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これを読んで、自分の母の、病気に対する気持ちが少しわかる気がした(第10章)。
そして、母が話す内容が何でそうなってるのかも何となく合点がいった(第3章)。なるほどな、自分も含めてみんなそうやって自分を肯定して生きていくんだなと思った。
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カフカなどの翻訳で知られるドイツ文学者の池内紀さんが、70歳に書き始めた「すごいトシヨリBOOK」。序文で「77にはこの世にいない」と書いている。今年の8月に78歳で亡くなられた。▼「老い」を笑って私たちに見せてくれる。老いが自然に受け入れられる。▼堀口大学の詩の紹介:〈深海魚光に遠く住むものはつひにまなこも失ふとあり〉▼『尊厳死協会会員』になって延命治療を拒否する意思を明示する。▼「あの映画を見に行こう」と思っていても、億劫になって結局見に行かなかったりするものです。ただ億劫がって出歩かなくなると急速に老いてしまいますから、スケジュールを作るというのは、常に自分を移動させる方法、自立の一つの方法だと僕は考えます。▼「老いとは寄り添え」「病とは連れ添え」「医者は限定利用」▼僕、健康診断を全然受けていなくて、あれは非常に不合理です。健康な若者の基準値を基にしているわけですから、「異常」ということになってしまう。20歳の人が検査しても、80歳が検査しても、同じ数値で判断する。おかしいですよね。・・終末の医療を考えてくれる町医者で十分です。▼考えようによっては孤独死って幸せなんじゃないか。窪田空穂は90歳の死の床で〈まつはただ意志あるのみの今日なれど眼つぶればまぶたの重し〉と詠んだ。詠嘆もせず、哀惜の情も述べず、ただまぶたの重さだけを詠んで・・・。
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凄く面白かった! 老いるということ、自分がその立場にならないとわからないことが読める。また、理解し難かった年寄りの行動あるある、こういうことなのねーとちょっとわかった。
カラダは老けても心は老けてない、というのは錯覚で、心は老けてないと思うこと自体がまさしく老化のしるし。心も老けるからこそこれまでと違う人生の局面が見えてくる、老いて初めて若さがわかるということ。
老いの進行、老人は過去をねつ造する。年配者同士が昔の自分について話していることはかなりフィクション。そうであってほしかった願望をいつの間にか自分で現実とすりかえる。
老いの初期では、失名症や人の話を急に横から取って自分の話に持っていく横取り症、自分が決めたものが決めた場所にないと承知できない同一志向症、せかせか症、過去すり替え症、整理整頓症など。
老いが進むと失語症、べらべら症、年齢執着症、指図分裂症。そしてさらに進むと忘却忘却症 だそう。
眠りは短い死、死は長い眠り。。。この著者の語彙力 おもしろい。
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77歳の池内紀さんが書いた、老いに向き合う本。
『老いに「抗う」のではなく、老いに対して誠実に向き合うこと。老いの中で起きる面白くないことも、目を背けたり、すり替えたりしない。』
カッコいいですねぇ!しびれました!
私も今年で68歳、なんとなく、75歳で一区切りかな、と思っていたところなので、あと7年半でなにができるか、向き合ってみようと思います。
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1940年生まれ、独文学者、エッセイストの池内紀(おさむ)氏の「すごいトシヨリBOOK」(2017.8)、面白かったです!70の時、77の時には自分はもういないと思い、あれをしよう、これをしようと思ったそうです。(決断がしやすくなる)満期が来たら3年単位で延長してるそうです。また、お金を意識しないで生きるのが本当のお金持ちとの考えで、毎朝所持金を点検(小銭、お札、リュックに安心用5万円)し、それ以後はいっさいお金を考えないそうですw。リュックは散歩用、国内・国外旅行用と3つ準備し、必要な小物が入ってると!
