【感想・ネタバレ】高学歴親という病のレビュー

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Posted by ブクログ

すごく考えさせられた一冊。だからこそ高学歴じゃない(と思っている)親にも是非読んでほしいと思いました。なぜなら、本書では「リベンジ子育て」という言葉が出てきて、これはどの親にも当てはまる部分があると思うからです。子供が生まれてから、「子が頭良くなってくれたらな」「こんなことできるなんてもしかして天才かもしれない」なんてどの親でも1回は思ったことあるのでは?それは、自分ができなかったことを子供がクリアしてくれたらという思いがあるからです。そういう思いがでるのは自然なこと。でも、その思いが強すぎて関わりすぎるとうまくいかないという事例が紹介されています。

■自分の受けた教育が子供にとって最良ではない
頭では分かります。でも子供の時の自分がつまずかなかったところで子供がつまずいていたら「そんなことも・・」とつい言ってしまいます。でも子供の時代には
漢字の書き順を正しく覚えていることに価値がないかもしれません(今もすでにないですしね)。難しい計算ができるのも意味がないかもしれません。(パソコンでできるからね)自分がスイミングに通っていて学校の水泳でつまずかなかったからと子供に受けさせるのはその子には最良ではないかもしれない。自分が当たり前のようにやっている教育がやりすぎになっているかもしれない。考えさせられました。

■子育ては心配を信頼に変える旅p40
素晴らしい例えです。「でもそれって信頼できるような子供の場合でしょ」という声が聞こえてきそうです。それでも自分の心配を押し付けず子を信頼する。何という修行なのでしょう。でも書いてあることは納得できました。

■脳には育つ順番があるP116
その順番を無視して親が求める機能の順に子育てする。その結果、子育てでつまずいてしまうというパターンがあるそうです。ここで大事なのは睡眠時間。長さというより寝始める時間です。21時に寝ることが大事だというのです。一方で、高学歴親の目標の定番、中学受験。そのために行かせる塾が終わるのは22時。そこから復習したりして・・と本書が提案する全く軸と合いません。もちろん中学受験は大変厳しいのでそのぐらいやらないと間に合わないのですが、子供の心身の健康をかけてやっているとまで思っている親はどのくらいいるのでしょうか。本書でも頑張って入った進学校で心身の調子を崩してしまった子供たちが紹介されます。そして早寝早起きで改善される様子も。とても考えさせられました。

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2024年03月13日

Posted by ブクログ

子どもには成功談より失敗談を!
そうかぁ、その通りだなぁと思った。
善玉ストレスと悪玉ストレス。ストレスには2種類ある。確かに。覚えておこう。自ら与えたストレスこそ大事。

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2024年01月18日

Posted by ブクログ

ネタバレ

私は全く高学歴ではないですが、周りを見ていると学歴があった方が選択肢も増え、収入も高い人が多いと感じていました。
そんな成功した人や成功することを目指しストイックに勉強してきた人が親になって陥ってしまう可能性がある子育てについて書かれていて興味深かったです。
子供を条件付きで愛したり、子供を信頼せず干渉•矛盾•溺愛をしてしまったり、適切な経済教育をほどこさなかったり...私も気をつけよう!と思うことがたくさんありました。

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2023年11月16日

Posted by ブクログ

ネタバレ

久しぶりに大好きだ!面白い!!と思える本に出会ってしまった。
端的に言えば、"再確認"だった。

いつもいつも思うけど、やっぱり私は小児科医や精神科医、脳科学の研究をしている人などが書く本が好きみたい。
エビデンスもありながら、実例が豊富で、非常に参考になる。著者の主張に関しては、ガッチリ自分にハマったら最高!!!!ってなります。


本を読んでて、思うことが本当にたっっくさんあって、途中ページをめくるのが怖い箇所もあった。
でもそれは、自分の過去と向き合う作業なのだと。

独親育ち(安易な言葉だけど)の私の子育ては自分の過去と向き合うところから始まる。
私みたいな失敗作を生み出さないように、子どもの心を壊さないように、生きる力を台無しにしないために。
全て自分がされてきたことを反面教師にしている。


