踏まえ批判を行う数少ない良識者の方です。こういう方がもっと増えれば良いのに…
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「それは違う!」4
著者 日垣隆
出版 文藝春秋
p75より引用
“安全と健康を科学的に考え実践するためにも、
私たちは、巧妙なデマやスローガンを安易に信じてしまいやすい
欠点を正していく必要があるように思える。”
作家・ジャーナリストである著者による、
当時のベストセラー「買ってはいけない」に対する反証本。
別タイトルで発売された物に、
その他雑誌に掲載された物と書き下ろしを加えた一冊。
「買ってはいけない」の間違いから著者への反論まで、
所々科学的な解説も交えて書かれています。
上記の引用は、
第二章の最後近くの一文。
妄信し手段を選ばなくなる事に対する予防の為にも、
ある程度懐疑的な態度は自分の中に持っていた方が、
良いのではないかと思います。
自分で何事も調べて、
納得できるのが一番良いのでしょうけれど、
それが出来ない場合にはこの様な本は実に助かります。
どちらを信じるかは自分で決めるしかありませんが・・・。
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Posted by ブクログ
本の内容は『「買ってはいけない」はインチキ本だ』という第1章のタイトルでわかるように前半では「買ってはいけない」という週刊金曜日での連載を書籍にしたものの内容が詭弁であるということを検証する。
後半は著者の人達の精神分析?や著者の一人の三好 基晴氏が主張する環境ホルモン、ダイオキシンについて、の社会(マスコミ)での現象とその危険性の根拠を検証し詭弁であることが暴かれていく。
日垣氏の本は映画のマトリックスのように「何か変だ」と思っている社会のことに対して、その変だと感じた感覚を整理し、理解させてくれる。
そして何より読んだ後に感じるのは著者のように「何か変だ」に対して一人ひとりが積極的に取り組むことが社会をよりマシにしていく手段なのではということだ。