感情タグBEST3
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漫画,アニメ映画のノベライズと侮ることなかれ
音楽が聴こえる小説!
左 右 色 登るような旋律 描写が 肉感豊かに描かれています
単音からの盛り上がり
狂ったリズムが噛み合うシーン
単なる音の形容でなく どう音楽が盛り上がるのか ちゃんと分かる
今まで読んだどんな小説 漫画よりも 音楽が 音楽を聴くときの感覚が 豊かに描写されていました
サックス,ドラムやピアノが聞こえるだけでなく,
自分が吹いて・弾いているような
すごい小説!!
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映画『BLUE GIANT』を見た人は絶対読むべき一冊と思いました。
私は原作はまだ読んだことがなく、映画で初めて『BLUE GIANT』という作品に出会いました。
その後にこの小説があることを知り読みました。
読んだ上で私が感じたことは、
①映画の内容をより詳しく知ることができる。
②小説を読んだあとの2回目に見るこの映画は、1回目とは違う視点で映画を見ることができると思いました
③そしてBLUEGIANTという漫画の熱さをより感じられる作品になっている
内容は、ユキノリの視点で描かれた映画のストーリー+ユキノリが上京するまでの話が描かれていました。
とにかく素敵な小説でした。
2024.4月
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ブルージャイアントの漫画を読んで、改めて雪祈の生き方を追ってみたかったので、この本を手にしました。
漫画とはラストが違うのでそこがとても良かった。映画もその影響なのかこの本と同じラストになってる。
雪祈は、大や玉田と出会ってすごく成長したし、逆に彼らも雪祈によって成長した。
おまけにその事で会えないと思っていた人にもー。
何よりもJASSというトリオの絆がすごく強い事が素晴らしい。
もうやりとりを想像するだけで泣けて泣けて。
小説版により雪祈の音楽の色が感じられる素晴らしい小説です。
わたしはブルージャイアントのJAZZを聴きながら読んでみました。
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やっぱり音楽系作品は頭の中を揺さぶられすぎてダメ。ダメになる。ドラムもサックスも、ピアノもカッコ良すぎる。
『BECK』や『のだめ』が大好きなところに『BLUE GIANT』を教えてもらってすぐにハマった。でも漫画のノベライズを試したのはこれが初めて。そして、どうやら大正解を引き当てた。
雪祈の物語なんだけど、ダイも玉田も出てきてコミックスの層を厚くしている。それどころかこの切なさと感動を胸に、マンガもっぺん読み直しだわ!と思わずにいられない。この世界観から離れがたくなる、もはや毒。
死ぬまでにはジャズやりたいな。玉置浩二が好きだからフォークにしよう、と物置きで埃かぶってるギターが待っている。しかも借り物。チューニング死んでる。
まだしばらくは借りパクしとこう。(買え)
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マンガアプリで「BLUE GIANT」をちょっと読んで放置→「ピアノマン」を読む→「BLUE GIANT」全シリーズ読破!と、ちょっと変則的な読み方をした。
ピアノマン、とても良かった!基本的にマンガ本編のストーリー通りに進むのだけど、雪祈の内面や葛藤が丁寧に描かれている。頑張り屋で明るくて熱い男の大は、主人公らしい主人公。対してこの物語の主人公である雪祈は、なんでもないふりをして、深いところで熱をたぎらせている。そんな2人に、命懸けといってもいいほどの懸命さで喰らい付いていく玉田。
クールにも濃密にも見えるこの3人の関係性は、読んでいて気持ちよかった。素直に、青春っていいな〜、と思う。
終盤でのソーブルーでの演奏。本編では雪祈は交通事故で参加できず、わりとサラッと描かれていた。しかしこの物語では、大怪我をおしてまさに魂の演奏を見せてくれる。いや、聴かせてくれる。言葉が、文字が、音楽だった。最高の山場だった。亡くなった父が好きだったジャズ、いつか生で聴いてみたい。
ピアノマンというタイトル、表紙の絵。どちらも素敵だと思う。ついでに、雪祈という名前も。
多くの人に読んでもらいたいな。
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最高だった。
BLUE GIANTは私の1番好きな物語だと改めて思った。漫画では描かれなかった雪祈の物語、とても素晴らしかった。
来週発売のEXPLORER9集にて雪祈が登場するらしいので、とても楽しみ。
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すごいね。
音が聴こえる!色が見える!3人の姿も見える!
