【感想・ネタバレ】落日のレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

この作家の作品を読んだのは初めてで、最後の解説を読みながら「イヤミス」の作家だと言われてると知る。意味は読んだ後に嫌な気持ちになるとの事らしい。なるほど、読み終わった次の日、1日モヤっとした気分を引きずって過ごしたのも頷ける。でも読みながら、ここまで感情を揺さぶられる作品にはなかなか出会ったことがない。読書を世界に引き込む力を持っている作家なんだろう。ストーリー編成も2人の主人公を行き来したり、過去の話と今を行き来したりと面白い。全体を通してすごい作品だと思った。この作家さんの他の作品もぜひ読んでみたい。

0
2024年04月15日

Posted by ブクログ

さすがの湊かなえさん
すごーい面白かった。
最後の方は続きが気になって止まらなかった。
一気読み必須です!

0
2024年03月10日

Posted by ブクログ

最初の数ページ読んで3ヶ月以上放置。
やっと読み始めたら、読みたくないのに止まらない。ひたすら重かった。
余談 今、国語の授業で扱ってる「想像力のスイッチ」がやたら頭を掠める。

0
2024年01月24日

Posted by ブクログ

感動するんだよ。物語が事実から真実に変わっていくときのドキドキ感。予期していた展開が明らかになったときのうれしさとやるせなさ。とりあえず心が動かされました!

0
2024年01月16日

Posted by ブクログ

ネタバレ

リキトがふたりの人間の支えとなってくれていた事実を、張本人が自分の傷口に塩塗り込みながら、痛みと闘いながら掴み取った物語。

0
2024年01月07日

匿名

購入済み

悲しいお話し、大人も勝っては子供だったのに
なんでそんなに平気で子供を残酷に傷つける事ができるの?と、何度も胸が苦しくなりました。
2人の主人公の強くて真っ直ぐなところがすくわれます。

0
2023年06月19日

Posted by ブクログ

「ずっと、そうだと思ってた。でも、そうじゃなかったことが、水の中に落ちてわかった。水面すれすれのところにわずかに頭を出している石の上に立っていたんだって。わたしは今どこにいる?何故ここにいる?次はどこへ向かえばいい?どうすれば、誰も傷つけずにこの川を渡りきることができる?それには、知るしかなかった。知れば、目の前に一つ石が見えてくる。…」292ページ

0
2024年04月15日

Posted by ブクログ

大好きな作家の一人、湊かなえさんの本です。
「イヤミス(読後、イヤな気持ちになるミステリー)の女王」と呼ばれている湊さんですが、この話は最後、生きる希望を与えてくれます。
文章もストーリーテンポもよくて、読みやすいと思います。

見る角度で真実は変わっていく。
自分の知っている事実は本当に真実なのか、真実を知ることで救われるのか……主人公の二人の女性の視点を通して、私たちも考えさせられます。
ぜひ読んで欲しい一冊です。


【本紹介より】
わたしがまだ時折、自殺願望に取り付かれていた頃、サラちゃんは殺された――新人脚本家の甲斐千尋は、新進気鋭の映画監督長谷部香から、新作の相談を受けた。15年前、引きこもりの男性が高校生の妹を自宅で刺殺後、放火して両親も死に至らしめた『笹塚町一家殺害事件』。笹塚町は千尋の生まれ故郷でもあった。香はこの事件を何故撮りたいのか。千尋はどう向き合うのか。そこには隠された驚愕の「真実」があった……令和最高の衝撃&感動の長篇ミステリー。

0
2024年04月14日

Posted by ブクログ

面白かった。
登場人物それぞれが、あたたかな希望を迎えて終わるのがすごく良かった。
やはり湊かなえは裏切らない...!

0
2024年03月20日

Posted by ブクログ

湊かなえさんの作品は割とモヤっとする感じが残るイメージでしたが、今回のはすっきり
現実で真実をどこまで追い求めれるのか。深い話でした。

0
2024年03月19日

Posted by ブクログ

すらすら読めた。面白かったです。
湊かなえさんの被害者の心理描写が好き。
最後の終わり方が爽快というよりバラバラだったものが一つにまとまった感じで少し物足りないなと思ってたところに少しの救いのようなものがあったのがよかった。
各々感じ方や目線が違えば見え方も当たり前に変わるところ。悪い話を聞けば悪く、いい話を聞けばよく思い込んでしまうところが人間だなと思って好きでした。

0
2024年03月14日

Posted by ブクログ

後悔先に立たず 冒頭の言葉の意味が最後にわかった。それぞれの思いが錯綜するなか、至った悲しい結末、残された人間の苦しみ。時間はかかったけど、光が差した。
湊かなえさんの物語の進め方は本当に素晴らしいと思う。

0
2024年03月03日

Posted by ブクログ

イヤミスの代表格でもある湊かなえさんの作品に、感動してこんなに綺麗に終わる作品があるんや!と思わされました!

