貴方は最も黒い「漆黒の色」を見たことがありますか…?
相手を「本」にし、その人物の「人生」を読み、さらに指示を書き込むことができる能力を持つ、天才マンガ家「岸辺露伴(きしべろはん)」。
彼が17歳のとある夏の日。
新人コンテスト投稿用のマンガ原稿を描くために、祖母のところへ2か月ほど滞在していたある日のこと。
そこへ訪れたとある女性から不思議な噂を耳にする…。
「この世で『最も黒い絵』って知ってる? 言い換えるなら『邪悪な絵』と言ってもいい…」
それから10年後、あの噂のことを思い出した彼は、「最も黒い絵」が所蔵されているという"ルーヴル美術館”へと向かう。
彼を突き動かすのは好奇心なのか、もしくは青春の慕情なのか、その絵に導かれていく。
だが、何かおかしい。
噂の絵はルーヴル内の見捨てられていて絵画が一枚もあるはずがない場所、”Z-13倉庫”に収蔵されているという。
「その絵」を見つけたとき、あなたは恐るべき怪異を目の当たりにする…。
荒木飛呂彦さんの大人気コミック『ジョジョの奇妙な冒険』のスピンオフ作品、『岸辺露伴は動かない』に続く、ルーヴル美術館BD(バンド・デシネ)プロジェクトのために書き下ろされた初のフルカラー読切作品です。
世界的に有名なルーヴル美術館に日本のマンガ家として初めて作品が展示された今作!!
ジョジョファンはもちろん、知らない方も今作だけで楽しめるようなミステリー作品です。「なんてことだ……最高だッ!」と思わず口にしてしまうこと間違いなし。
高橋一生さんが岸辺露伴を演じる実写映画、そして岸辺露伴初登場の『ジョジョの奇妙な冒険 第4部』も合わせて是非お楽しみください!
感情タグBEST3
匿名
原作の方がやはり面白い。映画を先に見ました。
まとめられていて映画は映画で面白かったけど、やっぱり原作の絶妙な良さは原作にしかない…!
映画の方が不気味さをマイルドにしてハートフルにしてホラー雰囲気を増やしてるけど、こちらは不気味さが強くて救いようがあまりなくて不気味だけどハートフルでもあるような感じ。
Posted by ブクログ
映画化した青春ホラーショート漫画。
ジョジョを知らなくても楽しめてしまうスピンオフ。
“この世でもっとも黒い絵”の謎。めちゃくちゃ怖かった。絵も上手すぎる。
まるで現実のよう…
4部本編と設定が食い違う点が少しあるものの(別次元の露伴かな?と思うと楽しい)、
そんなの関係ない!ジョジョとか知らなくても純粋に感動できると思います。
試し読みページで既に大泣き^^;
まるで現実世界に存在するのでは?と思わせてくれる、説得力のあるお話し。
単純に絵が美しい、斬新なコマ割り、テンポの良い会話に読了感半端ない。。。
素晴らしい作品
ジョジョの奇妙な冒険第4部のスピンオフでありますが原作を知らない人でもミステリーモノとしてきちんと読める内容です。(ラストは若干漫画チックではありますが)映画を観てからでもよし。観る前でも楽しめる内容です!あと表記はありませんがフルカラーであり昔は大判しかなかったので3倍くらい高い値段したのでお得です!
