【感想・ネタバレ】満月の泥枕のレビュー

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

ドタバタに話が進んでいく中にもシリアスさがちりばめられている。
みんな、いろいろな想いを抱えて生きている。
ドタバタが続くなあ、と思っていたら急に終章へ。
終章はグッとくる。ベタな展開なんだけど。
さすがの文章だなあ。
題名はなんでだろう??って思っていて、キーワードはちょいちょい出てきたけど、それも最後に明らかに。
ふーーむ。

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2018年04月08日

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ネタバレ

あんなに辛い出来事があったのに、明るい主人公。
私の脳内では主人公はムロツヨシで再生されてました(笑)
池の骸骨まわりのテンポの良いあたりは、映像化したところを見てみたい!アパートの濃い住人たちのやり取りが楽しすぎて良かった。鉱物記念館のあたりはちょっと長かったけど。
オチは、そうかもと思ったけどそんなわけないだろうなと思いつつも、お土産の話をしたところでこれは伏線だろうなと。タイトルが良かった。池に写ったもう一つの世界。

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2017年11月17日

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読み始めて少ししてから「んっ」ってなった。あーこれ読んだことあるわー。でもどんな話だったのか思い出せない…。途中まで日常が書いてあるので眠くなるが、色々事件が起こってからは面白くなった。そして最後には伏線が回収されてめでたし?心情が良く表されていて良かった。

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2024年03月02日

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泥枕、はどういう意味か、まだつかめていない。
ミステリーのようでいて、家族の物語でもある。
数組の家族が登場するが、それぞれどこか欠けている。その欠けている部分を補っていく方法も、またそれぞれなのだ。

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2023年03月09日

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愛すべき登場人物たち!
不器用にしか生きられないけれど
自分では気づかないままに
誰かに支えられ、誰かを支えていたりする

2019,05

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2019年05月16日

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訳ありアパートの住人+剣道の師範+警察官のミステリー。
そんなことあるって感じだけど、子どもを亡くした親の気持ちを考えると、そうなるかもしれない。おもしろかった。

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2019年02月01日

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どこか陰がある登場人物たち。ギリギリ普通の人々が集まっているコミュニティで、それなりにドタバタな展開で物語が進む。最後は意外な結末で・・・。道尾氏の著作でよくあるパターンの展開なのだが、今回は驚きよりも人情味溢れる人々の言動にホロリときた。個々はろくでなしかもしれないが、あの人々の輪の中には入りたい。輪の中で笑って泣いて、お互いを尊重する。そんな世界はきっと人生が楽しくなるはずだ。

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2018年06月06日

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伊坂幸太郎っぽい。面白いからいいのかな。
色々便利な世の中に変わっても、家族の物語は変わらずあったかくてよいですね。

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2018年05月23日

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そこまでのどんでん返しでは無いかなと思うけど、心がほっこりなる内容でした。個々のキャラが良かった。個人的には、菜々子さんが大活躍すぎて、主人公とくっついたり、ビックリな過去とかあるのかと思ったけど。汐子ちゃんが愛おしいです。

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2018年02月06日

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推理だけれども人情ものでもある。丁寧に感情が書かれていて、よい本でした。ダヴィンチブックオブザイヤー2017を購入し、気になる本を読み漁り中。

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2017年12月16日

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ミステリーだと思いきや…ドタバタ人情劇場。
ちょいちょい気が緩むギャグを仕込んでるから、さくさく読めた。
汐子ちゃんとおいちゃんが、アパートや町のみんなとずっと一緒に居られますように…

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2017年11月20日

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久しぶりの道尾秀介作品。結構複雑な謎でした。

P434
「あんな、おいちゃん」
初めて、汐子が顔を見て上げてこちらを見た。
「幸せになってもええねんで」
両目に夜を映しながら、真っ直ぐに二美男を見ていた。
「毎日楽しくしててもええねんで。変わらへんもんは変わらへんねん。自分が苦労したかて、そんなんおんなしやろ。何も変わらへんやろ。そしたら、楽しいほうがええやん。まわりも楽しくなるやん」