まず驚いたのは、妹の制服を切り刻んだ女の子の話。
私は小学生の頃、同級生の服を鋏で切ったことがあるのを思い出した。

どうしてそんなことをしたのか全く思い出せない。

当然、それを知った母親は烈火の如く怒り狂い、その場で私の着ている服を鋏で切り刻んだ。

"服を切られたらこういう気持ちになるんだよ!!!!"と体験をもって教えられた。

その後から、母親と交換日記をすることになったのを覚えている。

しかしある日突然「あんたはいつもいつも良い事しか書かないじゃない!!こんなんじゃ何の意味もないじゃない!!」とブチギレだし、交換日記は終わりを告げた。

悪いことをしたと素直に告げることに極端に怯えていた。(それは社会人として家を出るまで続いた)

初めて掃除当番をサボったとポロッと言った小学校低学年のあの日、母は1週間全く口を聞いてくれなかった。

親戚や知り合いがいる前では優しい母になるので、その時に口を聞いてくれるのが嬉しくて「あ、機嫌治った!良かった!!」と思ってニコニコしていると、「私はまだ許してないからね」と毎度、人と別れた後に言われるのだ。

そして子供心に、"掃除当番をサボるのは悪いこと"ではなく、"悪いことをしたら親に絶対言ってはいけない"が植え付けられた様に思う。

「自分の頭で考えなさい」も母親の口癖だった。

未就学児の時だったか、小学校低学年の時だったか覚えていないが。

とにかく、「ごめんなさい」をしても「何に対して謝ってるの?」「それを悪いことだとわかっててどうしてやるの?」「理由がわからないのにごめんなさいだけ口で言っても何も意味ないじゃない」「自分の頭で考えなさい」
いつもこのパターンで、日中から夜20時だか21時だか何時までだかわからないけど、父親が仕事から帰宅するまでずーっっと家の中に立たされていた記憶がある。(動くことは基本許されずトイレに行くと睨まれる)父親が「まあまあもう許してあげなよ」と言い、解除される。
(今思えば、そんな時間まで幼子がずっと立たされてるの異常だろ!どうにかしてくれよ!!って感じだけど)

私は自分からピアノを習いたいと言ったけど、「ピアニストになりたいって言ったのはあんたでしょ!!」と練習中に昭和のスポコン漫画さながらの激しい体罰を受け、きょうだいはプリント学習系の習い事で、宿題をしないと毎回体罰を受けていたらしい。

今私は大人になって。
色々な本を読んで知識を得て、子育てをしているけれど。

この躾の仕方?育て方に1mm足りとも共感できない。

「ごめんなさい」口に出して言えたらそれでいいじゃん。
どうしてそれをしてはいけないかは繰り返し教えていくしか無いじゃん。
こどもに考えなさいって言ったって。わからないよ。考えるための語彙力も経験も知識もないんだから。

子どもにお習い事をさせる(家で練習する系)のって本当に大変だよ。何がって親の忍耐が。
体力も精神力も。
待てない親は何もやらせない方が良いよ。体罰なんて本当に言語道断。「自分は待てないんです」って言っている様なもので本当に恥ずかしい。

話はだいぶそれてしまったんだけど。
我が家の母親は高卒?(多分…?)で、父親が教育関係。

母は本当によく世間体を気にしていた。
「出前を取ってるなんてよそ様に思われたら恥ずかしいから私は出前ほとんどとったことない」って言ってたけど、食事の準備が大変でイライラして家族に当たるくらいなら出前でも外食でも良かったじゃんって思う。

母にとって「若いのにしっかり教育している」は勲章だったようだけど、本当にとんでもない暴言暴力ネグレクトが裏にあったから。頑張ったのはあなたじゃなくて我慢してきた私たち(私だけ…?)って思ってる。

