【感想・ネタバレ】ラインのレビュー

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

当時はネットによる犯罪小説は珍しかった気がする。
チャット内での人間関係が交差していくのが面白かった。

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2016年10月08日

Posted by ブクログ

再読。
1990年刊行「パソコン通信殺人事件」から改題。
チャットにハマっている浪人生の周りで起こる殺人事件の話。
電話代が何万円もかかったり、パソコンがまだ特別のものだったりした
時代の話だが、今読んでも充分面白い。

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2013年10月18日

Posted by ブクログ

インターネットの黎明期。深夜になるとアナログ回線につないで、チャットしていた毎日。革新的な技術とそこにある世界は、不思議な空間だった。とにかく毎日、夜が待ち遠しくて仕方なかった。今自分がいる現実世界の煩わしさや汚さが完全にフィルターで濾過されたキラキラした世界。名前も姿も知らない人々と本心で話すことができると信じていたあの日。明け方までディスプレーとにらめっこしつつ、キーボードを叩いていたなあ。意味のない言葉を交わすことが訳も無く楽しかった。次第にそれが空虚で無駄な時間を費やしているということに気づいていき、離れてしまったけれど。

この物語はあの頃の楽しさを思い起こした。扉の奥にはもう一つ別の世界があると本気で信じていた当時。完全な現実逃避だった。
この物語の主人公も大学受験に失敗し、三浪中の男の子だ。この物語の主人公にぴったりの造形だ。インターネット以前のパソコン通信の電子会議が舞台ではあるけれど。今やネットの交流はSNSやブログが主流で、ネットと現実世界での人格の乖離というものは、当時と比べてなくなってきたけれど、これはこれで面白みに欠けているとも思う。

そんなパソコン通信を舞台にして起こる連続殺人事件。その事件にはからずも巻き込まれてしまう主人公。そして事件を通して人間を見つめることの大切さに気づき、一つずつ大人の世界を登っていく青春物語。最後には温かい風が吹いてくるのであった。

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2013年03月16日

Posted by ブクログ

旧題「パソコン通信殺人事件」。
パソコン通信のふわふわした世界に嵌まる主人公の少年薫。
主人公がチャットで演じる“仮想世界のKAHORU(周囲には女と思われている)”に惚れ、オフラインで会う約束をした人は何故か必ず殺されてしまう…

チャットにハマったことがある方なら
かなりのめり込んで読めると思います。
意外な結末もさすが!って感じ。
更にインターネットやMMOが普及した今、
この作品を書き直したらもっと面白くなりそう。
…でも逆にパソ通だからこそいいのかなぁとも思ったり。
とにかく面白かったー

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

載せるのをサボってたので読んだのは随分前になるが、面白かったーー。まんまと騙された。よかった、騙されてて。
子供に読ませたい。

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2019年03月01日

Posted by ブクログ

ネット社会の到来により電脳仮想が、一般の人々にも普及し始めた時代、90年代が舞台。高校時代の友人たち、現役大学生・浪人生など社会にまだ出ぬ若者たち。チャットで繰り広げられる仮想人間関係。しかし、次々に起こる連続殺人事件。地理的に広がるチャット世界。しかし、意外に狭い人間関係。

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2017年12月18日

Posted by ブクログ

1990年に出版された「パソコン通信殺人事件」を大幅に加筆修正し、改題した作品。
パソコン通信にハマる三浪の主人公・薫。
パソコン通信にまつわる懐かしい描写が数多くあるが、Facebookやtwitter全盛となった2016年も、人間の本質みたいなものは良くも悪くも変わらないと痛感。

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2016年08月05日

Posted by ブクログ

ステイション。そこは実在の人間が楽しむ架空の世界。
パソコン通信を介して起こる殺人事件。
主人公の薫は幼なじみのまことに疑われてしまうが、真相は…
電話料金が高額になるとか、時代を感じる作品。

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2016年03月01日

Posted by ブクログ

最も愛するどんでん返し小説の極みですな。

もっと有名になってもいい。
いい。
うん、いい。

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2011年09月05日

Posted by ブクログ

ネット社会に馴れ親しんだ若者たちに警鐘を促すような殺人事件。

オンライン上、向こう側にいる人は実はあなたの隣人かもしれないし、殺人犯かもしれない。

ネット上の女に群がる男たちを殺したのは、いったい誰?