と感じる本。
漫画や映画になっているとは露知らず、手に取った。
雪祈自身が、また彼の演奏が、どんどん変わっていくのを夢中で追いかけてページをめくりました。
青春というひと言で片付けられないけれど
こんなふうに何かに夢中になって、仲間と向き合って、創り上げていく。
最後は泣けるけれど、前を向いて進む雪祈と2人が素敵。
生ジャズライブを聴いてみたい、見てみたいな。
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漫画原作も映画も知らずにいきなりの小説だったが、とにかく感動。何度も感涙。
沢辺雪祈は、ピアノを教えていた母のそばで赤ちゃんのときから音を「色」として見ていた。
そんな彼が中学になり、母と一緒に行ったジャズクラブ「ソーブルー」で演奏を聴き衝撃を受けた。
叫ぶような音の繋がりに心を揺さぶられてから、ジャズにのめり込んでいく。
東京に出てからテナーサックスの宮本大と出会い、彼の友だちの玉田俊二をドラムとしてトリオでライブ活動をする。
10代で「ソーブルー」で演奏することを目標にして、汗と涙と屈辱と挫折を幾度となく繰り返しながら最後は…。
映画を知らないのに頭の中では映像となって見えてくる凄さは圧巻としか言いようがない。
音の美しさや激しさを文で表現することが難しいだろうと思うのだが、まるで聴こえてくるかのようだった。
こんなにも音の世界に夢中になり、音に惚れさせることができるなんて羨ましさよりも尊敬してしまう。
家に置いてあるピアノ、誰も弾くことがないのは罪であり、恥ずかしいことだと思ってしまった。
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「人生とは常に音楽とともにあり、人は必ず語られるべき音楽の思い出を持っている」と言ったのは14世紀の打楽器奏者ヒマーワリ・メーロンですが、本当にその通りだと思うんですよね
言い換えれば誰でも一度はユーキャンのオカリナ講座(もしくはブルースハープ講座)に申し込もうと思ったことがあるということです
それほどまでに人生は音楽に彩られ、音楽に溢れています
僕の音楽の思い出のひとつは、いっときめちゃくちゃスカにハマったことがあって、スカばっかり聞いてる時とかありました
スカって何?って聞かれるとめんどくさいんで、「東京スカパラダイスオーケストラを思い浮かべろ!あれ」と言ってます
(代名詞になれるスカパラってすごい!)
基本管楽器の音色が好きなんですよね
金管でも木管でも(スカはブラスバンドの形態を取ることが多い)
あの、2拍目と4拍目を強く吹く感じがなんかもうウキウキワクワクするんですよ
スカってとにかく明るい
だから好き
ちなみに一番好きなスカの曲はあれです
みんな知ってるかな?
『ルパン三世のテーマ スカバージョン』
はい、『ピアノマン』です
いつも思うんですがノベライズって原作を知らない人をどの程度意識して書いてるのかな?って
もちろんこれは私の個人的意見なんですが、本作は原作知らない人は100切り捨ててる気がします
100原作を知ってる人に向けて書かれていると思います
その代わり原作を知っていたら、原作が好きだったら、めちゃくちゃ楽しめます
保証します
保証はしますが責任は取りません(保証とは?)
とくに最終盤の378ベーシから386ページまでは「圧巻」です!
ほんと「圧巻」!!
大のテナーが、玉田のドラムが、雪祈のピアンッヌ゙がそこにあります
もしまだ漫画の『BLUE GIANT』が未読でしたら、まずはそちらを!
日本に生まれて『BLUE GIANT』未読なんてもったいない!
ちなみにスカが好きなくらいなんでジャズももちろん好きですよ(スカの大もとはジャズ)
好きなジャズの曲は…
『ルパン三世のテーマ ジャズバージョン』です!
(ルパン三世のテーマのリミックスアルバムが好きだっただけやないか!)
