感情タグBEST3
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吃音を持ちタイピングでお話するページ、女性恐怖症のボックス、点滅光でフリーズしちゃうタイコなど、魅力的なキャラがいっぱいいるので読んでいて楽しい。
石田衣良作品の中で一番好き。
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舞台は2000年代の秋葉原だが、あまり古さを感じないのは当時を知っているからだろうか。意志を持ったAI型サーチエンジンを開発した若者たちと、そのサーチエンジンを奪い権益を独占しようとするIT企業社長との戦いの物語。新年1冊目は明るく楽しい本を読みたいので、よくこの時期に再読する。石田衣良作品の中では1番のお気に入り。缶おでんを食べたことがないので毎回読むたびに憧れている。ページとタイコの持病を逆手に取り、尋問で自白を逃れるシーンが好き。6人のその後も気になるので続編出ないかな。
とにかく面白い!
何気に、フォーティーンを読んでみて、石田衣良氏にはまってしまい、池袋WSPも全部読みました。
どの作品も面白い。でも、アキハバラ@DEEPはミッション-インポッシブルとマトリクスの世界が一緒になったような作品で、一番面白かったです!
でも、活字より映像の方が向いてるように感じました。映像化されてるようなので、探してみようと思います。
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オタク・ニートなど、社会からドロップアウトした6人の若者たちが、高度な人工知能による画期的な検索エンジン「クルーク」を作り上げる。
しかし、成功や注目とともに、その価値を奪おうとする組織から狙われることになる。
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面白かった!!
「IWGPの秋葉原版かな?」
と思って読み始めたけど全然違いました。
シリアスさが無いからとても軽く、
エンターテイメントとして単純に楽しめました♪
長編なのに一気にサクサクと読めてしまう。
初めての長編小説にオススメです!!
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不覚にも後半は涙で文字が読めなかった。読み始める前はてっきり秋葉を舞台にしたドタバタコメディーみたいのをを想像してたけどとんでもない。最高に熱いエンタメ小説だった。
まず登場人物の誰もが非常に前向きで、ポジティブで、勢いがあるのだ。その背景にはユイさんという彼ら6人が集う事となった直接のきっかけとなった人物がいる。そしてそのユイさん亡き後のAIをモデルに作られたこの物語のキモ「クルーク」というサーチエンジン。
クルークを中込の野郎に盗まれたときはまるで自分が@DEEPのメンバーの一員になったかのように怒りと喪失感を感じた。そしてメンバー全員の無力感が痛いほど理解できた。
でもそんな彼らを導いてくれたのはやっぱりユイさんという存在だった。ネットの世界を漂うイルカは紛れもなくユイさんそのものだったと思う。ユイさんの「なにも持っていないなら恐るものはない」という言葉がどれほど力強く鼓舞してくれただろうか。
この小説が出版されたのはほんの数年前であるはずなのに既にこの小説の秋葉と現在の秋葉とではまたまったく違う様相であると思う。その変化や技術の進歩に人間という生物はついていけているのかというページの疑問には共感せざるを得ない。しかしその時代の流れに逆らうが如く前向きに前進する@DEEPのメンバーたちの姿がひたすらに心地よく見ていて本当に清々しかった。
最初から最後まで一息に駆け抜けられる最高のエンタメ小説でした!!
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若者が若者の力で諸々解決し進んで行こうとする姿は、見てて清々しいね。
ただ、それだけに、最後のシーンは、大分無理がある気もしたけど。
しかしこの作家さんは、未来の姿を早々と取り込むのが上手いね。AI検索機能とか、まさにイマイマで、起こってましたと言われても納得のストーリーですゎ。
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十数年前に単行本で一度買って読んでいるのだけれど、文庫化された機会に再読。
やはり、毎週のように通っているアキバの地名や建物の描写が十数年前に想像しながら読んでいた時とは格段に違ってリアル。
それにしても、あの当時はあのGoogleも、ましてやYahoo!もまだこの程度の存在だったんだよなぁ、と感慨にふけってしまう。
現在のこのネット上の現実を、当時どれほどの人たちが想像できたであろうか。うーん、なんともすごい。
どこかしら致命的に欠損していたり、ある種の病を抱えていたりする、個性的な6人の若者が、楽しく明るいテロをアキハバラの街に起こす物語。非常に楽しく愉快に読めるアキバ住民にとっての一種のバイブル的な読み物ではなかろうか。
さすがは石田衣良。大好き。
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夫の友人からお借りしました。
ラノベぽいけど、それを受け入れて読めば、荒唐無稽な展開も雑な設定も許せ、青春&エンタメ小説としてとても面白かったです。
前半はオタクたちが特技を生かしてベンチャー企業を立ち上げ、AI搭載のサーチエンジンを作り上げていくお話です。
メンバーが少しづつ増えていく様は定番の桃太郎構成ですが、自分たちの弱点を補いながら支えあい信頼しあって成功してゆく姿は青春小説の王道。
最後まで仲間割れ等がなかったところがよかったです。。
そして後半は、彼らが作ったサーチエンジンを大企業に奪われ、それを取り返すという展開。
悪者に立ち向かう弱者、という構図が分かりやすく、勧善懲悪な展開がすっきり爽快でした。
AI搭載のサーチエンジン、便利だけどかなり依存しそうだなあ。
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『ブルータワー』に続き、衣良作品四作目。後半は読み終わるのが惜しくて、少しづつ読んでいました^^ いや〜ホント面白かった。構成が抜群だったなぁ。“クルーク”まだ実現しないのかな?はよ、誰か作ってww あとアキラちゃんのコスプレ写真集欲しいッ!!!!!評価は、星四つ半。
ただ一点ダメなとこは解説が糞すぎた…。なんでこんなのに依頼しちゃったの??
