感情タグBEST3
Posted by ブクログ
エーリッヒ・フロムの思想をコンパクトにまとめた本。以前、何の予備知識もなしに『愛するということ』『悪について』を読んだことがあって、なかなか難しく感じていたが、本書を読んで「あれはそういうことだったのか」と漸く理解に至った。フロムの思想は全く古びていない。寧ろ、今だからこそ読まれるべきだと思う。どのように生きたら良いのか、確かな指針がここにはある。またフロムの本も再読したい。
Posted by ブクログ
読む人に優しく寄り添う本ではなく、彼の探求した真実について冷静に厳しく諭してくれる内容で、甘えた気持ちは一気に消滅します。そこが良かった。
厳しくも偽らない言葉がどのページにも書かれています。
人は皆自分は幸福を求めていると思っているが、実際には幸福では無く社会における成功を求めているに過ぎない。
社会に適応出来ている人は、自分は正常であると考えているが、本当の自分自身を日々捨て去っている。
社会に適応出来ない人こそ正常であり、誰よりも健康的だと記された一文には私も以前同じ事を思った事があり、得心した次第です。
Posted by ブクログ
エイリッヒフロムは、『愛について』『悪について』など
今まで読んで、なかなか示唆に富んだ内容であり
ある意味衝撃を受けた本の著者です。
この本も、それぞれ愛についてに通ずる内容の本で
面白かったです。
自分を見つめる一つの指針になると思います。
Posted by ブクログ
恥ずかしながら本書で初めて知った人。合理的権威とか非合理的権威とか当たり前だけど日常で何の疑いもなく過ごしているから人間の根本的なところと関係しているとみえる。
一見すると当たり前っぽいけど非寛容と戦争(カネも含む)に塗れている今でも成し遂げられていないことを思うと普遍な事なのかもしれない。
追記
読んだ事を忘れて再読。
愛情の項目の責任、尊敬、知識(もう一つは忘れた)辺りは大事。