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親の価値基準に自分を押し込めて大人しくしてきた主人公でしたが、財産管理能力のない夫が責任放棄して家を出たことでガラッと方向転換。
もう好きなことが思い切りできると気づき、そこから彼女の人生は始まった。
そこに行き倒れの男が屋敷に保護されてきた。
後に判明するが、彼は実は貴族の跡取りだったのを出奔してきた放浪の画家だった。
彼には仮初の婚約者となることで窮地を救ってもらう。
主人公アンバーは行くあてのない人たちを引き込みどんどん味方を増やして商売を軌道に乗せていく。
アンバーは生き生きと自分の人生を生き、周りの人たちの人生も応援し笑顔を増やしていく。
他人の価値基準で生きることは牢獄にいるようなものですね。
読み応えあり
母親に、淑女とはと、言われ続けて育ったアンバー。
父親に、剣の稽古をしろと、虐待を受けて育ったヒーロー。
商才のあるアンバーは、クズ旦那と離婚して、商才を伸ばし、彼女に拾われたヒーローは、絵の才能を伸ばす。
お互い、苦しかったから、人に優しくできる。
普通だと、捻くれたり、投げ出したりするのに。
そうせず、生きた2人が、尊い。
面白い!
作者さんのファンで読みました。主人公のアンバーがとても魅力的です。私も登場人物になりこの中で働いてみたいと思いました。
味方は多い
読後感とても良いです。一話ごと楽しめます。
主人公の生き方とか親世代との価値観の違いを超えていくところとか。
離婚した後の使用人一同の宴会シーンは笑いました。
それでも立ち直るまで他人を信じられるようになるまでは時間がかかるのですが、それでもたくましい姿。
アンバーもクリスティアンも二人共素敵なカップルです。
幸せになって欲しい
アンバーは裕福な家に生まれ16歳で結婚して、11年間の結婚生活、子供なし。
結婚相手は14歳も年上、もちろん親が決めた相手で婿に来てもらった。だが、甲斐性なしで疫病神のこの男、家の財産を減らし続けた挙げ句、見切りをつけて18歳の侍女を連れて出て行った(実家に戻った)。
もうここまででも、アンバーには幸せになって欲しいと願わずにはいられない。
娘ほどの若い女に夫を奪われて、内心は傷ついていても、疫病神が去ったお祝いパーティを開いて、使用人を労うアンバーに拍手👏