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石田衣良による、秋葉原のオタクたちが集まって作ったAIについての小説。
前半はやや説明が多かったものの、中盤から一気に展開が変わって面白く読めた。
ただ最後はサイバーテロみたいなのを想像したら、僕らの七日間戦争みたいな感じで意外だった。
良かった
石田衣良の作品が大好きなのですが、この作品はその中でもかなり上位の中で好きな作品です。
結構前に作られた作品なのに、今のAI社会を予知する様な内容だし、今後の世界でPCの中の物が意識持ってしまうのかな?とか今回の様に友好的な物なら良いけど敵対する様な事だとどうなるんだろう。と考えさせられました。
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弱いものが進化する
石田衣良さんの知識の豊富さに脱帽。なんなんだでしょうね、作家って。石田作品でいつも感じる、人間の優しさとか温かさをを今回も感じられて嬉しい。ホッコリ。
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初めて石田衣良の長編を読んだ。最もヒーローから離れた存在の、ヒーローものだった。愛する子どものため悪の怪人と闘うというアメコミ的王道ストーリーの、オタクバージョンといった感じ。コンプレックスと特殊技能を持った青年たちが大企業に一発食らわせる爽快ストーリー。武器はパソコンとか機械仕掛けのグローブとか、音による攻撃とかなんとも電脳チック。メインキャラクターのうち唯一の女性が一番ヒーローらしいというのもなんとも面白い。大阪住まいだから秋葉原のことは知らないが、フィクションにもかかわらず、アキバの持つとてつもないパワーがひしひしと伝わってくる快作。うじゃうじゃ出てくるネット、機械知識も面白い。
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秋葉原、オタク、AI(人工知能)、略奪と奪還がキーワードの石田衣良さんの冒険活劇です。
今でこそAKB等のアキバ発のPOPカルチャーが広く活躍していますが、2002年当時に秋葉原という電脳街を舞台にこんな面白い話を書いていたのですね。
一見どこにでもいそうなオタク達がネットのコミュニティーを通じてチームを結成、HPの目玉として作ったコンテンツ・ツールが世界のネット社会の常識を根底から変えてしまう様な大成功をおさめ…
とここまで書くと順風満帆の様に思えますが、その過程でIT社会を牛耳ろうとする強大な敵が登場し、手痛いダメージを受け反撃ののろしを上げる…といった物語です。
登場する悪役が、まんまホリエモンやソフトバンクの孫正義を連想させ、ビジュアル的にもそっくりに描かれているところなど笑えます。
石田作品はストーリーやキャラ設定が面白く、読んでいて頭の中に情景が浮かぶのですが、この作品もTVドラマや映画になっていて口コミ評価も良いので、またの機会にチェックしたいです。
実に400ページを超える長編小説ですが、さすがの石田作品、あっという間に読み終えてしまいました。
ライトな作風の石田さんがディープに掘り下げたオタクの世界観、面白いですよ。
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最近、ベンチャービジネスという言葉に引かれて、本を買うことが多くなってきている。
最近はまっている、石田衣良。
この人は基本的にデジタルトレンド系の作家なのだろう。
今回は、秋葉原に集うオタクたちが、Web上の人生相談サイトの管理人に導かれ、会社を結成。それぞれの特技を生かして、画期的な検索エンジンの開発を始める。
ところが、中込(孫正義をモチーフにした)率いる、デジタルキャピタル(通称デジキャピ)の陰謀により画期的な発明を奪われる。
オタクたちは、意を決して悪の秘密結社であるデジキャピと戦うという、まさにマンガの世界を描いた作品である。
全体の雰囲気はデジタルトレンド名な世界は以前に読んでいた作品と、近いものがあるが、終盤の部分はまさにマンガチックで、同世代の作家が描く作品としては、信じられない若さとパワーを持っていることに、素直に関心した。
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これは、秋葉原を舞台にしたおたく達の冒険の物語です。
一人一人じゃ、ただの気持ち悪いおたく達が、自分たちの持つ異能を認め合い活かしながら助け合って生きていく!