必死だったんだよね。夫の職業に見合った自分じゃなくてはいけない、子育てをしなくちゃいけないって。でもね、おかげでとんでもなく精神が破壊された人間が育ちましたよ。

父親は父親で、中学受験の香りがする頃からどんどんヤバい人になっていって、中学に入ってからは大勢の前で罵倒、成績が悪ければ殴られるってことがありました。大学受験終わるまで続きました。大人になってから完全に父親不審になりました。

人を育てるって本当難しいなって思う。

そして私のこと。
私も夫も、自分たちでは思わないけど、おそらく世間一般からしたら高学歴とされる分類かも知れない。
それがこの本を手に取ったきっかけでした。
すごくインパクトのあるタイトル。

でも中を読んで本当に安心した。

私は睡眠を1番大切に思っていて、お習い事も時間が遅くなる様なものは基本的に選ばない様にしてる。
日が沈んだらお布団に入って、日が上るくらいに目覚ましよりうんと早く起きるうちの子たち。(だから夏は大変なことになる)
思いっきり原始人の子供達で本当に安心しちゃった。

周りの知り合いでうちと同じ様な時刻に寝かせてる人がいないので、1mmも話が合わないけど、私はそれで良いと思って生きてる。

そもそも。この現代社会でこどもを早く寝かせるって本当に大変なんだよね。親の意識と実行する努力がないと絶対出来ない。

うちはTVは基本つけてないし、ゲームやビデオの視聴も基本は夕方までに限定してる。
そういう取り組みも良質な睡眠に関わってると良いなと思っている。

長くなったけど。
こういう本を読むことで過去の自分を思い出しながら、"こうなりたくない"という気持ちを確認し、見つめ直せるのは良いなと思う。

ただ知識をinputするだけじゃなく、持ってる知識を見返して、outputに繋げていける。
良い本でした。

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2023年05月03日

Posted by ブクログ

そうかも!そんな保護者が多い!ということを論理的に書かれている。
子育てに悩む親にぜひ勧めたい!

子育ては「心配」を「信頼」に変えてゆくp.46
素敵だ。そんな信頼を親からされたら自己肯定感も幸福感も上がる、人に優し大人になれると思う。

干渉、矛盾、溺愛。この3つが危ない子育て

親になって、自分が子どもだったことを忘れるのか?棚に上げるのか?自分ができ過ぎても子どもにプレッシャーになるのは本当に辛過ぎる。そしてその辛さを親は気づきもしない…負のループだ…
「ファイトの押し付け」良かれと思って親がすることは「善意の押し付け」かも p.58

高学歴親が子どもを心配できない理由、親の完璧主義と虚栄心と孤独、孤立。

振り込め詐欺は東アジア特有の犯罪、母親の過干渉
母子の関係性の性差

子どもに危機感を持たせるのは10歳以降

レジリアンスは、自己肯定感、社会性、ソーシャルサポートの3つからなる。

「からだの脳」生きるための脳、は原始人のような子」0〜5歳

「おりこうさんの脳」人間らしさの脳、は「学校の勉強以外の知識欲がある子」1〜18歳(6〜14歳)

「こころの脳」社会の脳、は「相手のこころを読める子」10〜18歳(10〜14歳)

語用論とは、言外の意味を持たせ、それによって相手に行動を促させる、と言う言語的テクニック
自閉症の特徴としてこの理解が先天的に障害されているp.132

環境の力は遺伝因子を凌駕する 2000年代〜

3〜5歳、からだ脳時代、欲しい、買って!の対応は頭ごなしの叱り付けではなく、共感。
「そうなんだ、欲しいよね。飲みたいんだね。」…
「こういう理由があるから買ってください」と購入したい論拠を伝えることを教える。

*子どもには、やらかし話を。子どもに自分にも伸びしろがある、と気付かせる。→安心感に +子どものいいところを褒める、モチベーションになるから

*視点を変える。←何にも言えること!