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老化早見表のカテゴリー3の、横取り症 整理整頓 せかせか 過去すり替えなどの症状、我にあり。過去すり替えは過去捏造に進む。
そういう目で他者を見ると、いろいろ発見あり。「最後まで話を聴く」「人の話を取らない」心しよう。
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1940年生まれ、独文学者、エッセイスト。タイトルが少しダサいですが、池内さんが、70歳の時、「こういうことはこれまでなかった」「これぞ年寄りの特徴」とか、日々、気がついたことを記録するための、「自分の観察手帳」をつくりそのタイトルがこれだっんだそうです。何歳まで生きるか想定しにくいので、とりあえず77歳として予定をたてる。ただし「満期が来たら3年単位で延長する」としたそうです。
元気、よみがえり、再生なんて言葉に騙されずに、老化を認める。群れずに自立する。
オシャレをする、健康診断は受けない(どこか病気はあるもので、病気、病院に追われる人生になってしまう)、新しいことを始める など彼ならではのスタイルを紹介している。こうしたことは個人個人にあって、参考になったり、ならなかったりだが、参考にならなくてもいろんな生き方をしてるんだと面白く読める。年とることは個人個人違うので、個人個人が異なるスペシャリストである。スペシャリストならではのウンチクが楽しい。
『「心は老けても心は老けていない」といのうは、錯覚で、「心は老けてない」と思うこと自体が、まさしく老化のしるしといえます。心という見えないものを当てにしてるだけ。鏡に映るシワだらけの自分の顔が本当の年齢で、心も当然、シワだらけです。』心も老けるからこそ、これまでと違う人生の局面が見えてきます。「病気にならないと健康がわからない」「飛び上がらないと引力がわからない」と同じで、反語的だけれど、「老いて初めて若さがわかる」ということになります。』
『老いに「抗う」のではなく、老いに対して誠実に付き合うこと。老いの中で起こる面白くないことも、目をそむけたり、すり替えたりしない。個人個人がスペシャリストで、個人個人が自分特有のやり方、方法を持つことになる。その時に初めて楽しみが出てくる。』
『見慣れた自分が、知らない人間になっていく。知らない人間の出現にタジタジとなって、そんな自分と隔たりが出てくる。老いると自分が自分と疎遠になっていく。そういう見知らぬ他人に近くなった自分と、いかに折り合いを付けていくかというのが、老いていく日々の特徴です。』
『「老いとは寄り添え」「病とは連れ添え」「医者は限定利用』
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ドイツ文学者である著者が、ご自身の事を絡めて老いについてお書きになっています
誰にでもやって来る老いを心構えとともに考えを述べてらっしゃいます
確かに著者の様にお金にも心にも余裕を持ってトシヨリライフを楽しめるなら老いも楽しみに思える一冊です
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人生の先輩方たちの生き方を学ばせてもらうのも好きですね。「あ。。そういう感じになるのか?」的な学びがあった時は、嬉しい。
最近、日増しに時間の流れが速くなってきているので、どんどん学んでいき、「あの時、あれをしておくんだった・・」というような思いは少なくしていきたい。
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年寄りになるというより誰もがなってしまうのだが。自分はまだまだ若いと思い込みたいが、年を取れば年寄りになるのだ。認めることが大事なのだ。
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池内紀(1940~2019年)氏は、東京外語大外国語学部卒、東大大学院人文科学研究科修士課程修了、神戸大学講師、東京都立大学助教授、東大文学部助教授・教授等を経て、早期退官後、文筆業・翻訳業に従事。カフカを中心にドイツ文学の評論・翻訳が専門ながら、旅行記ほか、幅広く文筆活動を行った。毎日出版文化賞、桑原武夫学芸賞、読売文学賞等を受賞。宇宙物理学者の池内了は弟、アラブ研究者の池内恵は子供。
本書は、著者が70歳になったときから、自らの老いに関して気付いたことを、自分の「観察手帳」に書き綴ってきた内容を、76歳の時点で聞き書きにより書籍化したものである。尚、著者は、観察手帳を書き始めたときに、77歳のときにはこの世にいない、という「予定」を立てたそうだが、実際には78歳で死去している。
私はアラ還世代となった数年前から、人生後半に向けて書かれた、五木寛之、斎藤孝、佐藤優、大前研一、出口治明、弘兼憲史、黒井千次、成毛眞ほかによる、多数の指南本を読んできて(私は読書が好きなので、この手の本ばかり読んでいるわけではない)、本書もその一つとして手に取った。また、私はゲーテが好きで、著者の『ゲーテさんこんばんは』も読んでいる。