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2021年09月11日

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汐子ちゃんがよい
ほのぼの進んでいくお話大事な人がもし死んでしまったら自分はどうなるのかとふと考えてしまった

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2021年05月28日

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今まで感じていた道尾作品の「陰」のイメージと比べて、今回はかなり「陽」で面白かった。酔っぱらいのダメ親父が殺人事件を目撃して、追われるか自分で推理を始めるか、な展開かと思ったら、まるで違った。展開が早くて一気読み。汐子かわいい。

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2020年09月20日

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6年前に不運が重なって娘を死なせてしまった二美男と、父を亡くして二美男と同居している姪の汐子。
地元の祭りの夜、酔った二美男は小さな悲鳴と何か大きなものが池に落ちる音を聞く。
池に沈んでいる何かを拾い上げるため、アパートの住人達とある計画を立てる二美男。

読みにくい訳ではないが、続きが気になって仕方がないというこ事もなく、さらりと読んだ。
切なくも、じんわりほっこりするお話。
道尾氏にはパンチを期待してしまうが、そういうのはなかった。

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2019年07月11日

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67ここにも明日に向かい合えない男がおり、それを周りのお節介が変化させていくというお話。木内氏の探偵の方が生きがいいかも。

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2019年06月09日

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久しぶりに読んだ道尾秀介。
なんだかほのぼのとした感じで進んでいった。
歌野さんのような…?
どうしようもない主人公だなぁと思いながら、汐子ちゃんのキャラが素敵すぎ。
このまま一緒に歩んでいって欲しいなぁ〜。

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2019年02月14日

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道尾さんが今まで書いた主人公の中で一番好きというのがよく分かった、好きそう(笑)

どこにでもいそうな人達で多分皆誰かしらに当て嵌まるような将来の自分のような。そんな人達が大事件を起こして、破茶滅茶になっていきます!(笑)
ただ読み終えると、愛おしさ、そして人間同士の繋がりの儚い美しさがあった。人間って脆いけれどだからこそ人間って良いな、と思える時があるのだろうね。
と思える作品です。

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2018年09月20日

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汐子と叔父の凸貝二美男の貧乏アパート暮らしに起きる事件。
中盤だれるけど
ドタバタ感あり、じんわり感あり。

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2018年08月27日

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ネタバレ

子供を亡くしたオジサンと引き取られた姪っ子が、おんぼろアパートに住むご近所さんたちと騒動に巻き込まれていく。

お祭り、龍、池に沈んでたドクロ、鉱山博物館での大騒動とストーリーは進んでいきますが、中盤までがなかなか展開が進まず、読むのに時間がかかってしまいました。

姪っ子の汐子ちゃんがおいちゃんに「幸せになってもええねんで」って言います。
変わらないものは変わらないから。自分が苦労したって何も変わらないんだから、楽しい方がいいでしょって。

そんなこと、言ってくれる姪っ子が側にいるオジサンはシアワセです。

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2018年08月05日

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ネタバレ

*哀しき人、公園の池に沈めたのは…。娘を失った男、母に捨てられた少女。ろくでもない生活の終わりは、いつくる?生の悲哀、人の優しさが沁みわたる、人情ミステリーの傑作! *

下町風情の人々との関わり、あたたかな描写、せつない事情。ややドタバタを盛り過ぎなのと、途中の中だるみ感を除けば、さくさく面白く読めます。ラスト近くの、娘を死なせてしまった自分は罰を受け続けるしかない、幸せな日なんてあってはいけない…のくだりには泣けた。

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2018年07月28日

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子どもを失ったおじさんに引き取られた汐子。自分の子どもの代わりじゃないけれど、汐子がいたから毎日の生活が遅れたのかも。
しかし、こんなにも飲んだくれてたらあかんわ。
アパートの住民の協力があってこそだね。
問題解決できたら、それが自信となって生活改善にもつながるか。

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2018年04月27日

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さてさて、この物語は昭和の香り漂う古ぼけたアパートから始まる......。
「平成十八年生まれやもんな、私もりくちゃんも」。
??
しー坊、今なんて言った?
平成、十八年?
ということは、この物語は現代も現代、現代の話だった!

