感情タグBEST3
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ほんとうによかった。こんな漫画があったんだね。知らず知らずのうちに冷え切っていた心をゆっくり温めてくれる、優しさというか重みがあって、まさにストーブのような作品だった。特に「きみが透明になる前に」と「雪を抱く」が大好き。登場人物たちがみな、心に嘘をつかず、目を背けず、納得のいくまで自分と向き合っている姿がとても愛おしかった。
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短歌も書かれている作家さんのためか、物凄く言葉、モノローグの表現が上手いです。胸にグッと突き刺さるような言葉、自分では上手く言えないもどかしい感情を大白先生は表現してくれて、心が救われます。
特に好きなのは幸せだから小説が書けない、という話。キャラクターの会話から産まれる繊細な感情が、小説を読んでいるかのような気持ちになり、でもそこは漫画、主人公がだんだん小説を書きたくなっていく心の変化は言葉でなく絵で表現されているところが、漫画の良さを最大限に引き出しているなあ、と拍手したくなりました。
どのお話も大好きで何回も読み返してしまいます。優しい絵柄に少し不思議要素も加わって、なんとも言えない優しい気持ちになれる、大切な本になりました。
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心が凹んでいれば空気が入り、冷え込んでいたら温めてくれ、行き先を見失っているのなら光が行き先を照らしてくれる、そんな本でした。素敵な本でした。
こんな感情を味わって
流されて流されて忙しくしている毎日に、ふと訪れて欲しいエピソードの数々。決して訪れはしないけど、読んで立ちどまる機会になればいいな。
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素晴らしい漫画でした!!
この漫画、とにかく掴みがうまい!
短編の最初の1ページで、どんな人なのか、どんな性格か、どんな境遇かが、なんとなく掴める。すごすぎる。
漫画のストーリーも、包容力のある優しさで溢れていて、どの話も好きだった。
優しくありたいな、と何回も思わされる
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読みたい読みたいと思っていたがなかなか手に入らなくてようやく読むことができた。どの話もどこか私たちの生活と地続きのところにあるような気がして、胸がじんわりあたたかくなった。
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寒さの中にいるのは前提で、
凍えそうな時に手を差し伸べてくれる人とか
言葉をくれる人とか、
自分にあった環境に出会えた時、あったかいと感じるのかなあ。もしくは、あったかかったな〜って。
きっと、そういう瞬間があるから極論人は死なないのかもしれないな。そう思える本でした
Posted by ブクログ
良い。世知辛い日常で負った、本人も気づかない様な引っかき傷。それに寄り添う様な優しい言葉、そしてファンタジー。行き場のない悲しみが癒やされる。
冬の、暖かくした部屋でのんびり読むのに最適。ホットミルクやホットココアを横に携えたい。
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これは俺の経験から来てるんだけど、すごい奴っていうのはそいつに何か例えば才能みたいのがべたっとくっついているんんじゃなくて、何か欠けてる場合の方が多いんだ。
p164こんなセリフをおもいだした。この話の完成度が飛び抜けてるきがする。
正直この話以外はまあまあよかったくらいだった
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大切なことを思い出させてくれる物語でした。
きづいているつもりで、きづいていなかった
自分の大切にしたい気持ちが、
そこにありました。
ありがとうございました。
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短編で漫画仕様になっていて小説ではないけど、長い小説を読んでたような気持ちになる。数十分で一気読みできたけど、色々な感情をくれました。透明人間の話はとても泣けた、、
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本屋さんで目にしたときに思わず手に取った1冊。ゆったりと読める作品だった。『きみが透明になる前に』は読み進めていくうちにほろりと泣けた。『海の底から』の真悟が桃にしていたピラミッドの話は妙に納得できたし、わたし自身も桃のように救われた気分になった。生きることに疲れたときに何度でも読み返したいと思える作品だった。
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シンプルな絵とセリフ、そしてその間に流れる
空気感もとても好きな短編集、
余韻の中で読む短歌もとても良かった!
「海の底から」が特に好きでした。
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どの作品も詩的でささやかなメッセージがあって素敵だった。心の機微を丁寧に拾い上げてくれた。小説のような漫画。こんな表現が出来るなんてすごいなぁ。「雪を抱く」が好き。
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冷え切ったネガティブな感情を温めてくれて、一作読み終わる頃には前に進めるよう背中を押してくれる漫画。
一番好きなのは、創作活動をしなくても幸せであることに悩む話「海の底から」かな。
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どの短編も、ファンタジーと、リアルな心のゆらぎがうまくマッチしていました。日常のなかで言葉が足りないな、と思ったときにはこの本のことを思い出すんだろうなあ。
不思議な感覚
夜にふと読みたくなる本でした。
短編集なので読みやすかったです。
心のモヤモヤに寄り添ってくれた気がします。
オススメです。
よい
なんか、すごくよかった。夜に読むとさらによい。特に雪女のでてくる話が印象的だった。意外と作画安定しないな?と思いながら読んでいたけどもし意図的に変えているとしたらどっちにしろ天才だ。
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短歌初心者の私に優しい。
漫画の物語と、最後に差し込まれた短歌
どの物語もすっと心に沁みる。
現実離れしたような物語も、どこか身近で感情移入できる。
文喫でおすすめしてもらった本だけど、手元に欲しくて、何度も読みたい。
私のお気に入り
・雪を抱く
・海の底から
Posted by ブクログ
内容というよりも、コマ割り、吹き出しの配置、見開きの魅せ方、構成、話の軌道や稜線がとてもとても綺麗だなと感じた気がする。劇的なものじゃなく、つま先から順番に醒めていく感じ。すーっと澄んでいく感じだった。
この詩情が『このマンガがすごい!』というある意味でポップかつマーケット的役割が強い印象を受ける舞台で1位というのも面白い。数年前では考えられなかったというか、想像ができなかったというか。
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彼女が出て行ってしまい、なぜか話せるようになったストーブと二人(?)海を眺めて泣く…など、心をじんわり温めてくれる七つの短編。雪女の雪子に花火を見せてあげる「雪子の夏」が一番好きだ。
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自分の心に気づいて行く物語だと感じました。
普段の生活で知らぬ間にモヤモヤした気持ちを抱えてしまうことは誰でもあるかと思います。モヤモヤの正体に気づき、解決する為には気づきを与えてくれる誰か(誰かの想い)の存在が必要なんだなと思えました。
当たり前かもしれませんが、とても大事なことのように思えました。
Posted by ブクログ
刺さる短編もあれば、まだよく分からないけれど共感できる人生もあったのかもしれないし、これからもしかしたら分かる瞬間があるのかもしれない普遍性を感じた。
絵はのびしろしかないからまだまだ人気出そう。
無料、海辺のストーブ、のみの感想。
男性がストーブと並んで海を見ている表紙がなんかいい。内容は、恋人に出て行かれ泣いている情けない男の話。ストーブみたいにいるのが当たり前と思っていたら無くしちゃうよ。言葉にしないと伝わらないから。来ない恋人を待っているのが切ない。