子どもが親に一番してほしいことは、信じてもらうこと。
最もダメは「価値観の押し付け」

『子育てとは、心配を信頼に変える旅』

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2023年04月15日

Posted by ブクログ

いや、もう目に浮かぶんです。街で見かける高学歴だろうママさんの姿が…。そして自由に遊べない子どもたちの姿も…。高学歴なので賢いので先を見る力もあるし、行動力もある。どんどん先回りして我が子が幸せになるようにレールを敷いていく。
分かるよ〜その気持ち!良かれと思って価値観の押し付けたり、子供に聞いてるのに代わりに全部答えてたりしたな〜と、過去の自分を振り返りながら反省しつつ読みました。
共依存親子の増加や最近の若者は反抗期がないことにも繋がってくることだと思います。

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2024年03月20日

Posted by ブクログ

ー 首がすわる前に言葉を話す子がいないように、脳の発達には段階があります。したがって、この脳育てにも守られるべき順番があります。

子どもが生まれてから5歳くらいまでに、まず「からだの脳」を育てなくてはなりません。寝る、起きる、食べる、からだをうまく動かすことをつかさどる脳です。これは主に、内臓の働きや自律機能の調節を行う視床下部などの間脳や脳幹部を含む部位を指します。
生まれたときは寝たきりで、昼夜関係なく泣いておっぱいやミルクをねだります。 徐々に夜起きずにまとめて眠ってくれます。首がすわり、寝返りを打ち、お座りをしてハイハイができるようになります。そのうち、 朝家族とともに目覚め、夜になったら眠り、食事を3回とり、喜怒哀楽を表現し始めます。要するに、人が生まれてから最初に始まるからだと脳の発達です。

このからだの脳が育つ時期を追いかけるように1歳から「おりこうさんの脳」の育ちが始まります。主に、言語機能や思考、スポーツの技術的なもの(微細運動)を担う大脳新皮質のことです。 小中学校での学習を中心にぐんと発達します。当然ながら個人差があります。おおむね18歳くらいまで時間をかけて育ちま

最後に10歳から18歳までにかけて育つのが「こころの脳」です。大脳新皮質のなかでも最も高度な働きを持つ前頭葉を用いて、人間的な論理的思考を行う問題解決能力を指します。

このように3段階で脳は育つのですが、多くの親たちが「からだの脳」を育てずに、「おりこうさんの脳」と「こころの脳」の機能を求めています。それが高学歴親が子育てでつまずく大きな要因です。 ー

分かりやすいし普通の事が書かれているけど、実践は難しい。まぁ、うちの子はまだ4歳なので気長に考えないとなぁ〜。

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2023年12月31日

Posted by ブクログ

学歴に問わず、集団の中での子どもの成功や活躍が自分の一番の喜びや生きがいになっている親はいる。自分もそうなりそうだったなとも思う。自戒の意味をこめて読んでみた。早寝早起き朝ごはんという当たり前を与えない親も増えている。子どもに嫌われたくなくて、「うちのルールだから」と強く言えない親もいる。日本はこの先どうなるんだろう。

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2023年11月15日

Posted by ブクログ

読みやすい。確かに高学歴の人が陥りやすい傾向をズバズバと分かりやすい説明で指摘してくれている本。自分も気を付けないとなと思うし、折に触れて読み返して育児に励んでいきたい。

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2023年09月21日

Posted by ブクログ

文章が好き ◯
作品全体の雰囲気が好き ◯
内容結末に納得がいった ◯
また読みたい ◯
その他

干渉しすぎなんじゃないか、過保護なんじゃないか、これって「監視」?
と、日々葛藤しつつ子育てしている私には、
とてもためになる本でした。
「高学歴親」でなくてもタメになる内容です。

