【感想・ネタバレ】家政婦 金さんのドラマみたいな体験日記のレビュー

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Posted by ブクログ

家政婦は見た、人生いろいろ家族もいろいろ。
幸せとお金があるかどうかはイコールじゃないんだなあと思えてくる。
学歴も資格もなくても、身一つでシノギとなる家政婦という仕事。優しさと家事の技術とプライドで仕事に向き合ってきた女性の語りは、好奇心を満たすのみならず励ましまでくれた。
57歳で家を出た金さん。今の自分よりも年上であったことに、力をもらえる。後書きが、いい。
人生は選択。自分を幸せにするのは自分。読めてよかった。

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2024年02月01日

Posted by ブクログ

57歳で家を飛び出して家政婦として13年働いた著者の体験日記。
まさしくドラマを観ているような気持ちになった。
さまざまな家庭での内情は驚愕の連続で。
すんなりと普通の家政婦では終わらないの…と思うところもあったり。
金さんは、親しみやすくてみんなから好かれているのではと、そして料理もお金かけずとも美味しいものを作っていると思った。
なかでもじんわりしたのは、「ママとダイエット」でぽっちゃりした13歳のお嬢さんは、母親を亡くして、忙しい父との暮らしで寂しい思いと体に悪い食生活だった。それを金さんが工夫して寂しさもダイエットも成功させる。

「山のにぎわい」では、こんなことに家政婦を使うの?って。

「初めてのスカウト」営業時間は11時から3時までの誰もが疲れない安心設定といえど…うーん家政婦の方がいいのかも。

「荒れ寺騒動」は、見事に寺の再生⁇をしたわけなのか。みんなが喜んで廃れなければ最高。

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2023年02月04日

Posted by ブクログ

イラストを小栗左多里さんが描かれているということで手に取ってみた。家政婦の金さんが色々なお宅で働いたときの話だけど、こんなことあるんだ!と驚くことばかり。とても面白くて読みやすい一冊。もし家に家政婦さんに来てもらえるならこの金さんのような方だと楽しいだろうな。

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2023年07月25日

Posted by ブクログ

強烈な家ばかりで驚くとともに笑ってしまう。
ワケありの人が家政婦さんとして働くなんてくだりがあったけど、心身ともに大変な仕事だろうなぁ。

途中から金さんは市原悦子さん、会長さんは野村昭子さんで脳内再生した。
のんびり昭和な雰囲気がぴったりだった。

我が家も家政婦さんに来てほしい!
金さんのお料理がどれも美味しそうで食べてみたい。

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2023年05月24日

Posted by ブクログ

明るくコミカルに書かれてましたが、実際は思ってる以上に大変なお仕事と思います。
住み込みの家政婦さんなんて自由もなさそうだし。
色んな試練をおもしろおかしくなるよう過ごして来られたんでしょうね

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2023年04月09日

Posted by ブクログ

本作でエッセイデビューされた87歳の石川金さん。
57歳の時に家を飛び出し、家政婦経験13年。
その間に起きた様々な出来事がユーモアたっぷりに描かれている。

「事実は小説より奇なり」の言葉通り、扉を開ければそこには思いも寄らない日常の連続。

都心の一等地にあるタワーマンションで暮らす奥様の思惑にドキっとしたり、高級マンションに住む、超が付くドけち夫婦には辟易。
何より家政婦を人と思っていない所が腹立たしい。

家庭の数だけドラマがあって、誠実な金さんの日常を楽しく読んだ。

縁あって知り合った梨園夫婦との交流には心温まる。

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2023年03月18日

Posted by ブクログ

家政婦という仕事、言われてみたら「知らない人の家」に、まさかの住み込みもありという、自分にとってはめちゃくちゃハードルの高い、看護系や保育系とならんで絶対に向かない仕事だなと強く認識。

しかし、訳ありでこの仕事につかれたとはいえ、天職のように働く金さんは雇われで物を言いづらい立場ながら(本来は対等であるべきだが)、きちんと筋を通して、かつ心根がやさしく素晴らしいお人柄。
お料理もお琴も弾けて、スーパー家政婦ではないか。

人間力がおおいに試される仕事。
若輩の自分にはとてもではないができない。

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2023年03月15日

Posted by ブクログ

「事実は小説より奇なり」と言いますが、各お宅「奇」過ぎます。「危」もあります。明るく、めげずに、ユーモアたっぷりに書かれた体験記は面白かったです。金さんのお人柄も垣間見えます。
もう少し普通のお宅も有りますよね。

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2023年02月18日

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