そして、秋葉原を、自分たちのアイデンティティを守るため、企業家のエゴと闘うヒーローの物語です。
ヒーローものだから、ヒロインも登場するんだけど、可愛いというよりも格好いいヒロインだ。
途中から、彼らを一所懸命に応援している自分がいました。
石田衣良作品は、池袋WGPシリーズ以外はあまり読んでない私ですが、やっぱり石田衣良作品はいいっすね。
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人格を持ったサーチエンジンソフトAIをオタクのチームが産み出し、ネット世界のフリーダムを謳いあげるストーリー。この作者の作品は初めて読んだがとても読みやすい。結構実力派。
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秋葉原で短所を補い合い、得意を最大限に活かす。
そして、困難に立ち向かい事を成す、オタク達の物語。
自分の足らない部分を認め、お互いに助け合う仲間がいて、何か一つでも自分の得意を活かせれば人生を楽しめる。そんな事を感じさせてくれた物語。
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どこかしら社会適応にネックを抱えるメンバーが、それぞれの個性を生かして大企業と戦う、明るく楽しいテロリズム。
再読なのだが、覚えていた(と思っていた)話と全然違った。2004年、まさにアキバやオタクが市民権を得ようとしていた時代の作品だなぁと思う。今ではオタクのカミングアウトも普通になったが、当時はやはり特殊だと見られがちだった。ボックス強くなりすぎ!ってところはあるが、熱い青春万歳!
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プロローグだけ読んで意味が分からなくて「あ、駄目かも」と思いかけたのですが、途中から加速度的に面白くなって、一気に読んでしまいました。いいぞ、オタク。
途中・途中で都合よすぎないか?と感じる部分もなくはなかったのですが、アキハバラ系ではなくとも、ディープになにかにのめり込んだ人間の繋がりの濃さや絆の強さ、得意分野における凄まじい情熱と能力などは多少なりとも理解できるので、許容範囲内でした。あと、喜んで檻に入るフリーターの話、ちと怖かった。リアル。
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アタシが読んだ初めての石田衣良作品。
「秋葉原」という街に親しみがあったからこそ、状況が細かく目の前に浮かんできて面白く読み進めることができたのかな。
流れ的には勢いに乗ってダダダダと話が進んでいく感じ。展開も割と早い。
深く考えさせたり、感情移入したりってのは無いけれども「人はそれぞれ何かを抱えて生きているもんだし、でも決して一人じゃない」ってのを何度も何度も感じさせてくれるな。
いつかクルークができる日が来るのかな?
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秋葉原舞台のおたく6人の物語。
私は秋葉原にはいったことないし、コンピュータのこともおたくのこともよくわからないけど、すごいなと思いました。
なんていうか熱い。
パソコンに何十時間も向かっててお風呂入らないなんて信じられない!!!って思ってたけど好きなことを思う存分できるって羨ましいなと感じました。
それぞれキャラクターも個性溢れる感じでしたし。
私にとっては未知の世界のお話でしたので先が気になって一気に読んでしまいました。
Posted by ブクログ
テレビでおなじみの石田依良さんはどんな小説を書くのかと手に取ってみました。私のストライクゾーンからは外れるなあ。もう一冊くらいは読んでみますので、誰かおすすめあれば教えて下さい。
Posted by ブクログ
オタクって定義が難しい。
本物のマニアからすればド素人レベルでも「オタクなんです」と言いたがる人も居れば、比類ないレベルでも隠したがる人も居る。レベル分けは実はかなり難しいと思われる。
本作はTVドラマ、映画化、コミックス化されている。IWGPなどから考えても、石田衣良の独特のハイテンポが活きている作品で◎
ただし、登場人物の設定もまた独特すぎるので意見が分かれるだろう、とも思う。あまりにもリアルなオタクが描かれていたら逆にひく気もするけれど…。
私的には映像や漫画のほうが受け入れやすいに違いない!と思った(…読みにくかった…。)のですが、ページの言葉にははっとさせられるものがあったので★★★