夕飯は7時。
9時には寝る。
生活リズムを整えるのが大事。

特にこれ。

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2023年09月13日

Posted by ブクログ

高学歴でない親にも読んでもらいたい本ですな。
特に、第4章。
・脳の発達順序
・子どもに必要な睡眠時間

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2023年07月11日

Posted by ブクログ

子供に小学校受験の勉強をさせるようになって、子供との接し方をかなり見直すようになった。そのやり方に後押しをしてくれる本だった。

自分の成功体験を子供に押し付けてしまう
しかし相手は子供である。しかも理論より感情が上回る時期である
というのは常々意識しておかないとなー、と思った次第

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2023年06月26日

Posted by ブクログ

自分が育てられてきたように、子供を育てる。高学歴でも虐待でもそれは変わらない。何が子供のためなのか考えさせられる。

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2023年06月11日

Posted by ブクログ

高学歴な親が陥りがちな子育ての失敗や罠を紹介し、子どもに「普遍的な人間力」を身に付けさせるための方法を解説。
自分も本書で取り上げられているような高学歴親の陥穽にはまる可能性がなきにしもあらずだと思うので、他山の石として、よい情報を得られた。「脳には育つ順番がある」、「ゼロ歳児にこそ語りかけよう」など、現在進行中の子育てのヒントも多く、とても参考になった。

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2023年05月28日

Posted by ブクログ

子どもは親に信じてもらいたい。
軸がブレると子どももブレる。
高学歴親の家族はレジリエンスが低い。

同感です。

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2023年05月01日

Posted by ブクログ

冒頭は少し微妙

脳の発達段階
原始人
おりこう
共感
の順。おりこう を先にやろうとしてバランス悪くなる

早寝早起き朝飯 を徹底して、そこは動かさない

5歳までは原始人 自然ふれあい

思ったほど悪くなかった

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2023年03月05日

Posted by ブクログ

とても面白かった。高学歴親ならではの陥りがちな問題があるというのも納得感あった。子育ては心配を信頼に変えていくことだと言う考え方もよかった。あと、初めは原始人を育てるのを重視というのも納得感あり。

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2023年02月19日

Posted by ブクログ

子供は親自身の鏡である。そう思って子育てしてきたが、それに加えて早寝早起きによる体の脳の発達も非常に重要と認識できた。
一番重要なのは、子供の前では明るく元気に、かつポジティブに、だと思った。

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2023年02月13日

Posted by ブクログ

学歴関係なく全ての親に参考になるし、薄くて文字も大きく読みやすい。

・育児の三大リスクは干渉・矛盾・溺愛
・子育ては心配を信頼に変える旅
・子供には成功談より失敗談。正論も伝えすぎない。自分は親を超えられないと思うと子供の意欲を削ぐ。
・子供のあるがままを認める。親に認められて子供が得るパワーは強力。
・脳には育つ順番がある。
1. (0-5歳)からだの脳(食事・睡眠・基本動作)
理想は「原始人のような子」
2. (1-18歳)おりこうさんの脳(勉強・スポーツ)
理想は「学校の勉強以外の知識欲がある子」
3. (10-18歳)こころの脳(社会での成功・幸せ)
理想は「相手の心を読める子」

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2024年04月09日

Posted by ブクログ

この手の話で良く言われる「リベンジ子育て」など、客観的に見ればおかしいと気付けるはずのことでも、我が子事になると囚われてしまうのかもしれない。その点、こういう本で時々自分の接し方などを振り返り、客観視するのも大切(と思いたい)。本書は色々な家庭の実例が載っている。「子育ては「心配」を「信頼」に変える旅」というのは言い得て妙だなぁと思った。

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2024年02月04日

Posted by ブクログ

スマートフォンは2時間以内
寝る前1時間は使わない
運動する
自分の頭で考えて決めるように自分も考える
失敗談を話す
どうすんのよーじゃなくてそれで君ならどうするかなぁと聞く。
こんなことがあったむかつく、しかしそのおかげで、そのおかげさまで、こんないいことに気づくことができた。ありがたやありがたの姿勢。
十分な睡眠をとる。
コアタイムは夜の8時から朝の6時、この時間は石器時代の生活リズムと似ている。早寝早起き朝ご飯。生活リズムを整えること。