0
2024年02月26日

Posted by ブクログ

ネタバレ

直木賞候補作。

十五年前、引きこもりの男性が高校生の妹を自宅で刺殺後、放火して両親も死に至らしめた『笹塚町一家殺害事件』を映画化しようと、真相に迫っていく物語。

監督、脚本家、それぞれの過去と向き合いながら、どう繋がっていくのか、、どの背景も興味深く、必死に頭を整理しながら読むも、結末を読む前に早々と真相に辿り着いてしまう事が多いのに、今回は全く勘が働かず、主人公の真尋と同じ場面で、嘘、嘘、まさか、、と驚愕。

香の父親に関して、これ以上の掘り下げはないと思っていたので、ラストに当時の姿を知れたのは、これまた香と共に感動。

でも、他の方の感想で、娘が虐待に近い扱いを受けていた時に1人呑気に映画を楽しんで、喫茶店に居場所を作って、、と書かれてて、そこまでの考えに至らず、あのラストでそこまで深読みしての感情はスゴイと感心した、、
ただただ、香の父親が幸せな時間過ごせててよかったーと思ってしまった単純な思考回路との差を感じた(^_^;)

0
2024年02月22日

Posted by ブクログ

またミステリーが読みたくて。

真実を知るという事。
事件の真相は何なのか。
そして登場人物の繋がり。

最後の方は一気読みでした!
最初の方に出て来た内容が、最後でそういう事かと
納得。

0
2024年02月11日

Posted by ブクログ

二人の登場人物の視点でストーリーは進み、やがて1つの事件の真相に行き着く。

巧妙に絡まった謎が少しずつ解けていき、最後には脚本のプロットで明らかになる真実。

長編の小説でしたが、また違った湊かなえさんの作風を感じられました。

0
2024年01月28日

Posted by ブクログ

2人の主人公それぞれの過去と現在を辿りながら進む物語。
過去に大切な人を失った事により大人になった今でもずっとその事に囚われている2人。
そんな2人の過去がラストで繋がった瞬間に分かる事件の真相がなんとも切なくて悲しい。
けれど、それぞれ心に抱えていたモノが軽くなった2人に微かな希望の光も感じられるラストだった。

0
2024年01月16日

Posted by ブクログ

落日は明日の生き方を始めるための転換スイッチ
私たちが毎日目にする色んな事件事故
誰が何を思って、何で起きたのか
当事者でなければそれは想像でしかない
2人の登場人物の目線である事件事故について知っていき、最後1つのストーリーへ結びつくのが気持ち良かった
イヤミスで無かったのが個人的には好きな作品
人は自分の見たいものを見たいように見られるけど、事実を知ることで良くも悪くも見えるものやストーリーが変わってくる
敢えて見ない、知らない方が幸せなこともあるし、知ることで救いになることもあるよね

0
2024年01月10日

Posted by ブクログ

とても良かった。9割ぐらい読み進めたところから、一気にぐわぁんと伏線を回収していくのがすごい。重厚感もあるし複雑な話なのに消化不良にはならない。色んなエピソードが絡まりあっているのがとても面白く、サスペンスとしても面白く、最後まで飽きずに読み切れる作品でした。読後感も、決して悪くない。

0
2024年01月06日

Posted by ブクログ

「見たい」と「知りたい」の先にある真実の話。
若手脚本家の話と、若手映画監督の過去から現在に至るエピソードとが交互に展開されていく構成。
書店で本書のサイン本を見つけたことと、以前観たドラマ「リバース」が面白かったことから、初めて湊かなえさんの作品を読みました。事件の謎が明らかになっていく過程が面白く、夢中で読めました。

スターウォーズ にも、印象的な「落日」の場面があります。この映画が好きな香の父親の思いを考えると泣けてきます。

0
2024年04月03日

匿名

購入済み

一気読みしました。

ところどころ辛くて目を背けたくなる描写がありました。
見たくないものに蓋をして現実逃避している私には、途中までとても辛く切ないお話でした。
でもさすが湊かなえ先生!良かったです。

#泣ける #切ない #深い

0
2023年06月25日

Posted by ブクログ

“文字にするかしないかだけで、心の中で誰かに問いかけている人なんてたくさんいると思う。わたしもそうすればよかったのかもしれない。結局は自分で答えを出さなきゃならないのだとしても、誰かの顔を思い浮かべれば、自分の中にある別の答えが導き出せていたかもしれないのに。“

