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Posted by ブクログ
言語は変わるものだから、と新しい言葉遣いを完全に肯定するでもなく、ただしい言葉遣いをしろ説教くさくなるでもなく、ただその変化をデータとして見せ、「今はまだこの言い方が受け入れられやすいかもしれませんね」と柔らかな口調で伝えてくれる。
子どもの手本にならねばと正しい言葉遣いに雁字搦めになっていた頭を少し柔らかくしてくれた1冊でした。
Posted by ブクログ
『NHKが悩む日本語』を少し前に読んだ。
その著者のひとりでもある、塩田さんの単著。
NHK放送文化研究所が行っている調査をもとに、ある表現の許容度が世代により、あるいは地域により差があり、ゆらいでいるさまを示していく。
最初の方の章は、比較的最近見られるようになった表現を扱っている。
例えば、「改札らへん」、声を出さない「号泣」、有名な「逸話」など。
こういうのは、自分も違和感がある。
「たり」は対にしなければならないか、「~市郊外」は市内か市外か、「住所がかわった」がいいのか、「住所が変わられた」がよいのか。
ここまでくると、自分も大いにゆらいでいることがわかる。
自分は(同年代より)伝統的な用法になじんでいる方なんだろうな、と思っていたら、そうじゃなかったりするのが新しい発見だった。
最近気になっているのは「~するべきだ」の否定形。
自分は「~するべきでない」だと思っているのだが、最近「~しないべきだ」という言い方も見聞きする。
この辺りは調査があるんだろうか。
Posted by ブクログ
こういうアンケートもウエブでとるんだ。いろいろ新しい話が合って面白かった。実は私の言語感覚は70代浪であったことよ。結構面白かった。
Posted by ブクログ
気になる日本語の使われ方について。
伝統的な日本語の使われ方、近年での使われ方などについて書いてあります。
年代別に言葉の感じ方についてアンケートをとってあり、自分の感じ方が多数派なのか知ることができて面白いです。