Posted by ブクログ
コミックも映画も見てストーリーはわかっているものの、本書も感動しました。
雪祈のもがき続ける姿、周りで支える数々の登場人物の思いに、涙が出ました。
Posted by ブクログ
映画「BLUE GIANT」のピアノマン視点のストーリー。音楽小説ってどんな?って読んで見たら、迫力ありました。映画を先に見るのがオススメです。
詳細な心情
漫画では分からなかったユキノリの心情が事細かに書かれており、思った以上に大をリスペクトしてた事、玉田を認めていた事がわかりました。ユキノリの悩みや焦り、傲慢だった自分と向き合い乗り越えていく展開には胸が熱くなりました。ラストのライブシーンは映画と同じでユキノリが最高の演奏をしていましたが、私は漫画の展開の方が好きだったので星4つにしました。
Posted by ブクログ
漫画を知らず、この本の成り立ちも知らないけど、ユキノリが音に溢れた成長からジャズに目覚めて仲間とともに目標のステージに立つまでを軽いテンポで楽しめた。
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雪祈の物語。
映画や漫画では表せなかった、雪祈の心の葛藤を描いている。
良きライバルと切磋琢磨する様。
自意識が、ボロボロになり、落ち込み、苦悩の末、
良き仲間であり、ライバルたちに支えられて、立ち上がる様。
胸が熱くなる。
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マンガを読んであったので気になってた本。
ソーブルーにたどり着くまでの雪祈のもがきだったり葛藤だったり成長だったり。
雪祈だけじゃなくて、大や玉田の事ももっと好きになった。
マンガでは読み取る事が出来なかった雪祈の色んな思いや表情を想像出来て、またマンガ読みたい!てなっている。
ジャズって色々あるらしい。全然無知過ぎるけど、かっこいいとは前から思ってたので聴いてみなくては!
まったくまとまらない感想。
でも最後は私もソーブルーのフロアに居ました。違うな、雪祈の真横かな?笑。読んだ人ならわかってくれるのでは!?それほどの臨場感でした。
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『BLUE GIANT』ピアニスト沢辺雪祈の視点で描かれた小説。
原作マンガは未読で、映画は観た。
でもおおまかなストーリーしかもう記憶になくて、こんな話だったな、と確認しながら読み進めた。
大と玉田、雪祈の3人のトリオだけれど、大の次に雪祈の存在が重要な役割を担っている感じがするし、映画を観ていた時から気になるキャラクターだった。
終盤、雪祈に起こるアクシデントのくだりは、映画で観ていた時も衝撃的で泣きそうになったけれど、文字で追ってもやっぱり辛かった。
視点が変わっても、映画でも小説でも、グッと来る物語には違いない。
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文字だけでも臨場感がヒシヒシと伝わる。すごいです。
映画を観たので、内容はわかっていたものの、面白くてスイスイと読んでしまいました。
物語が進めば進むほど、3人の絆とか積み上げてきたものが全面に出てきてグッときます。
青い炎が赤い炎より熱いとか、ピアノの音が〜色とか、大の音の強さ、ソロ部分を航海にたとえるとか表現が豊か。文字だけで、音楽は聞こえないはずなのに目の前で聞いてるみたいなリアリティーがある。あとは、終盤の文章の詰め方?にも工夫が凝らされてて、一層雪祈に共感しながら読めて面白かった。
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BLUE GIANTの雪祈が主人公の小説。
漫画だとどうしても大の視点で見てしまうから、雪祈視点だと物語やキャラの印象が変わる。
漫画同様、本から音や演奏を感じる。
どうなるのかわかっていてもドキドキするし胸が熱くなる。そして泣ける。鳥肌が立つ。
JASSの演奏を聴いてみたくなる。
Posted by ブクログ
原作漫画のことも映画のことも、一切知らず、
本小説のみを読破。
疾走感に止まらず読み切ったところで、
これって映画やアニメになりそう・・・と
思ったところで、もろもろを知った。
ジャズピアノ、上原ひろみを聴いてみようかなぁと
思っていたら、映画のピアノは彼女と言うではないか。
しかも声は山田裕貴?
そりゃ俄然興味が湧くというもの。
雪祈に、わたしは若き日の反田恭平さんをイメージして読んでいたので
原作漫画の今風な彼はちょっとなぁだったけどw
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初心者の玉田の努力がすごいと思った。すでにプロの域に達している大、雪祈と一緒に演奏できるようになるのは普通の練習量では足りないだろう。流血しながら練習する映画セッションの主人公を思い出した。3人のジャズと向き合う姿勢はすさまじく、すごい演奏をするにはすごい努力が必要なんだと改めて思った。生活に追われてなかなか時間が取れないだの、疲れてるいるだのと言い訳しちゃったりして色んな事に努力する気持ちが薄れてしまう自分にカツッ
Posted by ブクログ
音に色を感じ、自らの即興をぶちまけていくことを、もがきながら見つけるピアニスト
バント仲間とのやりとり、思い遣りがいい
関係ないが、山下洋輔トリオを考えていた
猛烈にジャズに触れたくなった!