0
2024年03月05日

Posted by ブクログ

想像よりも温かいお話で余韻が残る小説だった。
途中途中辛い部分もたくさんあり、ある伏線が回収されたときにはとても沈んだ気持ちになった。
イヤミスの王道ではないが、そういった要素もきちんとあり、ちゃんとダメージは受けると思う。
個人的に主人公の片一方に感情移入しにくくやきもきしてしまい、読むのに結構時間がかかってしまった。夢中で読むという感覚にはなれなかった。

0
2024年05月19日

Posted by ブクログ

話の進め方と登場人物の心理描写はとても良かったけど、話のオチはそこまでインパクトがなく中盤から察していた要素+αくらいだったのが少し残念だった。

0
2024年05月08日

Posted by ブクログ

ネタバレ


脚本家の真尋と映画監督の香。二人の視点で交互に話が展開していく。
冒頭から、重いのよねぇ。そして次々と
身勝手な親の思いからの虐待や同級生の自殺、身内の死と遺族の葛藤など重い話が続き、読んでいて辛い部分も多かった。
特に下山の自殺とその後の母親と教師の言動には嫌悪感を抱いた。
それでも、物語の後半には人の優しさや、許し、救いのようなものにも触れられ、後味の悪さはなかったと思う。「母性」を読んだ時にも思ったけど、母親の嫌な部分を書くのがめちゃめちゃ上手い。同じ母親としてまったく共感できないはずなのに、何かのきっかけで、私もこうなってしまうのではと思わせる上手さがある。
ところで、力輝斗はなぜ虐待されていたのだろう?下山の母はなぜ映画の公開を承諾したのだろう?沙良はなんであんな性格に?その辺りのことをもう少し知りたかった。

0
2024年03月25日

Posted by ブクログ

児童虐待、引きこもり、いじめ、殺人。
新人脚本家と新鋭映画監督、2人の共通の故郷で起きた殺人事件とそれぞれの生い立ち、複雑に絡み合う事件の真実は‥。
どんな真実があったとしても、虐待やいじめ、それらが人格に及ぼす影響はつらく苦しく、読んでいて心が重かったな‥。

0
2024年03月20日

Posted by ブクログ

✼••┈┈┈••✼••┈┈┈••✼••┈┈┈••✼••┈┈┈••✼
わたしがまだ時折、自殺願望に取り付かれていた頃、サラちゃんは殺された──新人脚本家の甲斐千尋は、新進気鋭の映画監督長谷部香から、新作の相談を受けた。十五年前、引きこもりの男性が高校生の妹を自宅で刺殺後、放火して両親も死に至らしめた『笹塚町一家殺害事件』。笹塚町は千尋の生まれ故郷でもあった。香はこの事件を何故撮りたいのか。千尋はどう向き合うのか。そこには隠された驚愕の「真実」があった……令和最高の衝撃&感動の長篇ミステリー。
✼••┈┈┈••✼••┈┈┈••✼••┈┈┈••✼••┈┈┈••✼
そことそこが繋がるのね
お前のせいだったのかと
最後は真相が分かってよかった

0
2024年05月07日

Posted by ブクログ

『落日』、、、。このタイトル切ないねぇ。
1つの太陽が沈んでゆく瞬間をいろんな場所で、いろんな人がそれを眺めてるんだなぁ。
そしてまあ、この物語のもうひとつのキーポイントは『映画』だと思うけれども、個人的には、それとはまた別の、ある“物”の方がすごい物語を通して存在感があって、大事な意味を持っていたと思ったかな。

現代パートと、回想パートが交互に繰り広げられるから、そこだけ注意して読んでみてほしいと思います。伏線はもちろん、山盛りなので、再度読むことで、より深く作品を味わえると思います。
読んだ日には「今日ちょっと夕日見よ」って思えるはずです、、。

あとネタバレは避けるけど、おいお前、お前はまじで許さん。

0
2024年03月03日

Posted by ブクログ

語られるエピソードの時系列が混在しているので途中で振り返りながら読んだ。登場人物の関連が分かった時には「なるほど!」と。

0
2024年02月26日

Posted by ブクログ

ネタバレ


本当のことって 本人にしかわからないし。 香りは想像でしかないから ウワサとかそういうのに 左右されたくないなと思った

事実は変えられない

真実はそれぞれにある いつか、整くんが言ってたの 思い出した。

まさにそう。

最後はみんな前向きになったのは よかった。

0
2024年02月09日

Posted by ブクログ

2024年1冊目

湊かなえ先生大好きなのに個人的にはそこまで刺さらなかった、、一気読みしなかったために勢いに乗れなかったせいだろうか、、

0
2024年01月17日

Posted by ブクログ

湊かなえ特有の、今は誰の一人称なんだ?と思いながら話が進んでいく。(1回で理解するのが難しい)
終盤の怒涛の展開(種明かし)では鳥肌連発。ヤバい作品。

0
2024年01月15日

「小説」ランキング