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2011年03月07日

Posted by ブクログ

パソコン通信時代の話。
昔は画面の向こう側とは電話線でつながっている感じが強かったけど、今は無線LANになってラインという感じは薄くなったかも。

現実生活とパソコンの中の仮想生活のはざまで揺れる三浪生の話。

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2019年01月16日

Posted by ブクログ

1本の線だけで結ばれている、
宙に浮かんだような若者たち。
深夜のパソコン通信に嵌(は)まる小田切薫の周りで次々殺人事件が起こる。
それぞれの道を歩む高校の同級生たちは、友情と嫉妬が複雑に絡み合い……。
オンライン社会の若者の心の揺れを描く。

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

10年以上前に書かれた本なのに、現在にも通じる感じがした。
パソコン通信の世界にのめり込み自分を偽って日々チャットにいそしむ主人公。
その中で次々に殺人が起こる。
パソコン通信人口がまだあまりいないのか、身近な人達の中で話がすすむのはどうかな?!とは思った。
現実世界とネット世界を混同してしまってはいけないなぁとあらためて感じた。

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

内容(「BOOK」データベースより)
一本の線だけで結ばれている、宙に浮かんだような若者たち。深夜のパソコン通信に嵌まる小田切薫の周りで次々殺人事件が起こる。それぞれの道を歩む高校の同級生たちは、友情と嫉妬が複雑に絡み合い…。オンライン社会の若者の心の揺れを描く、直木賞作家の傑作ミステリー。


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この本は、ネットやチャットをした事がある人にとっては身近に感じる作品。
確かに、文字だけの世界。。。
あたしも、過去7年前位からかな?
ネットを自分の心の逃げ場所にした事があっただけに
分る部分も・・・
だけど、1つ間違えると犯罪に巻きこまれたりって事件も多々ある時代・・・
素に近いままで自分を出す人
全く別人として文字の世界のいる人
様々なのがネットの世界なんだと思う。

1本の線で全国、世界の人達と繋がってるのが不思議。。。

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

これはすき。キャラも話もそんなに好みじゃないし興味もないネタだったけど面白くて2回読んだ。そして「まさかそんなことは…きっとコレ騙すつもりでしょ」とか思いつつ2度も(良い意味で)騙される。

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

結構昔の本なのにそんな古さは感じなかった。
内容的にはたしかに時代の流れを感じるが、書き方的には古さは感じない。

読みやすくすぐ読めた。
最後の結末は強引すぎだろーと思いながらも読んでしまった

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

一本の線だけで結ばれている、宙に浮かんだような若者たち。深夜のパソコン通信に嵌まる小田切薫の周りで次々殺人事件が起こる。それぞれの道を歩む高校の同級生たちは、友情と嫉妬が複雑に絡み合い…。オンライン社会の若者の心の揺れを描く、直木賞作家の傑作ミステリー。


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2009年10月04日

Posted by ブクログ

当時読みたかった作品。
たが今読んでもそれほど違和感がない。
ちょっと無理やりな部分もあったけど展開に驚かされた。

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2021年02月11日

Posted by ブクログ

面白かった。電話回線でパソコン通信をする時代の話だけれど、チャットにハマってはしゃいだ女の子のふりをする薫が何故か自然で寄り添い易く、古さを感じずにさくさくと読めた。自分がチャットをしていた頃やオフ会に対する印象の変移を思い出した。解説の「作者は自分の意見を差し挟もうとは決してしていない」が印象的。薫は勉強を放り出して母親に甘えてパソコンばかりしている三浪の主人公だけれど、視線が優しくてつらさや反発を全く感じずに読めたのはその為かもしれないし、差し挟むどころか温かく見守ってくれているとエピローグで感じた。

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2018年10月17日

Posted by ブクログ

ネタバレ

この小説が発表された時代を思うと、今は随分様変わりしたのだなぁと思います。パソコン通信という言葉が何だっけ?という印象(苦笑)。タイトルからだと今の“ライン”を思い浮かべるでしょうね。でも、チャットやオンオフには覚えがあるので感慨深いです。
さて、ストーリーについては、てっきり犯人は彼だと思っていたので騙されました。キレやすい若者だと思っていた主人公ですが、予想外に読後感は悪くなかったです。私には爽やかに思えるラストでした。

