【感想・ネタバレ】蝦夷太平記 十三の海鳴りのレビュー

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Posted by ブクログ

戦の場面が数多く出てきたのに、主人公が一度も刀を使わなかったのには、驚いた。鎌倉時代の末という戦乱の時代に、こうゆう武将もいたというのは驚きだった。

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2022年11月08日

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「道誉と正成」、「義貞の旗」に続く安部龍太郎版太平記三部作の三作目。
津軽で起きた、鎌倉幕府滅亡につながったといわれる「安藤氏の大乱」の物語。蝦夷管領の三男、身長190cmの青年武将、安藤新九郎季兼が主人公。

歴史小説は、結末が分かっていながら読むのだが、恥ずかしながら「安藤氏の大乱」を知らずに読んだため、「どんな展開になるんだろう?」と最後まで楽しく読むことが出来た。
津軽海峡を船で航行する場面は、とてもスリリングに描かれており、難所なんだなぁと思った。

文庫本とはいえ、一冊600ページを片手に持って読むのは少々難儀だった。

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2023年01月22日

Posted by ブクログ

鎌倉時代末期の陸奥の安藤氏を描いた歴史小説。陸奥には和人とアイヌが共に住んでいた。アイヌ対和人というより、アイヌの中でも和人の中でも対立があり、それぞれ同盟関係になっている。
護良親王は超自然的な能力を持った人物として描かれる。これは同じ著者の『婆娑羅太平記 道誉と正成』『義貞の旗』と重なる。
主人公は政略結婚するが、家同士が対立する。『ロミオとジュリエット』のように家が対立しても愛を貫く展開にはならない。家同士が戦う中で愛を貫くならば一方が家を捨てることになる。相手にとっては御都合主義である。

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2022年12月25日

Posted by ブクログ

安部流太平記、第三弾。
いままでの太平記ど真ん中でじゃなく、十三湊の安藤家のお話。個人的にアイヌが活躍するのでとてもうれしい作品でした。
お話しは前二作に比べれば、ちょっと派手さはないけれど主人公の新九郎が格好いいです。

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2023年07月13日

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