感情タグBEST3
Posted by ブクログ
結局大事な事は以下5点。
「前頭葉を鍛える5ヶ条」
①二分割思考をやめる
他人の意見に流されず、自ら調べて自分の頭で
考えて、答を一つに決めつけない。
②実験する
フットワークを軽くする。
③運動する
脳の血流を活発化する。
④人とつながる
孤独は脳の老化を促進する。
⑤アウトプットを心がける
インプットしたものをただ「再生」するのではな
く「加工」してアウトプットする事が大事。
Posted by ブクログ
とても参考になる本でした。
私が覚えておきたい内容として、ざっくりと
ピックアップしてみると、
老化を防ぐには「前頭葉の働き」が大切。
IQ(知能指数)だけでなく、EQ(心の知能指数)というものもあり、このEQの「5大要素」が、前頭葉の働きとも言える、とのこと。
前頭葉を働かせておく=老化を防ぐために
・「2分割思考」をやめる
・「新たな発見」を楽しむ(身上を壊さない程度に)
・運動
・人とつながる
・アウトプット
定年退職後も、仕事は続けた方がいい。
また子供の教育に関しても参考になりました。
人の脳は後ろから前に発達していく
「後頭葉」→「側頭葉」「頭頂葉」→
そして「前頭葉」の発達は10代がピークで
完成は20代半ば
人が蓄えた記憶や知識を運用できるように
なるのは、個人差もあるが10代半ば以降
とのこと。
脳の発達に合わせて、「詰め込み教育」が良い時期もあるし、「ゆとり教育」も否定できない。
「自ら考える力を養える」教育ができているか?
これは私も子供達と接する仕事上、
気になっていた点。
Posted by ブクログ
■EQとは、Emotional Inteligence Quotientの略で、「心の知能指数」などと訳される。
このEQの「5大要素」が現代の前頭葉の研究者が「前頭葉の働きを示すもの」と考えているものとほぼ一致している。なぜEQ研究が始まったかというと、ハーバードのような大学を出た非常にIQの高い人でも社会的成功を収められない人は多い。人生での成功を導く要因のうち、IQが関係するのはせいぜい2割ほどだという問題があったからである。
■EQの5大要素とは次のとおり。
①自己認識(自己の感情や情熱、価値、目標などが他人に及ぼす影響の認識)
②自己抑制(自らの破壊的な感情や衝動を抑制する能力)
③動機づけ(成果に向けた情熱、達成感の付与)
④共感性(関係する人への思いやり)
⑤ソーシャルスキル(他者と調和した人間関係をマネジメントする能力)
■知能は低下する一方ではない。知能は流動性知能と結晶性知能に分けられる。
処理スピードや直感力、何かの法則を発見する能力など、新しい情報を獲得して処理、操作する知能を流動性知能といい、これは20代でピークを迎えた後は低下していく。
ところが言語能力、理解力、洞察力といった、個人が長年に渡って経験し、教育や学習などで得た知能を結晶性知能というが、こちらは60代70代になってもなかなか失われないどころか、上がっていくという報告もある。
判断力や推理力、発想力、記憶力、計算能力などの能力はこの2つの知能の双方が必要とされ、こういった能力も55歳〜60歳ころまで高く維持され、明確に低下するのは80歳行こうとする研究もある。
■人は年令を重ねながら日々新しい情報を脳に上書き保存している。毎日使っているパソコンも使っていないアプリを削除したりディスクをクリーンアップしてやらないと動きが鈍くなるのと同じように、膨大なデータを何十年も保存できる人間の脳も無闇にインプットを続けるだけではアウトプットがしづらくなる。
■前頭葉の機能不全
①保続
質問は変わっているのに同じ答えを繰り返してしまう。知能は落ちていないのに脳の切り替えが利かない。これを「保続」という。
②変化に気付けない
③ワンパターン
④アウトプットできない
⑤無関心
⑥孤独
⑦やる気が出ない
■前頭葉を鍛える5か条
①「二分割思考」を止める
他人の意見に流されず自ら調べて自分の頭で考えて答を一つに決めつけない。
②実験する