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2015年12月10日

Posted by ブクログ

何も勘ぐらずにどんどん読んだから完全にミスリードされた。
スルスルと読み終わってしまえる本。
ネットが一般的になりだした頃に流行っていたチャットを思い出した。

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2013年01月25日

Posted by ブクログ

原題は「パソコン通信殺人事件」という乃南アサという女流作家の作品。

原作は1990年に刊行されたということで、時代を感じさせる話題だった。

いまでこそインターネットは当たり前の世の中だが、1990年と言えば、まだパソコンがNECのPC-9801の時代。

Windows3.1の日本語版が1993年と言うことだから、まさにMS-DOSの時代。

パソコンを持っているということが、理系の人間にとっては一種のステイタスだった時代の作品だ。

その頃のパソコン通信は確かに文字だけのものだった。

主人公は3浪。 3浪? なんていう人今いるのかな?

そういえば浪人生なんていう言葉はあまり聞かなくなった。

私の従兄弟が、三浪して大学に入ったときには、大学って大変なんだななんて、変に感心したもんだが、今大学に入るために3年間も浪人をするなんていうことあまり聞かないな~。

ストーリーとしてはちょっと稚拙だが、昔の雰囲気を色濃く漂わせており、ストーリーの背景に描かれている風景が懐かしい。

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2012年09月23日

Posted by ブクログ

ネカマといっていいかわからないけど、主人公がネカマになって男性を翻弄し、事件につながる話。
斜め読みではあったけど、あっさりしてて読みやすいかな。

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2012年12月14日

Posted by ブクログ

『パソコン通信殺人事件』改題。
最終的にもっと捻ったりするのかとおもいきや、なんか期待ハズレの感じ。
でも乃南さんの文章は抵抗なく読めてやっぱり落ち着くな。

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2011年12月10日

Posted by ブクログ

インターネットのチャットで人気者の女性、KAHORUは実は男の浪人生。
現実で待ち合わせた男性が殺されて・・・

これは文章が少し読み辛かった

ラストは、少し希望のある感じで終わったから救われたかな

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2009年11月26日

Posted by ブクログ

◆あらすじ◆
一本の線だけで結ばれている、宙に浮かんだような若者たち。
深夜のパソコン通信に嵌る小田切薫の周りで次々殺人事件が起こる。
それぞれの道を歩む高校の同級生たちは、友情と嫉妬が複雑に絡み合い……。
オンライン社会の若者の心の揺れを描く、直木賞作家の傑作ミステリー。
(『パソコン通信殺人事件』改題)

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2009年11月06日

Posted by ブクログ

KAHORU姫として、ネットのチャットで大もての浪人生薫。オフで会う約束をした男性が2人立て続けに殺され…なんだか既視感のあるストーリー。これ、絶対、以前に読んだことあるなぁ。。

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2011年07月15日

Posted by ブクログ

・パソコン通信を巡る事件。主人公薫がネット上で演じる人気者の可愛いオンナノコ。仮想世界が、現実世界に思わぬ影響を及ぼし始める──。・実際犯人はバレバレなんですが、面白かったです。時代はちょっと感じますが(笑)。使っただけ課金されるのがちょっと懐かしい。確かにこのころにネットしてたらヤバかっただろうな電話代…。

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2009年10月07日

Posted by ブクログ

さくさく読めたしそこそこ面白かったのですけれども、やっぱり時代のギャップの所為なんだろうか、移入は出来なかった。

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

【2006.03.24.Fri】
久々に浅田作品以外を読む。パソコン通信の光と闇を、現代を担う若者たちを据えあぶりだしている。今は生活の一部がネットで形作られていると言っても過言ではない。そして、その便利さと引き換えに多くの問題が起こり続けている。匿名性がもつ幻のような世界。私たちはいったいそこに何を求め、見出すのか?掲示板などを見ていても、一人一人が個性を出しながらも正体を明かさない断固とする構えが感じられる。これは、私たち人間が生み出した永久の命題であり、更に拡大していくものと思われる。画面から出される文字だけに心を奪われてはならない。時には目の前の人の口から出る言葉を感じ、受け止めなければならない。そう、それが人間だから。

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2009年10月04日

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