物語は自分の失態で一人娘のりくをなくした男、凸貝(とつがい)と姪の汐子、そしてボロアパートの住人と顔見知りの警官(剛ノ宮)たちで進められる。
凸貝が酔っ払って見た光景は殺人事件(?)へと発展し、どんどん広がって、最後に......。

物語の進み方はのんびりしている。
ものすごく恐ろしいこと(子供を亡くす事以外には)も起きない。
なんだかこの著者にしては珍しいなあ、とのんびり構えていると二転三転する物語に次第に引き込まれていく。
自分の不注意で、判断ミスで、大事な人を亡くしてしまったら?
本当のことが言えなくて、嘘を重ねていってしまったら?
がんじがらめになってしまった、どうしようもない人生に、ぼんやりと光る蛍石。
象徴的だ。
起きてしまったことは変わらない。
苦悩も凡夫には逃れられまい。
だが手元に残った光る石が、おぼろげながらも自分の行く先を照らしてくれるから、人は生きていける。
満月にはかなうまい、けれども、人の行く先を照らしてくれるのは、存外小さなもの。
小さな宝珠とともに、人は進んでいくのである。

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2018年04月23日

Posted by ブクログ

3月-2。3.5点。
娘を喪った30代後半の主人公。姪を預かり、同居。
近くの道場の孫が、相談を持ちかける。
殺人か、失踪か、アパートの住人を巻き込みながら、調べていく。

相変わらずの道尾節。最近は人情ものばかりという気が。。

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2018年03月13日

Posted by ブクログ

ミステリーとしてはどうなのかとも思うが,日常の延長のような中で嘘や勘違いや思い込みがごった混ぜになって,しっかりしすぎた小学生の子供たちのリードで祭りから祭りへ駆け抜ける.前半のコンゲーム的な焼きメレンゲドラゴンボールを投げる辺りがとても面白かった.

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2018年01月16日

Posted by ブクログ

子どもを亡くした男がふたり。傷のなめ合いのようであったり、同志と感じる描写にはひきこまれる。
自分が幸せになってはいけないと律するあたりはじんときた。

全体像が見えてくるまでに時間がかかったのと、他にも魅力的な人物がいっぱい登場してくるのに細かくスポッとを当てられなかったのがとても残念。

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2018年01月13日

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夜中に泥酔した男が見た「事件」は本物だったのか…。

複雑な過去により自堕落な生活を送る男と面倒を見ることになった姪。二人の生活は夏のその事件をきっかけに思いがけない面倒事へと巻き込まれていく…、重く断ち切れない過去を深奥に秘めた人物ばかりながらも、表面的にはそんな人たちが大人数でどたばた知略を巡らせたり巻き込まれたり巻き込んだりの物語が展開します。

ミステリ風味より、人情味のほうが強く、人物たちのそれぞれの同じ場所での違う想いを受け取ると複雑な味わいがあります。哀しくもおかしくて、やりきれないこともあるけれど、それでも前に進みたい。その前に進むための力をお互いが補完しあっているのが、良いよなあと感じました。

人生捨てたものじゃないって手垢のついた言葉だけれど、そんな簡単に割り切れるものじゃないってある程度人生歩んだらわかるけれど、それでも、ともにいてくれる人、支えてくれる人のささやかな力のあたたかさは本当にかけがえがない、なんてことをつらつらと思ったのでした。

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2017年12月29日

Posted by ブクログ

道尾さんらしく、物憂げなキャラクターたちが優しさでつながるストーリーで、トリックや伏線も巧みです。ただ、途中少し間延びしている印象がありました。

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2017年12月20日

Posted by ブクログ

いつもと違いあまり入り込めず、読むのに割と時間がかかってしまいました。
暗がりや暗闇が多いから見えてこないのでしょうか?
それとも、それまで読んだ設定を何度か崩さないといけない場面があるからでしょうか?
思わせといてそうじゃないの連続でしたしたが、とりあえず読み終わりました。

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2017年12月06日

Posted by ブクログ

暗い話の筈なんだけど、重たくはないです。
でも洞窟のシーンが長過ぎて途中で読むのを止めようかと思いました。
映画向きのストーリーかな?

最後の汐子の言葉に救われました。

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2017年11月29日

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