【感想・ネタバレ】悩みの多い30歳へ。のレビュー

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Posted by ブクログ

40手間の自分のキャリアに悩んでいるわたしのような人間に、最も刺さる一冊ではないかと思いました。著者の経歴を見ると、バリバリのキャリアウーマンがゴリゴリの精神論を説いてくるのでは、との先入観がありました。しかし、実際読んでみると、彼女自身も悩み、スランプに陥りながらも、日々できることを着実にこなしながら、ステップアップしたのだとわかりました。まず彼女が一番に言いたいことは、「とにかく自分が属したいと思った環境に飛び込め」です。準備が100%整う日は来ないと。(ただ、彼女は普段からいつチャンスが来ても飛び込める準備を怠らない大切さは説いています)あとは、自分の強みを自覚し、苦手な部分に囚われ過ぎないこと。(彼女の場合は英語でした)また、Google社の理念として、「共感」を重んじることが述べられています。確かに、人は(わたしも含めて)ついつい限定的な事象で起こったことを一般化してしまいます。自分自身を判断基準にしてしまうこともよくやりますね。しかし、人はそれぞれ異なる背景や個性がある。このことを忘れがちです。特に、リーダーとなる人はこれを肝に銘じておかなければいけませんね。あと、彼女の「仕事の中に10%楽しいことがあればいい」という考えを聞いて、少し楽になりました。最後に、これだけのキャリアを築いてきた彼女が最も大切にしていることは、「誠実に生きる」ことです。自分もその通りだと思い、自分にも2年以上コツコツ続けているウォーキングと読書があると、少し自信を持つことができました。

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2024年01月03日

Posted by ブクログ

月給は「技術と専門性に基づいて職務を遂行する能力」に対して支払われていると誤解されがちだが、そうではない。「成果に対する報酬」だ。成果を出すには、自分だけがうまくやればいいというものではなく、周囲の人々と協力して働く必要がある。つまり、月給は「他人と一緒に働くときに消耗するエネルギーや時間、感情労働の対価」というわけだ。そのうち、50%以上を占めているのは〝感情労働の対価〟ではないだろうか。上司や同僚のせいで生じるストレスは、すなわち、お金を稼ぐストレスなのである。お金を稼ぐというのは本来、大変なことだ。

モヤモヤ、イライラしてたことがすっと腹落ちした。

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2023年05月27日

Posted by ブクログ

自己啓発っぽいタイトルだけど、内容としてはグーグルでデザイナーとして働く著者がどうやってキャリアを築いてきたかをわかりやすくまとめた本で、30歳じゃない人にも参考になる部分がたくさんある。
一番好きなのは「まずボールを投げてみる」という考え方。やらない理由を探すのではなく、まずはやってみる。自分に決定権がないことについて悩まない。準備ができてから挑戦するのではなく、挑戦してから準備をすればいい。
私は普段はうじうじするばかりで保守的で、まったく冒険ができないタイプだけど、ときどき何か振り切ったように勢いだけで行動に移すことがある。そういう瞬間を大事にしないとなあ。
マインド面だけでなく、転職活動に関する具体的なアドバイスも満載。今後のキャリアを考えていくうえで参考になる一冊だった。

【読んだ目的・理由】タイトルが気になったから
【入手経路】買った
【詳細評価】☆4.0
【一番好きな表現】他の人ができたから自分にもできるというわけではないし、他の人にできなかったから自分にもできないというわけでもありません。(本文から引用)

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2024年05月06日

Posted by ブクログ

Googleでもみんな不安なんですね。
これを分かち合えたなら世界が広がります。
自分をコントロールすることだけを専念したいです

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2023年05月31日

Posted by ブクログ

GoogleのUXデザイナーによる仕事や転職への向き合い方について書かれた本。

全体を通して「準備が整う日は来ないからとりあえずやる」ということが強調されていて、行動が遅い自分にとっては反省させられる内容だった。

上に通ずる話として、積立投資のように挑戦の頻度を上げる。準備できる日は来ないし準備している間に自分の価値はそんなにない。
答えを決めてから問題を解こうとすると間違える確率だけが高まる。という下りがあり、説得力があるな、と感じた。

その他、印象に残った言葉
・留学したいがどうすればいいか、という悩みに対して、まずは願書を出してから考える。なにもしないうちはなんの選択権もない

自分に決定権がないことではなく、できることから始める

・ボールを投げよう
・確率をあげよう
・最初からうまくやろうとしない
・失敗を前提に考える
・失敗と自分の価値を結びつけない
・失敗は結果ではなく過程(次に活かそうと考える
・怖いのは当たり前

・直感は多くのデータに基づいて発せられている

・面接官は自分に興味がない前提で、自分主導で進めよう

著者が言いたいこととは関係ないものの、著者が高校のころ、美大講座を受けるのに母親から男性二人の許可を得てこい、と言われたというエピソードが衝撃的だった。

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2023年05月28日

Posted by ブクログ

傷ついている人は社内に1人じゃない。
必ず散り積もって変わっているから、今日を一生懸命に生きてほしい

前半読むと不安が溶けていく一冊

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2023年05月01日

Posted by ブクログ

Google、サムスンなど世界でも有数のキャリアを築いてきた著者が共感の目線で綴る、ビジネス書ともエッセイとも自己啓発本ともとれる内容盛りだくさんの本書。

英語に対してコンプレックスをもつ彼女が本書を執筆するに至るまで、いかに時間がかかってしまったかを書いた序盤の内容は誰しもが共感する内容だと思う

そのほか、Googleでの仕事の進め方や独特な人事評価制度。苦手な英語の勉強をいかにモチベーションを保って行うか、そしてどういう経緯でGoogleトップデザイナーに上り詰めたキャリア形成などその内容は多岐にわたる。

特に印象的だったくだりは、「仕事は1週間にある40時間のうち4時間楽しめれば良しとすること。1分も楽しめないのであれば転職を考えた方がいいし、40時間全てを楽しめる職を探しているのなら考えを改めた方がいい。」といった部分。

なんだか腹に落ちた。

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2023年04月29日

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