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匿名
私は好きな話。
前世の記憶がある悪役令嬢(以下、ヒロイン)が、ゲームと同じ流れにしないと大好きな王太子殿下(以下、王子)が死んでしまうと、ストーリー補正を奮闘する...その為には自分の命を絶つしかない。ヒロインは自ら命を絶つことで王子とゲームヒロインが結ばれてハッピーエンドを迎えられる。と信じて止みません。
しかし、王子はヒロインの事大好き過ぎて監禁したい。ゲームヒロインは、闇堕ち気質の王子にドン引き。ヒロイン、この状況でもゲーム補正が必ず働くと信じて自ら毒を呷ります...
主だった登場人物が前を見ているのにヒロインだけがどうも後ろ向きな所にモヤモヤしますが、タイトル通りなのでそのモヤモヤ込みで、良い話だなぁ、と思いました。もうヒロインが良い子で良い子で...!後半はシリアスな内容が多めでしたが若干うるっと来るものがあります。
閨シーンも少なからずあります!
ヒロインがほんとにええ子や…
悪役令嬢に転生してしまって、結末を変えるために奔走するヒロインが、とにかく好感が持てるお話でした。
気づいた時までに起きている出来事は変えられないので、王太子がヒロインを溺愛しているというのも無理がなくて好ましかったし、ゲームの中のヒロインが仕えるお嬢様に心酔してるのもほほえましくてよかったです。
王太子が思いの外エロイのにはあらあら、でしたけど。
ヒロインが遺書をしたためるシーンではなんだかもうジワッときました。
なんていい子!長生きしてほしい…!と思いながら読んでたら解毒薬で元気になって大変よかった。
どのキャラクターの心理も置いていかない作家さんの描写がとにかく大変よかったです。
また別作品も読みたいです。
死にたがり
ゲームの悪役令嬢に転生したヒロイン。婚約者である王子を救うためには正ヒロインとくっつけて自身が死ぬしかないと思っています。それでもヒーローは一途に執念や嫉妬深くヒロインを愛するのですが、なかなかヒロインには伝わらず。そんな中で他国の王子が来てヒロインを自国に連れて帰ろうとする動きがあり、、、。
読んでいて死にたがりのヒロインに疲れました。あまり好きなタイプのヒロインではなかったです。もう少し前向きに立ち向かってほしかったです。