【感想・ネタバレ】ツタンカーメン100年 ナショジオが伝えてきた少年王の素顔のレビュー

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Posted by ブクログ

昨年2022年は、エジプト考古学にとって、メモリアルイヤーだった。シャンポリオンがヒエログリフを解読してから200年、カーターがツタンカーメン王墓を発見してちょうど100年に当たったのだ。これに合わせて各種イベントが催され、大エジプト博物館もオープンし、盛大に盛り上がる…はずだったが、コロナ禍の影響でなかなか思うようにはいかなかった。(まあ大エジプト博物館は、本来ならもっと前にオープンするはずだったのだけど(^_^;)。さすが悠久のエジプト、数年は誤差の範囲である。今年こそ開館なるか)

本誌はツタンカーメン王墓の発見から100年を記念して刊行された、古代エジプトファンのみならず、歴史を愛する者には垂涎ものの一冊! 発見から半年後の1923年当時の記事をはじめ(もう、これだけでも買うしかないレベル!)、ナショジオがこれまでに掲載してきたツタンカーメン関連の特集記事が収載されている。掲載されたカラー写真の美しさには思わず息をのむ。これら副葬品を「美術」というのは正確には当たらないが、やはり美しいと思わずにはいられない。

監修はナショジオとも関係の深い、お馴染み、名大の河江肖剰先生。間に挟まれる先生のコラムが最新の情報を補ってくれる。

書評は書籍だけ、雑誌はしないスタンスだったけど、本誌だけは書かずにいられなかった。やっば、古代エジプト最高!

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2023年02月05日

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