感情タグBEST3
ほのぼの〜
虐げられた令嬢のお話は多いが、家のために仕事をしてる設定は初めてでー。仕事で認められていた分自尊心のあるヒロインにホッとできました。心の距離が近づいていくのもとてもほのぼのしてて、できればこの先の二人を見たくなりました。
Posted by ブクログ
ユリウスは仕事ばかりで女性に興味がない、と思わせておいて実は。
ミリティーユはユリウスを巡るライバルになるのか、と思わせておいて実は。
アニス(正確にはメイド状態でフレイと名乗るアニス)に懐いているポワールも、実は。
各キャラに隠されていた設定が、意外だったり可愛かったり愛おしかったり。
ブレなかったのは、アニスやマリー、そしてアニスの毒親たちか。
特に悪役は最後まで会心しないので。
悪役は、どこまでもいっても腐っていて救いようのない悪役。
男爵嬢ながら諸事情でメイド、料理スキルが一流のアニスと、そんな彼女に白い結婚を持ち掛けたユリウスのちょっと変わった結婚もの。
と思わせておいて、読み終えてみると溺愛ものだったなと思う。
互いに自覚は遅かったけれども。
そもそも嫁入り先で自ら進んでメイドとして働くなんて、何と変わった花嫁か。
変わった契約を持ち出したユリウスのせいでもあるか、この状況。
前述通り、キャラの意外性を発掘しつつ、お決まりの誘拐からの脱出を経て結婚式エンド。
ただ、最後の最後で締まらないのが我らがヒーロー、ユリウスである。
まさかのラストに、読んでいるこちらも遠い目になりました。
いいのか、ヒーローがそれで。
そんなユリウスも受け入れるアニス、やっぱり凄い。