子育てなんてうまくいかなくて当たり前
この点ではうまくいって私たち親子はラッキーだ
ぐらいの視点を持てば、心がずっと楽になる。

子供が親に1番して欲しい事は、信じてもらうこと。
子育てとは心配を信頼に変えてゆく旅。

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2024年01月19日

Posted by ブクログ

●3大リスクは「干渉・矛盾・溺愛」
●子育ては「心配」を「信頼」に 変える旅
●反抗期がないのは危険信号
●子どもを信頼できない3つの理由
●高学歴偏重親の 「リベンジ型子育て」
●金銭感覚がズレている高学歴親
●習い事よりも大切なことがある
●ゼロ歳児にこそ語りかけよう
●「引きこもり」は予防でき
●子どもには成功談よりも失敗談を


ところで振り込め詐欺は欧米ではあまり聞かれない犯罪です。聞くところによると、この類の親ごころを刺激する詐欺は、日本、韓国、中国など東アジア特有の犯罪だそうです。

 教育の現場でも成績を向上させるには「子どもに危機感を持たせることが大事」と言われます。上述したように、それは事実です。しかし、私たちの理論で言うと、それが有効なのは10歳以降だと考えられます。それに加えて前頭葉がきちんと働き、脳の土台ができている子どもたちに関してのみ可能なのです。それなのに、心配ばかりして子どもを信頼できない高学歴の親たちのなかには、土台を作っていないのにストレスだけを与えている場合があります。


■高学歴親子は「レジリエンス」が低い
①自己肯定感=自分は何があっても大丈夫だと思える力
②社会性=周囲の人と協力しながらいろいろな問題を解決する力
③ソーシャルサポート=周りの人に助けられていることを実感する力
  
■脳の発達は順序が大切
1:0〜5歳 からだの脳=生きるための脳 寝て・起きて・ごはんを食べてからだを動かす
2:1〜18歳(中核6〜14歳) おりこうさんの脳=人間らしさの脳 言葉や微細運動、勉強・スポーツ
3:10〜18歳(10〜14歳) こころの脳=社会の脳 社会での成功、幸せ


 私に言わせれば、「どんな子を育てたいですか」に対する答えは以下のようになります。
その1「からだの脳」時代は「原始人のような子」
その2「おりこうさんの脳」時代は「学校の勉強以外の知識欲がある子」
その3「こころの脳」時代は「相手のこころを読める子」

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2023年12月16日

Posted by ブクログ

高学歴なだけに認知能力に特化して幼少期から過剰な勉強をさせ、子どもの脳に悪影響を与える親の話。
まずは体の脳で、早寝早起き朝ごはん
次におりこうさん脳で、学校だけでない好奇心
次は心の脳で、人の気持ちがわかる力

これができたら、子育てはうまく行っていると。
うちはそういう意味では大丈夫なのかな?
次男くんはもう少しスクリーンタイムを減らして、原始人脳を育てようと思いました!

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2023年11月08日

Posted by ブクログ

子育て本としての目線は面白いと思う。内容として心に残ったのは
・子育ては心配を信頼に変えてゆく旅のようなもの
・睡眠時間を確保することの大切さ
よく寝て、信頼されていると言う状態にすることが大切なんだと…シンプルです。

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2023年07月09日

Posted by ブクログ

著者は医師であり山中伸弥氏と共著があるが、専門家としての見解というよりは自分の子育てや著者が主催する子育て支援事業での個別の経験をふまえた体験談をまとめたような本。時々自分の子育ての自慢が入るところがある。参考になる記載はあるけど書籍としてまとめるほどの内容でもない。新書ならではの編集が甘い本。もっといい本にできると思った。

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2023年04月28日

Posted by ブクログ

まずはちゃんと寝て動いて食べるという生活の根幹を身につけられるかどうか。
そこが整えばあとは自然に着いてくる。

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2023年04月25日

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