読み終えて、全体としては、トシヨリになったことによる衰えや弱みを正直に明らかにし、楽しみながらそれらに向き合おうというスタンスで語られているが、聞き書きのせいか、内容が少々散漫な印象を受けた。また、この種の本の例に漏れず、自分の今後の参考にしたいと思う点もあれば、自分には合わないと思われる点もあった。
参考にしたい点を挙げると以下である。
◆自分の人生のゴールの年齢を仮設定し、それまでにやっておきたいこと、やっておくべきことを決める。(著者は上述の通り、ほぼ設定したゴールの年齢で死去したが、どのような最期だったのだろうか。。。) 設定したゴールの年齢で運よく生きていたら、それ以降はゴールを3年ずつ延長する。
◆スケジュールを、1日用、1週間用、1ヶ月用、季節用の4通り作り、その期間内のどこかでやるようにする(実際にはやらなかったことがあっても構わない)。
◆後半生は、4年くらいを一単位にして、何かを仕掛けてやってみる。新規のことより、過去に多少かじったことの方がベター。(著者は、デッサン、ギター、将棋、歌舞伎観劇等をやった)
◆「老いとは寄り添え」、「病とは連れ添え」、「医者は限定利用」。医学の限界を知り、延命措置、終末医療は受けない。(よく言われることなのだが、私も、これについては絶対に失敗したくない)
数ある類書の中から一つだけ読むなら、敢えて本書である必要はないが、読めばそれなりに参考はなる一冊というところだろうか。
(2024年1月了)
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著者は、かなりマメな人である。メモを取るにしても、コレクションをするにしても、それらを自分で楽しみながら実践されておられる。老いを楽しむ一つのヒントは、マメになることなのである。
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すごいトシヨリBOOK
トシをとると楽しみがふえる
著者:池内紀
発行:2017年8月15日
毎日新聞出版
有名なドイツ文学者だった彼は、冒頭で自分がいなくなる予定を三年ずつ延ばして、延長した時間の中で人生を生きていく、と書いている。2017年夏にあとがきを書いているが、他界したのが2019年夏。三年の延長の節目だったのだろうか。
55歳で東大教授を早期退官し、作家、翻訳家、ドイツ文学研究者などとして自由に生きていった姿が覗える快作だった。僕は著者が出ていたラジオ番組(日曜喫茶室)が好きで、著者のファンでもあった。もう新しい作品が読めないと思うと寂しい限りだ。
この本を読んでいると、著者は年寄りの味方なのか敵なのかよく分からなくなる(笑)。年寄りは、批判の仕方は上手だし、弁も立つ、マイナスを数えることにも敏感だが、批判の基準がやっぱり古い。見当違いなことで批判していることも多いのではないだろうか、と否定的なことを多く書く。一方で、年を取らないと分からないことがある。例えば、年寄りを相手にする医師など当てにならない。なぜなら年寄りの気持ちなんか理解できないからだ、と辛辣に言い切る。
誠に鮮やか、爽やかな時間を過ごせる一冊だった。
締めくくりに、自分の死に際について、
「僕は風のようにいなくなるといいな」としている。
本当にそうだった。これまた爽やかだった。
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自分が老いるというのは初めての体験で未知の冒険。日々、気が付いたことを記録するための「自分の観察手帳」を作った。
幼い子にとっては今日がすべてで、明日なんかない。「明日がある」とは大人の判断で、子供は自分の精一杯の時間を生き、それが終わるのだから非常に悲しい。近所の幼稚園では午後になると、子供たちが(別れ際に)呼び交わし、泣きそうになっている子もいる。
コミュニティセンター的な集まり「シニア元気集団」が目標としがちな「人生再生」「よみがえり」。そういうふうに群れるのをやめて、一人一人が自立すべき。何かしらのプラスが生まれるのでは。特に男性は自立意識が低い(会社勤めで集団行動してきたため)。
堀口大學は宮中に招かれ、昭和天皇の前でこんな歌を詠んだ。
新海魚 光に遠く住むものは つひにまなこも失うとあり
世間から遠く離れたところに住む昭和天皇を前に、周囲はぎょっとしたらしいが、昭和天皇が非常に喜び大學も高齢だったため問題にならなかった。
ちょっと目を離すとその物が見つからなくなる。目を皿のようにしていると絶対に出てこない。こういうのを昔の人も「器怪」と呼んで、日用品が化けてモノノケになると考えていた。
著者が作った老化早見表(ピラミッド型)
下から(症状の軽い順)
・カテゴリー3
失名症 横取り症(人が話している時に口を挟む) 同一志向症 整理整頓症 せかせか症 過去すり替え症
・カテゴリー2
年齢執着症(君、若いよね) ベラベラ症 失語症 指図分裂症 過去捏造症 記憶脱落症
・カテゴリー1
忘却忘却症(忘却していることを忘却している)
