【感想・ネタバレ】3人で親になってみたのレビュー

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Posted by ブクログ

ステップファミリーなら向き合うだろうなあという悩みをストレートに語ってくれている。もちろん文野さんのケースは特殊なのかもしれない。けど悩んでいることはぜんぜん特殊ではない。いい意味で。家族とはパートナーとは親とは何か。親しみを感じました。他の本も読んでみたいしお会いしてみたい!と思いました。

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2023年03月27日

Posted by ブクログ

トランスジェンダーの女性でパパとママとごんちゃんの新しい家族の形の奮闘記。

はじめに
第1章 親子って何だろう
 親とはいえ他人である
 子どもが欲しい
 戦友ゴンちゃん
 愛するがゆえの猛反対
 親になる準備
 我が子と言っていいのかな?
第2章 3人で親になってみた
 名前に込めきれなかった思
 たかが紙きれ
 皆さんにご報告
 虐待の疑い?
 六人のジジババ
 うなくいかない
第3章 子育てってなんだろう
 保育園デビュー戦
 いつから男の子?女の子?
 パパの言い分
「こうあるべき」を超えていこう
第4章 僕たちのファミリー
 ふたりめ誕生
 かけがえのない時間
 呼び名はどうする?
 きょうだいとは
 家族ができて変わったこと
 向き合うことから逃げない
あとがき

トランスジェンダーで女性から男性になり、結婚をし、彼女と家族になり、友人のゴンちゃんから精子提供を受け、子供を授かり、3人で家族になった杉山文野さんたちの奮闘。

生い立ちから、差別や結婚への反対、家族の問題、そして3人で子育てする難しさ、意思疎通の難しさなどが語られている。

とてもよく考えて家族を構成しようとしている3人を尊敬するし、夫婦の在り方だったり、育児の考え方だったり、学ばせてもらうことがあった。

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2021年05月01日

Posted by ブクログ

文野さんの問題が起きた時の対処力、そして、彼女の柔軟性で、新しい家族の形を作る事ができたと思う。ゴンちゃんも愛されキャラですてきと思った。ときどきじゃなくて、もっと!もっと! この家族のこれからをずっと追っていきたいと思った。

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2021年07月12日

Posted by ブクログ

 家族って何なのか。
 素直な気持ちが綴られていたのが、読んでいて心地よかった。
 健やかなときだけでなく、病めるときにも乗り越えていける力を感じた。

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2023年01月07日

Posted by ブクログ

2022.06.11

ハートネットTVでは、この作中のあるちゃんが保育園に入園が決まってゴンちゃんが朝送りに行くところが取材されていたと思う。
そのドキュメンタリーの中で3人のギクシャクしたところが取材されていて、ママがゴンちゃんへの接し方がわからない…みたいなことを言っていたシーンが印象に残っていた。
その続き?がこの本で読めてなんだかスッキリしました。
2人目も生まれていたんですね。
また、この家族のドキュメンタリーが見たいです。
続編が出たらまた読みます。

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2022年06月11日

Posted by ブクログ

ネットで彼らのことを知った。
トランスジェンダーで戸籍上は女性だけど、体も心も男性なパパ杉山さん、パートナーのママ(男性とのお付き合い経験ありで、たまたま好きになって一緒にいたいと思ったのが杉山さん。本人はLGBTQではない)、ゲイの精子提供者であるゴンちゃんが子どもを持ち、育てていく。
少し前だと、LGBTQの方々は日本で自分たちの子どもを持つことは断念せざるを得なかったかもしれないが、今、やっと様々な選択肢があり、社会もそれを受け入れつつあるのは、非常にいい転換だと思う。家族はもちろん血縁関係だけではない。
一緒に暮らしている夫婦でも難しいのに、別居の3人での子育ては意思疎通も家事育児分担も難しく、ストレスが溜まることも多いだろう。それも赤裸々に記載してある。
彼らのアウトプットが世間に及ぼすいい影響は計り知れないなぁ。

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2022年03月28日

Posted by ブクログ

著者である杉山文野さんはトランスジェンダーでフェンシング元女子日本代表なんだそうです。文野さんの前著である『元女子高生、パパになる』が紹介されている記事を読んで「どういうこと?」と興味を持ち、読みたいなぁと思いつつ、本屋でも何度も手に取り棚へ戻しを繰り返しているうちに、なんと新作となるこの本が発売されてました。やっぱり気になり結局新作のこちらを購入。

サブタイトルはママとパパ、ときどきゴンちゃん…パパであるトランスジェンダーの文野さんと、文野さんのパートナーであるママ。お二人は子どもを持ちたいと希望し、文野さんの親友でありゲイのゴンちゃんから精子提供を受け、体外受精によって二人のお子さんを授かったという、ママ1人、パパ2人、ジジババはなんと6人!のファミリーエッセイです。

正直なところ子育てをしていると夫婦二人だけでも意思疎通は難しいですよね。言わなくてもわかるでしょ、言ってくれないとわからない、伝えるの忘れたり、言ってもちゃんと伝わってなかったり、そもそもの価値観が違ったり…などなど。それが3人で親をするとなるとさらに難易度上がりますよね。でもだからこそちゃんと話し合ってコミニュケーションをとって…そういう大切なことが実践できていて素晴らしいです。夫婦でも親子でも、その関係性に甘えずに、きちんとコミニュケーションをとることがやっぱり大切ですよね。

お子さんのことを公表するかどうかはかなり悩まれたようですが「子どもが批判の対象になるのは怖い。しかし、それはいじめられる子どもには何の問題もなく、いじめる社会の側に問題があるわけで、そんな社会を変えるためにも、LGBTQ当事者が親として子育てをしている現実を知ってもらうことが大切なのではないか」(106頁)と考え、公表されたそうです。LGBTQに限らず、障害だったり病気だったり、まずは私たちが「知ること」大事ですよね。

とりあえずうちの娘たちはトランスジェンダーではないようですが、もしも将来同性のパートナーもしくはトランスジェンダーの彼を連れて帰ってきたら?と考えてみました。まだ想像するだけなので実際のところどうなるかはわかりませんが、娘のことを世界で一番愛してくれて世界で一番大切にしてくれる人であるならば、そして娘自身も相手のことを世界で一番大切にしたいと思える人ならば、喜んで受け入れられると思います。

文野さんがパートナーの妊娠中にイメージトレーニングとして漫画『コウノドリ』を読んでいたとのこと。私もかなり前から気になっている漫画…やっぱり読みたいなぁ。

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2021年08月12日

Posted by ブクログ

両家のジジババさんたちも

積極的に支援してくれてるからは

思ったよりは ゴンちゃんの

関りが少ないのが残念だけど

(ほんまに ときどき だった)



赤ちゃんの時の物理的な

手間暇もさることながら

これから先も

人間を一人育てるのに

親の手が多くて困ることはない

6本でも 12本でも

どーんと 増えたらいいな

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2021年06月28日

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