【感想・ネタバレ】誰だって芸術家のレビュー

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Posted by ブクログ

ほんとうにわからないものならば、気にするはずがない。そういう時はまったく無関心で、たとえ目に入っていても認識されない。わからないわからないと言いながら、気になり、ひっかかっている。酒飲みにとっては、灯ともしどころのバーの看板はいやに気になるし、女性は美しい衣装やアクセサリーを売っている店がパッと目に飛び込んでくるという。近代絵画がわからないわからないと言いながら気になるのは、すでにそこから何かを感じ取ってるから。言い換えれば、ある意味でもうわかっている。関心を持つのは、すでにこちらが共感し、受け入れるものがあらかじめそなわっているということであり、また疑問が成り立つためには、何らかの形でそれを掴んでいる事が前提となる。つまり、わからないと思いこんでいるだけなのだ。
作者が勝手につくった1つの作品から、見る人ごとその数によって、10個、100個、あるいは1万個の作品が、それぞれの心の中に書かれたことになる。その変貌は、見ている人が心のなかで、精神の力で変えている。この、単数でありながら無限の複数であるところに芸術の生命がある。鑑賞するということ、味わうということは、実は価値を創造することそのものだと言える。もととなるものは誰かが作ったとしても、味わうことによって創造に参加している。優れた作品に身も魂もぶつけて、本当に感動したならば、その瞬間からあなたの見る世界は、色、形を変えるだろう。生活が生きがいになり、今まで見ることのなかった、今まで知ることのなかった姿を発見するだろう。

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2023年12月05日

Posted by ブクログ

岡本太郎に興味があって読んでみた。けどまだ自分には難しかった。破天荒な人というのはわかった。縄文時代の土器にそこまで意見を持てることがすごい。

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2023年11月05日

Posted by ブクログ

誰だって芸術家。
狩猟や採集で生活をしていた大昔は、情報の記録や伝達のために絵が使われた。
食物を保存するために縄文土器が作られた。
神に祈るために仏像が作られたり、彫られたりした。
いつの間にか、画家だ彫刻家だなんだと名乗り始めたから、芸術は分からんという人たちと区別されてきたけれど、昔は生きるために誰しも創造活動をしてきたのだ。
だから、人間誰しも芸術家。
改めてやっぱり岡本太郎は面白い!

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2023年04月15日

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