著者の友人は癌が見つかり、エロ写真を処分しはじめ、毎日出勤の際に少しずつ持ち出して、駅で捨てていた。しかし、癌は誤診だった。笑えない喜劇。著者は、そういうのは大手を振って残せばいいと主張。
老人が自立するためには、
テレビと手を切る
元同僚、元同窓といった「元」がつく人たちとの縁を遮断する
家族から自立する
原発王国のフランスでは、原発のある場所が全部、ワインの生産地。仮に福島のような事故があっても、その地域のワインが飲めなくなるだけ。ワインは痩せ地がいいから。
ホテルは一つの部屋に人間の生活する条件を全部コンパクトに入れる、技術の集積地。20年前の技術と現在とでは雲泥の差があって、どんな名門ホテルでもリニューアルをしていなければ20年前と同じ。
「十五少年漂流記」「西遊記」「宝島」「ああ無情」「巌窟王」といった名作を60、70歳で読み直すと意外に面白い。あの時代の小説家はみんな、行数計算で原稿料をもらっていたため、金に困ったらぐーっと描写を引き延ばす。だから、あんなに長い。必要がない描写。子供の頃に読んだダイジェスト版で十分。
日本は終末期医療について真剣に議論しない傾向。倫理観ばっかりいう。結局、患者を一番苦しめてしまう。製薬会社と病院にとって(助からないのに延命させることが)非常に大きな収入源なので。
あるエッセイストと話していて、「孤独死って今、みんな避けたがっているけれども、考えようによっては孤独死って幸せなんじゃないか」という話になった。
これまでずっと、どんな生へ向かって、どんなふうに生きるかという選択をしてきた。最後はどんな死へ、どんな死に方をするのかという選択があっていい。
僕は、風のようにいなくなるといいな。
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著者は、ドイツ文学者で、カフカを読んだ本は池内氏のものだったのではないか。70歳をこえて、老いを見つめる目の確かさは、さすがと驚く。エッセイストの文章のうまさもさることながら、客観的な視点の持続を失わない。巷にはびこる老いの空元気と壮年時代の記憶の読み違えで、迷惑をまき散らす人々には無縁の境地である。最終章の”老いと病と死”は見事な覚悟です。
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故池内氏は著名なドイツ文学者。サラリと読め、素直に老いの境地が語られている良書。加齢により衰えてゆく自身の身体や頭を、面白く書き留めたもの。取り立てて新しいものはない。衰えることに抗わず、それを新しい経験として楽しむくらいでちょうどよいのだろう。やりたいこと、楽しみたいことがあれば、70歳までにやるべきで、先延ばしはやめようと思った。
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ドイツ文学者の池内紀氏の著書で、トシヨリについて、自分のことを書いている。老いは誰しも必ずやってくる。どのように楽しむのか、自分なりに考えておくことが大事だ。
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・「自分はあと3年生きてみる」という延命寿命制という考え方は面白かった。
・「3年内にこれをやらなかったら、その後もやらないだろう。だから今これをやてみる」という考え方は面白かった。
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わけ知り顔の話でもないし、薀蓄をたれるのでもないのは助かります。しち面倒臭いことを言わず、無駄な抵抗をするでもなく、あるがままを受け入れたらどうですかってこと。その現状の中で、好きなことをしたらいいのよ。そして、その時が来たら笑ってgood bye bye!
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あの池内紀さんの新しい本
ということで
手にしてみました
池内さんらしい
極上のユーモアに包まれた
読む人の不安な気持ちに
そっと寄り添うような
一冊でした
ところどころに
挿入されている
池内さんの肉筆文字とイラストが
秀逸です
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20180113 すごい老人の生き方の紹介ではない。結局は楽しみながら行きて行く話になっている。考えてみれば楽しんで生きることをどれだけ早い時期からやれるかという話はできない。ちょうど定年前後からそのような立ち位置になれるので読んで気になった話だけでも参考になるにしてやってみたら良いと思った。
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題名からパワフルな年寄とか老後をイメージしてしまうが、内容は老いを受け入れる自然体の姿、だがその老後を生き抜くにあたっての肩肘張らない考え方や工夫が淡々と提示されていて、もしそのような老後を過ごせるなら、とても幸せ、それこそすごいトシヨリということになるだろう。