ルーティンを避けて様々な初体験を求めて実験すること。必要なのはフットワークの軽さ。
③運動する
④人とつながる
孤独は脳の老化を促進するし、人を思いやる感情は前頭葉の重要な役割。人とのつながりはソーシャルスキルも育むし、何より他人ほど予想のつかない存在はない。
⑤アウトプットを心がける
インプットももちろん大事であるが、インプットしたものをただ「再生」するのではなく、「加工」してアウトプットすることが大事。
■認知心理学に「スキーマ」という語がある。何か出来事があったとき、瞬間的に浮かぶ考えやイメージに囚われて自分を苦しめるような思考パターンを「自動思考」というが、この自動思考のもとになっている考え方のクセのようなものを「スキーマ」という。
Posted by ブクログ
同じ著者による一見したところタイトルは異なるものの同種の内容の新書が多い(最近は特に多投している印象!) ため、一冊読めばだいだいは他の本の内容も想像ができる。本書に限ると最後の付録を読めば本文の8割方は理解がおよぶ。
分かっていても毎回ある程度の売上が伸びるのは(自分も含めて)分かり易い論理かつ文体であることに加え、今や人口の過半を占めるシニア層の支えとなる考え方や、老いたら老いたで楽しんで生きることへ背中を推してくれる内容の為であるからと思う。
Posted by ブクログ
前頭葉を刺激する生活が大切だそうです。運動することも脳を刺激するそうですが、ほぼ毎日ジムに通う僕はいい感じですね!
更に好奇心を持つことも大切…衛活はいい刺激になっていそうです。
外に出ての写真撮影もいい刺激になっていそうです。
これからも続けて老けないぞ!(笑)
Posted by ブクログ
「前頭葉が衰えるとどうなる」という内容でいろんなことが学べた。
前頭葉の機能不全の疑いのチェック項目も自分自身、気をつけていきたいなと思った。
早い人は40代から脳の萎縮ははじまると知って思っているよりも早いなとびっくりした(汗)
ワンパターンの行動、無関心、やる気が出ない、切り替えに時間がかかる、、、などなど、
そう言った変化が自分に起こったら気をつけないといけないな。
ただ、脳はいくらでも成長させることができる。
それは運動だったり、コミュニケーションだったり、アウトプットなどの刺激が重要。
脳はめんどくさがり屋でエネルギーが必要な事をめんどくさく感じてしまう傾向にある。
だけど、
めんどくさい事が活性化に繋がるんだ。
慣れ親しんだルーティンワークから抜け出し、
いつもと違うちょっとした行動をする。
極端な2分割思考をやめる。
これもまた大切なこと。
迷った時、そういうもんだと決めてしまうと
もう考えなくていいので脳は楽だけど、
他の可能性を考える過程そのものが脳への活性化に繋がる。
試したり、実験してみたり、発見したり、
いろんな出来事を「自分なりに解釈して自分で考えまとめる力」がとても大切なんだ。
(その上でアウトプットすることがもっと重要)
アウトプットの重要性を再認識できてよかった。
いろんなところでアウトプットし、
自分自身の前頭葉の活性化に繋げていきたいなと思った。
Posted by ブクログ
<目次>
はじめに あなたと日本が元気を取り戻すために
第1章 脳は40代で衰えはじめる~「前頭葉機能不全社会」の危機
第2章 チェックすべき7つの「機能不全」~こんな状態は要注意
第3章 前頭葉は鍛えられる~5ヶ条を守って”脳力”維持
第4章 前頭葉機能不全社会の処方箋~受験評論家としての視点から
第5章 「前頭葉型人間」が生き延びる~「人生100年時代」の未来
付録 年代別前頭葉との付き合い方
おわりに AI時代をどう生きるか
<内容>
脳科学者和田秀樹さんの、日本の将来(高齢者限定)へのアドバイス。キーワードは「前頭葉」。運動や言葉、感情を司る場所。そして劣化しやすい場所。ただし、前頭葉を意識して使っていれば、その劣化は遅らせることや回復させることができる、ということ。和田さんの本は読みやすいので、そんなに時間をかけずに理解しながら読めるでしょう。