青年期の露伴先生
もともと愛蔵版を持っていましたが断捨離のため処分。しかし実写の映画を観に行って原作を読みたくなり買い直しました。なんといってもこの作品は露伴先生の青年期を知ることができるのがいいですよね。露伴先生の初恋?が甘酸っぱくてよい。原作読み直したので映画もう一回見に行こうかな。
映画視聴ののち購読
2023年5月26日実写映画が公開されましたので、購読させていただきました。
荒木先生の手で描かれる岸辺露伴は、高橋一生さん演じる岸辺露伴とはまた違う世界観を持っていて、両方楽しむことができました。
ルーブルの必然性はないが、、、
絵が全般的に綺麗で荒木飛呂彦の画力が上がっているように見える。ストーリーもいつもの『世にも奇妙な物語』感を良い意味で踏襲。岸部露伴のティーンネイジャー時代の逸話も絡みサスペンスホラーを超えたファンとしての楽しみも大きい。
Posted by ブクログ
初恋の記憶、歳上の美しい女性への想い。
岸辺露伴にそんなセンチメンタルな面があるとは意外だった
少年は、誰にでも覚えがあるものだが、それにきちんと折り合いをつけることが、ひとりの大人になるということなのだろう
星野鉄郎のメーテルのようなもの。
別れも愛の形だと。
とてもミステリアスな話で、不思議な感じにさせられるお話でした。全編カラーだったこともあり、物語の進行もとてもわかり易かったです。億泰や康一の登場も嬉しかったです。
Posted by ブクログ
まず感想としては、とても面白かったです!忖度無しに。
今年公開される映画の原作にあたるこの漫画。
こういう岸辺露伴の漫画があるというのは数年前に名古屋で開かれていたルーブル美術館のイベントで知ってて、かねてより読んでみたいと思っていたし、今回映画化されるということでそれを見るのも楽しみだったのですが、思いがけず今回漫画がこうしてまた出版されることとなり、とても嬉しかったです。
ルーブル美術館にある1枚の絵、
それを岸辺露伴に伝えた女性が物語のキーとなるのですが、最後の最後に全てのピースが当てはまって1枚の絵となり今回の物語はこういう事だったのだよ!と読者に語りかけるそれを見た時に本当に納得したし、あらためてジョジョという物語…岸辺露伴の物語をこうも面白く描ける先生は凄いな!と思いました。
物語の導入部のやり取りの意味がラストで語られるのですが、本当にそれが凄すぎたのです。
岸辺露伴がスタンド能力を持って解決すべき物語。
露伴がスタンド能力を得たのは吉良という殺人犯を捕まえるためではなく、漫画を描くためでもなく、ただただこの黒い絵の物語を解決するためだったのでは?そう思いました。
いや、吉良にしろ露伴は運命的な物があったから、実はもう第四部の主役は岸辺露伴なのかもしれません。
そう思えるぐらいこの漫画は面白かったです。
映画もとても楽しみです!
以上
お読みくださりありがとうございます。
Posted by ブクログ
ルーヴル美術館に所蔵されているという「この世で最も黒い絵」。
17歳の時に耳にした奇妙な噂。その絵の謎を追い、岸辺露伴はパリへ向かう――。
ルーヴル美術館BD(バンド・デシネ)プロジェクトのために描き下ろされた荒木飛呂彦初のフルカラーコミック!
「この世で最も黒い絵」それには、描いた絵師だけでなく見た者すら無事では済まない呪いが秘められていた。
「この世で最も黒い絵」のことを教えてくれた女性と岸辺露伴の淡い恋の思い出と「この世で最も黒い絵」の謎解きが交錯し、金田一耕助シリーズのような怪奇ミステリータッチな仕上がり。
見た者の記憶を利用して攻撃してくる敵に、露伴が対抗する手段が手段だけに、あまりに切ない後味のエピソード。
Posted by ブクログ
ジョジョのスピンオフ作品。ジョジョは第4部しか読んだことがなく、ただ露伴先生が好きなのでこちらも読んでみました。
他の方も書いてましたが、パラレルワールドの話なのかな?ヘブンズドアの能力は漫画家になってから開花したはずなので時系列的に??と思うところもありましたが、それを差し引いてもスタイリッシュに洗練されてて面白いお話でした。(お腹を抱えて笑うような面白さではなく、興味深いという言葉の方が似合うクセのある面白さです。好き嫌いは分かれるかもしれません)
Posted by ブクログ
新書判を購入できました。
単純にフルカラーにしてあるだけではなくて、パート毎に背景が3色に分けられていたり、表紙もトリコロールを意識されていたりと細部までこだわられているのが伝わってきました。
ルーブル版ということで、設定が少し異なる箇所もありますが、楽しく読めました。映画楽しみ。
Posted by ブクログ
オールカラーで贅沢な岸辺露伴。
映画を観た後だからか、
映画の重厚さって凄いなと思う反面、
荒木飛呂彦の天才的な作画とデザインの凄さに唸る。
Posted by ブクログ
スペシャルオールカラー本だけど、内容は変わらず岸辺露伴は動かないでした。出来は並で奈々瀬の細かい設定が甘い気がした、か!ある種厄だから記憶に無いとかも荒木先生ならありえると思うけど、最終的になにが言いたいかと言うとジョジョ本編の方が面白い。ルーヴルが付いてるから映画化したが、内容はドラマ化で充分。