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泣いてばかりの登場人物たちに、こちらも涙腺緩み放し。万華鏡のように巧みに表現する、その音を想像するも、音楽センスのない自分の乏しい創造力では着いていけず残念。
Posted by ブクログ
映画を見て、あまりに雪祈という人間の強さと弱さと美しさに打ちのめされた。彼ほどではないけれども「共感覚」らしきものを持って生きてきた、わたしの世界の鮮やかさはわたしだけのものだけれど、それを旋律に乗せられること、そしてそれを諦めないこと。そういったことの積み重ねで、私たちは稀有な音色を聴くことができ続けているのだと思う。
Posted by ブクログ
映画は見ていません。綺麗なブルーの表紙に惹かれて手に取りました。主人公のピアノマンの苦悩には共感するところがあり、この話の後にどうなったのかがとても気になります。登場人物が総じて個性的で魅力的で善い人達でした。近々映画も見てみようと思います。
Posted by ブクログ
映画に魅せられ購入まだ見てない方は是非映画を。
雪折をもっと知れる本でした
映画では描かれてない雪折の物語
等身大の誰よりも人間くさい雪折がみれました
わたしはピアニスト事故に遭うの法則からピアニストを守る為に何度でもリープしたい
Posted by ブクログ
漫画も映画も何も知らず、表紙に惹かれて手に取った(笑)
言葉を覚えるより先に音を知る。ドレミもわからないから、色が見える
髪の毛の色だと思っていた音が”ド”だと言われたときの困惑
でも大人になるにつれてその色は消えていき、音符や型を追いかけるようになり...
才能ある人たちの葛藤なども見えた気がした。
最後はちょっと予想できたような。笑
漫画を知っていたらもっと入り込めたのかな?
と言いながら、何度も泣けた(笑)
正直言って小説としてはかなり雑
本作のタイトルは「BLUE GIANTほにゃらら」ではなく「ピアノマン」というタイトルの方を大きく打ち出し、表紙にBLUE GIANTのキャラクターも登場しておらず、まるでこの一冊でちゃんと小説として純粋に楽しめるものかのような見た目になっていますが、実際には漫画既読か映画鑑賞済みでないと意味不明な部分が多いだろうなと思います。そのくらい描写のすっ飛ばしが多いです。「すっ飛ばし」というのは「テンポの良さ」につながるのではないかと思われるかもしれませんが、この小説についてはとてもテンポが良いとは言いがたいです。むしろなんでここの描写にこんなに文字を割いて、ここはこんなに軽いんだろうと思うところが個人的にはかーなーり多いです。特に納得がいかないのは、純粋無垢だった少年雪祈がひねくれ才能主義野郎になるまでの描写がめちゃめちゃ浅いことです。もちろん、大と出会った頃の雪祈は口が悪いだけで根は良い子なんですが、雪祈がなぜあんなに他人を見下すような態度をとるようになったのかについてはもっと丁寧に書いて欲しかったです。原作雪祈が中学高校で同級生にジャズやろうぜって声かけて全然とりあってもらえなかったりしたくだりが無かったのと、逆に原作・映画にはいない雪祈の男友達が追加された結果学生時代の雪祈が孤独では無かったのも、雪祈がなぜ口の悪い男になったのかの理由を弱めているように思います。特に大に対して口臭いじりするのとか、なんでお前急にそんな感じになっちゃったの??って違和感がすごい。また、原作でも映画でも「雪祈はなんで音楽大学じゃない一般大学に進学したんだ?」ということについてとても気になっていたんですが大した理由じゃなくてがっかりでした。また、小説で初めて出た雪祈の父親が、正直BLUE GIANT本編のキャラクターの練り込み具合と比べて設定が浅すぎて悲しいです。雪祈は繊細で良い子ではあるけど『努力してきたが故にプライドの高さ』も持ってるはずなんですが小説雪祈は一貫して自信が無く、わからない、わからないを繰り返しすぎててさすがにこれを原作または映画の雪祈と同じ人物として捉えるには無理があると思います。最後のライブ関係のとこは深掘りされてて良かったと思いますが、全体として原作・映画での設定との乖離があるのと、この小説単体だけで楽しめる内容ではないので個人的にはオススメはしがたいです。